鎌倉の実家で新年を迎え、兄弟ファミリーと会い、参拝。
ジョギングや、大船〜藤沢などをブラブラして来たが、何と無く小町通りへ。
物凄い観光客の小町通り。
住んでいた頃は、まず近寄らなかった小町通りだが、離れてみると何と無く暇つぶしやら、そんな感じで。
…すると、見慣れた絵画が。
先程まで、あれやこれや話していたオヤジの絵が狭い小町通りのギャラリー前に看板で貼られていた。
恐る恐る入ると、そこは日本画のリトグラフの画商さんであり、鎌倉の超有名作家の作品がいくつか展示されていた。
実は小生、日本画家の息子。
オヤジは、堅物な絵描き…。
小生が子供の頃、絵描きで食えない時には教員免許を持っていたので高校の先生もしていた。
小生がまだ小学生の頃だったかな。
とにかく厳しい父親だった。その記憶しかない。
絵描きで食える様になったら、大学の教授、学長などになり、更に遠い存在になり、出来の悪いバカ息子は恥じるばかり。
しかし、時は過ぎ、正月に鎌倉へ帰れば、一緒に酒を飲み、むかし話に耽る様になれた。
さっきまで一緒に八幡宮をウロウロしていて、ちょっとしたタイミングで離れた時に、こんな看板が。
…あらためてオヤジの偉大さを感じてしまった。
父親の背を見て育ち、いつか超えたい!そんな気持ちで頑張り続けて来た40年間であるが、まだまだオヤジの背中は高いなっ…と、この看板を見て感じてしまった。
でも、いつか超えたい。
仕事内容は違えど、気持ちだけでも前向きにやってる姿を見せておきたい。
親孝行になるのかわからないけど、この看板を見た時に、たまらなく今よりも更に努力!と感じてしまった。
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