【炎の乱取り祭り】12月の締めは、乱取りだけでなく本当の《炎の夜》で盛り上がりました。
日本工学院八王子専門学校で毎月行われている《炎の乱取り祭り》今年ラストの稽古に参加して来ました。この乱取りの主旨は【いいぶさ日記】にて何度も綴って来た通り、専門学校生が卒業して社会に出て『柔道の稽古が出来る環境を』というスタートからのもの。(練習開始前の小生の体重)
そこに柔道好きな中年、青年の男女が集まり、柔道で汗を流す。ただ汗を流すのではなく、柔道場内は暖房で温め、日常生活でなかなか汗を流す事の出来ない人達への配慮?などが仕組まれた、強烈な交流会。(練習終了後の小生の体重。2時間の稽古で5kg落としました)
柔道仲間である宮本功三氏からのお誘いで、気付くと常連の様になっているが、ここで知り合えた人脈は小生にとって宝物。
仕事関係はまず絡まない、それでいて学生時代の重い上下関係も出来る限り絡まず(もちろん、人間としての礼儀は正しますが)参加者全員で和気あいあいと柔道を楽しむ事の出来る環境なのです。(中京の帯。高校時代の帯。最近、この帯が巻ける様になったのだ。)
柔整師OBとの乱取り、現役専門学生との乱取り、教員、小生の様なおっさん、などなど。4分を23本、各々体力を考えながら相手を見つけ、そして柔道が出来る時間を満喫して来ました。(しっかりポカリゼリーで水分摂取はしております)
体重も見事に70kg代に戻り「お帰り〜」体重へ。ガッチリ12月ラストの《炎の乱取り祭り》で稽古させてもらえました。
そして稽古後に専門学校OBや柔道家の皆さんと忘年会へ。
昨年も呼んで頂き、今年も八王子駅にて柔道を愛する人々での忘年会。小生、稽古で体重を絞り過ぎて疲労が溜まっており、少しペースダウンをはかるつもりで、出来るだけメインの位置には入らない様におしとやかな位置に座る。
忘年会会場は、焼肉市場。ここの食べ放題、飲み放題で2時間ガッチリ飲む、食べる、を開催される。
肉焼きのボス「パイセン」も参加しており、これは静かにしておかねばっ、と。
飲み物はビール。これで乾杯となり、小生は見事なまでにガス七輪をひとりじめ出来る席になった。
「やった。人生初のひとり焼肉を」とビールジョッキ片手に、ひとりで焼肉を焼いてみる。これ、意外と良いぞっ(笑)(5kg水抜くと、顔が変わってる…)
焼肉って、数人でワイワイしながら食べるのが当然だと思っており、巷(チマタ)で流行りの「ひとり焼肉」だなんて、と実は懸念していた。しかし、やってみるとなかなか「オツな物」であり、暫しひとり焼肉に没頭。
でも、そんな姿を仏「宮本功三」氏が許すはずが無い。キッチリとチェックしており、次から次へと助手が小生の前に送られて来る(笑)
助手の先生と一年を振り返りながら飲み、焼肉を食べて、普段通りの焼肉スタイルに。アルコールのチカラも入ってか、どんどん普段通りになってきた小生。
「これでは、いかん。お肉は焼く物ではなく、網の上で炒めるもの」が鉄則とばかり、助手の先生にお肉を焼き始めた。
まだ焼けていないお肉の上にお肉を重ね、そのお肉を網の上で炒める。肉から滴る脂。それが煙となり、そして炎となる。
視界は煙で遮られ、スタッフが慌てて窓を開けに来るが、その時は既に遅し。真っ白な店内で、網から登る炎が何ともたまらない状況であり、隣テーブル席の宮本功三先生の顔すら確認しにくい状況だ。素晴らしい。
こんな具合で、練習後の炎の肉乱取り祭りも無事お開き。今年一年、ありがとうございました。
帰り際時計を見ると「奇跡の時間」。
助手の先生方は次のお店を探す動きをしている。せっかくの先生方の集まりに小生など、お邪魔してはいけない。小生はここで退散。
JR相模線は中途半端な時間なだけにガラガラ。
押しボタンで電車のドアを開け、ひとりトボトボと帰路に着いたのでありました。
2016年、炎の乱取り祭りありがとうございました。さっそくの2017年1月からまたお世話になります。
もう、1月の稽古が既に楽しみでなりません。