【平松慶が感じたフライフィッシング】始めてみて様々な目線を初心で率直に。

つり

【平松慶が感じたフライフィッシング】始めてみて様々な目線を初心で率直に。

2025年は私にとってフライフィッシング元年。なぜこのタイミングでフライフィッシングを始めたのか…。時に今も自問自答する場面があります。

フライフィッシングをスタートしたフィールドは北海道。私は今年5月に朱鞠内湖へルアーフィッシングで釣行しました。その時のことです…。

午後からの渡船時間までロッジ前で準備をしていると、釣り場から戻ってきたフライマンのグループから聞こえてきた声が。

「圧倒的にフライよりルアーの方がアピール強いからね」「ルアーマンの方がポイントへのアプローチが早いしね」まるで出船準備でルアーを結束している我々に聞こえるかの様に数人が言っていました。

私はその時に「フライって大変だなぁ」率直にそう感じました。嫌味に取らず、本当にそう感じた瞬間を覚えています。

ルアーマンとしての考え方は、どんどん足を使い、新しいポイントへとルアーをキャストし続けて探りたい…です。これホンネ。ルアーを通す数を増やす事でヒット率は当然上がりますからね。

これがルアーフィッシングのセオリーだと思っています。

ならば、フライフィッシングのセオリーって何だろう。ふっと私の中で思ったのは「自分で見つけてみたらどうだろうか」と。

今年に入り、何となくですがフライフィッシングに興味を持つ様になった。毎年秋にアメマスを狙って湖に立ち込む釣りをしているのですが、ここではルアーマンよりもフライフィッシングをされている方の方が圧倒的に多いフィールドです。
(※ポイントに入る時期、タイミングにもよるでしょうが)

私は6ftクラスのロッドでミノープラグをビュンビュンと手返しよくキャストしては、ルアーでアメマスを探っています。

横に並ぶフライマンは12ftクラスのロッドを2回3回とラインのコースを定めて大きくキャスト(この表現が定かではないが伝えきれない)し、お腹周りに付けているバスケットへとフライラインをせっせと溜め込んでは、再び大きくロッドを振っています。

3日間ずっとこのスタイルを横目で見ながら私も回遊待ちのアメマス狙いをしてきたのですが、その時に明らかにフライキャスティングの上手いアングラーと、そうでないアングラーの飛距離の差やライン捌きの不慣れさとかを知ってしまったのです。

興味が無かったフライフィッシング。そこに違う目線で見る様になり、何となくですが奥の深さを感じたものでした。

しかし、私はルアーでトラウトゲームにハマっています。今更スタイルを変える気なんて更々無いよと思いながらの年明け。

魚釣りが上手くなりたい。今以上に釣りのスキルを上げていきたい。それは仕事として取り組んでいるオフショアルアーフィッシングへのバックアップにもなるし、アップデートにもなる。

全くの初心者で望む釣りを今年はひとつ付け加えてみよう、と新年に念頭したのです。

その時にビビビッと来たのが、あの長いロッドを回す様に振り、フライラインをビシッとキャストしているフライフィッシングだと。

これ、ほんと何となくなのですが、あの姿に憧れていたのかもしれませんね。

パタゴニア

そこから北海道の仲間に使っていないフライタックルを分けてもらい、わからないままキャスティング練習開始。

どうせやるなら、思いっきり初心者の自分を動画で残していきたいと《YouTube》配信で自分が引くに引けない状況を作ってみた。

シングルハンドの5番セット。これ私が独身の頃、釣具量販店時代に販売していた初心者向けセットもの。今はあるか無いかわからないけど、その当時はよく量販店では販売されていた。

そのロッドを握り、カメラも持って近所の公園へ。これが私のフライ元年のスタートとなったのです。

キャスティング動画を配信し、次はプロショップでフライラインの巻き直し、リーダー接続、ティペット結束…。(※現在編集中)これの動画更新。

これまでキャスティングやジギングでのラインシステム等の講習会は何度としてきました。

使い慣れた専門用語を羅列し、自分ペースでの講習会。

私は講習を受けて下さっている方々は分かってくれただろう、と自分目線での解釈で進めて来たのですが、完全初心者のフライフィッシング一連の説明を受けて唖然。わからない部分だらけで、講師側の解説が相手を思いやる気配りに欠けていたのだ、と。

続いてフライダイイング。これも初心者であり、言うなればアシストフックの作成を学ぶ(講師側目線と講習者側目線)時間と重なり合った。

フライフィッシングの特徴は、キャスティング技術も必要になる。現在、マグロやヒラマサのキャスティングゲームが流行っていますが、乗り合い船を見た場合に恐ろしくなる場合を多々みます。

また、イケイケなアングラーでドコドコのサポートを受けてるって人のルアーキャスティングを見ても「大丈夫か?」と疑問を投げたくなる様なにわかプロ気取りの人がたくさんいます。

YouTubeなどの動画配信って、本当に自由で簡単で便利な時代になりました。観たい、気になるものを検索すれば、すぐに観れる時代ですからね。

それが正確なものか、そうでないかと言う部分は定かでは無いですが。それを承知の上で私は丸裸(脱いだわけじゃなく、ありのまま)でフライフィッシングに飛び込んでみたのです。

YouTubeにはたくさんのコメントをいただきました。直接メッセージも多くいただきました。ある方からは、練習はフィールドへ出るのが一番、と教えてくれ、またある方は肘の使い方がこうすれば…などのアドバイスを下さりました。

良いコメントも悪いコメントも全て私にとっては、ありがたいお言葉。新しいチャレンジをする機会に色々な言葉を投げかけて下さりました。

北海道に入り、いよいよフィールドに立つ。横には誰もいません。上手くいくはずがありません。その時の心境は【春季北海道道東行脚‼️6/6】再び、ウェット流してニジマス狙い。2025年6月9日 2025年6月19日更新 に掲載しています。

でも、これが最初の本心でしたが本州に戻り、毎日みる川の流れでどこにフライを落としたら良いのか。落とすならどこからアプローチすれば良いのだろうか。そんな事ばかり考える様になってしまっている私。

フライを得意とする釣り仲間に連絡しては新調を考えているフライフィッシングの話を聞いたり所有していたフライフィッシングの本を読み返したりして、ふつふつとフライフィッシングへの沼に入りかけているのです。

否定から始まり、避けてきたフライフィッシング。釣り業界に入った19歳の終わりから全く興味を持たなかったフライフィッシングですが、56歳直前にして今、ゆっくりと歩み始めています。

あゆ友釣り、磯釣り、ヘラブナ釣り…これまで何度と業務勉強として経験してきた釣りですが、今回のフライフィッシングに関しては、どうも深く入り込みそうな感じがしています。

まあ、これは追求するかしないかは、今後の釣り環境にもよりますが、自身のアップデートを考えても面白みを感じ始めている気がします。これからの私を是非みといて下さいね。

パタゴニア

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