【次男が付いて離れない…。】『お父さん、ガサガサ行こうよ。』にお付き合い。

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【次男が付いて離れない…。】『お父さん、ガサガサ行こうよ。』にお付き合い。

今年の夏は、本当に自宅で過ごす事がなく、家族との交流も疎かになって申し訳ないと思っている。
しかし、北海道に通い始めて今年の夏で3年目。今年の夏がある意味『勝負だ。』と決めていたので、とにかくフィールドへ通う事を何よりも優先する事にした。

毎週北海道に通い、北海道の海を勉強する。
現場で得ることが小生のスタイルであり、動くことで知識を積み上げていく。合理性の無いこんなスタイルだから、ひとよりも「のろまな亀」なのだろうし、業績も付いてこない。
でも「釣り」を仕事にしている以上、モノを作る上で、どうしても自身が徹底して納得いくものを仕上げていかなくては気が治まらないのだ。だから北海道に今、通っている。北海道の海で勉強させて頂いている。

しかし。
この気持ちは、なかなか子供達には伝わらない様で、小5の次男は反抗期も始まって来ており、小生が留守をすることを逆手にアレヤコレヤを要求してくる。
親として、その甘えも嬉しいのだが、正直いくつもの予定が重なってしまうと、つい疎かになってしまいがち。子供からのメッセージを見失いかける。

「これでは、いかん」今年夏初の「ガサガサ大作戦」を強行突破して行なって来た。

自宅近所の農業用用水は相模川からの引き水が行き渡り、少しずつ水中生物が多くなって来た。ドジョウの産卵も終わっており、稚魚がたくさん用水の脇からでも見る事が出来る。

次男は「お父さん、◯×◎横の用水に小魚がいたよ」とか「田んぼにオタマジャクシが大量に居るよ」だとか、小生を動かすキーワードをいくつか並べて来た。

「ガサガサ行こうかっ」の言葉に興奮してくれる次男。
さっそく網とバケツを準備し親子ガサガサ大作戦の時間となったのだ。次男はどうやら小生が北海道出張時にいくつかポイントへ入って、水中生物の様子をチェックしている様で、どこどこで、何々が捕れた、だなんて話して来る。

「ふむ、ふむふむ。」と軽く相づちをうつがあまり真剣に聞かない小生に「聞いてるのっ?!」と怒りながら突っかかって来る。
知らぬ間に自己主張も強くなってるなっ、と子供の成長を感じる小生。田んぼの用水路に着くと、さっそく「ガサガサ」開始。

決して広くない用水路だが、そこに上手く網を沿わせて探り始めた。捕れたのは、ドジョウやアメリカザリガニ、モエビなど。バケツに入れて、観察する。

「まだまだ小さいねっ」
昨年までは捕獲した獲物は自宅のカメに入れて飼育していたが、今年は飼育管理の小生が自宅にほとんど居ないので、飼う事が難しい。それを説明すると「リリースしよっ」と次男。

「次に獲る時は、大きくなってるかなっ」この言葉、嬉しいねっ。
釣りの仕事をしている小生。釣る魚も限られた資源の中でのレジャーだ。乱獲するとすぐにフィールドは終わってしまう。
本来生息している環境を崩す事は、やはり慎まなくては、これから先も楽しむ事が出来なくなる…。そんな話を実際の仕事の場面とすり合わせながら次男に伝えてみた。

次男、かなり納得。
次男との接する時間は共通のスポーツである柔道の時間程度。ただ、現在はその時間も思う様に取れていないのが現状だ。こうした自然を通じた時間も大切にしてあげたい。

蒸し暑い日中、汗を流して楽しんだ「ガサガサ大作戦」
「一時間だけ、湯快爽快(近所の温泉)に行こうか」の声掛けにさらに大興奮。ふたりお湯に浸かり、今日捕れた水中生物の話をしながら息子の成長を肌で感じた小生でありました。

「今度は、乱取り(柔道)しようねっ。ウッチー(内村直也先生)の背負い、少し出来る様になったよっ」自慢げに話す次男の横顔が、増々小生に似て来たなっ、と思う夏のひと時でありました。

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keitanhiramatsu