【神奈川県柔道インターハイ予選】県立武道館で審判技術を学ばせていただきました。

柔道

【神奈川県柔道インターハイ予選】審判技術を学ばせていただきました。

新潟から自宅に戻ったのは、午前様。「御前様」を捩っての表しですが、24時を過ぎての帰宅に疲れはMAX。

しかし、翌日は高体連で審判をさせてもらうので早く床についた。

新潟出張時は、全柔連のHPで審判作法などを確認して一応審判モードにはなっていた。

普段は中学生の審判が中心で《少年法》での審判ルール適応となっている。しかし審判をしっかり行うには目を養わなくてはならない。

高校生の柔道はスピードもあるし、早い展開をより求められる。少年法ルールで慣れてしまうと、自身の審判技量の向上にもならないし、何より目がついていかない。

だから年に数回は勉強させていただく事で高体連の審判をさせてもらっているのです。

また今回は次男坊の高校生最後の学年でもあり、保護者として応援するのではなく、会場で横目で見守ってやりたいとも考えていた。

だからではないが、今回の審判にお邪魔させて頂いたのです。

パタゴニア

朝6時過ぎに女房が次男坊のおにぎりを作り、神奈川県立武道館へと向かった。

車中次男坊は耳にスヌーピーをはめて集中している。バックミラー越しに見える姿は、気合いが伝わったのでひと言も会話なく会場に到着。

次男坊と別れ、ひとり私は道場に向かい、高体連の先生方にご挨拶。新しい畳になっており空調も効いている。あの暑い「県武」ではなくなったのは嬉しいところ。

高校生らがアップを始める前に審判会場の割り振りと注意点などの説明を聞く。

私は次男坊の所属高校は避ける位であとは特になし。

道場生らが挨拶に来てくれる。キリッとした顔でみんな高校生らしい顔付きになっていた。男子100kg.100kg超級と女子全ては前日に行われており、この日は男子60.66.73.81.90kg級の5階級。

全国上位を毎回競っている東海大相模高、桐蔭学園、などの強豪校や日大藤沢など伝統校の選手らもたくさん居る。

審判員同士で「今日は6時におわるかねぇ」なんて言葉も出るほど。それほどの参加者を一日でさばく一員として今日の役目に努めるのでした。

私は第4会場。8人の審判員で回していく。

10時過ぎから試合は開始された。副審、ジュリー、主審、と3人審判が3人ずつの選手をトコロテン回し。特に66kgクラスはエントリー選手数が多く、GS(延長戦)も当然あるので試合進行時間は定まらない。

それでも準決勝まで各階級揃い、そこからは審判長の指名審判に変わった。私はここまで。

出していただいたお弁当を他の先生方と食べ、休息。いよいよ決勝までが出揃った。

決勝はひと会場での試合になり、四方(左右)から高校生らも観戦出来る。

60kg級から決勝戦が始まった。66.73.81.90kg級と、その度に応援の声も変わる。

今回は66kgクラス以外は全て同門対決。これは技量観戦としてみてしまう。普段同じ環境で稽古をしている者同士。なかなか手の内もわかっているので気持ちが強い方が勝ちに繋がる。

私の現役時代も60kg,100kg超級は同門対決でした。自分の現役時代をリークさせるつもりはないけど、何となく思い出した一瞬でもありました。

こうして審判勉強時間は終了。神奈川県代表の今年の選手が決まりました。

嬉しいのは、次男坊が代表を決めてくれた事。これは地味に喜びました。

それ以上に嬉しかったのは、所属道場生(吉原道場)が県代表に3人入った事。同じ審判をしている高体連の先生の中にも道場教え子がおり、その先生と「吉原(道場)から今年は3人もインハイ出ますね」と喜んだ。

今は所属は各高校になって各々稽古を積んでいるが、出身道場生がこうして全国大会に出場していくのを決めてくれたのは嬉しい。

ちなみに教え子先生の年代は二人県代表になっていた。

長男は負けてしまったが、二人の選手がインハイで活躍してくれたのも懐かしい話として会場で微笑んだのでした。

こうして私の高体連審判勉強は終わり。一翌日からは北海道ロケ。忙しく動き続けるのでした。

パタゴニア

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