【2/9 謹賀新年、ヒラマサに逢いに】さあ、福岡 姪浜港から出港です。
風が吹いていた。三井ガーデンホテルから見た窓はまだ薄暗かったが、駐車場で嫌な風を感じる。
荷物を纏めてタクシーに乗り、8時半に姪浜港へ到着。4年ぶりに来た姪浜港。知らない港のゲートなどがあり焦ったが、無事に船までは辿り着けたのだ。
タックルセッティングが始まる。タックルは、ジギングタイミングが2セット、キャスティングタックルが1セット。これをささっと組み上げて、衣類を着替えていた頃に海楽隊 東野船長が到着。
みんなご挨拶を済ませて、乗船にかかる。
今回、2泊で壱岐島に宿泊。だから、日常衣装も持ち込む。船の甲板に積み込み、タックルだけは完璧にして9時過ぎには出港。
まずは、糸島半島周辺の無人島、有人島周りの浅場をキャスティング中心で狙って行った。午前中から昼過ぎに掛けて、ジギングはダメ。
当然、水中の活性が良くないからキャスティングにもヒラマサは出て来ない。ヤズ(ブリの子)はジャレる様に釣れてくるが、ほぼ全てタグを付けリリース。
タグ付けは海楽隊 東野船長も推奨して下さり、玄界灘での理解ある船に感謝。大量殺戮しては、いけない。
意味のあるキープ、と私は唱えてきているので、理解してもらいたい。
スタイルは、変えないでこれから先も資源保護に努めていきたい。午後からの潮止まりが終わり、壱岐島周辺の曽根周りには潮波が立ち始めた。
鳥は出ていないが、2ノットを越える流れになると、ヒラマサからの反応が良くなってきた。10kgをゆうに超える様なサイズがバイトして来たが、フッキングに至らず。
その流れでミヨシでキャストしていた加とちゃんのタックルが絞り込まれた。
ロッドを立てない様にファイトする。リフト時のロッドの振り幅を短くし、魚と自分との間合いにアソビを作らない様にする。船を感じたのか、再びラン。
しかしこのランは最後のダッシュではなく、シャークアタックに寄る走り。尾の位置をガブリとやられて上がってきたヒラマサは、実測16kg。
もっとあったかもしれないが、血が吹き出していたので近寄れず(笑)
この1尾にて初日の釣りは終了。宿は《割烹料理 網元》さん。印通寺石田港からすぐであり、タックルを真水で流して各自ホテルの部屋へ。
大好きな温泉で身体を休めたい。ダッシュで大浴場で身体を温め、これ以上ない贅沢な時間を過ごす。
晩ご飯は、気ままに割烹料理、と贅沢で大満足な夜となったのでした。