【5/5酷暑の神奈川から北海道へ】オホーツク海紋別沖でロケ終了。
昨夜のうちにタックルはおおよそ片付けておいた。パッキンまでは出来ていたので、ゆっくりとホテルの贅沢な朝食を楽しんだ。
空は快晴。これ以上ないロケ日和。こんな日に帰らなくてはならないと思うのも、まあ仕方がない事なんですけどね。
1日1便の紋別空港発羽田空港便。ホテルは11時のチェックアウトなので、それまで部屋で大人しくしておく。空をみると昨日までの空が何だったんだ!と思えてくる。
タイミングだから、仕方ないけど…それにしても晴れた空を見ているだけで寂しくなってきた。
前日に本州西部近くで台風が発生し、西日本から東海地方の交通網、ライフラインが大変な事になっているのを知った。
これから我々は羽田空港に向かう。無事着陸出来るのだろうか…そんな事まで心配になってきた。
チェックアウトのタイミングで有持船長から連絡が入った。「爆釣しています…昨日までの海とは全然違います」と。
マヂか…なんとなく想像はしていたのですが、やっぱり食ってるんだ。釣りに「あるある」ではありますが「たられば」とか言いたくないけど…。
後ろ髪を引かれながらの紋別空港を後にしたのでした。
定刻より30分遅れての搭乗となった。さらに上空で「紋別空港を離陸して30分後に前線の影響で揺れが予想されています」CAと機長からの繰り返しアナウンス。
台風の目に向かって飛行機が進んでいるので当然なのですが、まあよく揺れました。以前、福岡発対馬便機材で私が乗っていた機材に落雷があり福岡へ引き返した経験があるのですが、その時とよく似た揺れ…。
どうにか羽田空港に着陸出来た、といった感じでした。
しかし、更にそこからまた大変なのは、羽田空港上空に雷雲が有り機材から出られない。機材が空港内で停止し飛行機の中で時間だけが経過していく。いわゆる「閉じ込め」状態になったのでした…。
窓から見える外は激しい雨とカミナリが暴れている。もう最悪だ…。大幅に機材から遅れて出て、どうにか手荷物受け取りまで辿り着いたのでした。
しかし…1時間に1本しかないリムジンバス出発時間の2分に合わず、空港でさらに1時間の待ちぼうけ。最後まで天候というか、何かに包まれた感のあるロケが終了したのでした。
追記で翌日、そして更に翌々日。今期一番の釣果ですよ、と紋別の船長やアングラーから挙ってライン報告が入る。「たられば」をついつい考えちゃうのでした…。
それにしても、だ。疲れ果てたロケだったのでした。
ピュアフィッシングのスタッフ様、カメラマン様、現地船長やアングラーの皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。
でも次のチャンスを今から楽しみにしています。気持ちだけはポジティブに。