今日は身内に不幸があり、お通夜でした。
たくさんの弔電、申し訳ございませんでした。
釣りが好きな方でした。
海では、日本海で船を持ちブリや真鯛をよく冠島あたりで狙いに行かれておりました。
山では、テンカラ、ハエ釣り、そして、鮎。
特に美山川と保津川、上桂川にはシーズンになると毎週末行かれては、鮎の塩焼きを食べさせて下さった。
また、川の遊びも達人でした。
四つ手を神業で使い、海老捕り、ドンコ捕り。
それらを甘辛く炊いたものは、最高のおかずでした。
地鶏をつぶし、ひとつひとつのパーツを食べるときに説明して下さり、甘く焚いて下さったものが絶品でした。
その味に近付きたい、と何度も僕は練習してみましたが、「その味」になることはありませんでした。
また、継ぎ竿の竹竿(わかる方は少ないかも)をゴルディックのオープン時にまとめて下さいました。
「慶くん、これをもらってくれんか。」
恐ろしく高価なものなので、唯一自宅に保管してある釣具です。
がまかつから、オーナーばりにスポンサー移籍を考えた時、相談にのっていただきました。
「自分が切り開く、と言う意識が大切」
そう、言って下さり背中を押してくれた方。
移籍後、最初にメーカーから頂いたジャケットをプレゼントさせてもらった。
実は、それ以来釣りに出かける時は、ボクが渡したオーナーばりのジャケットを好んで着てくださって居たようで、棺の中に入れてもらいました。
いままで本当に有難うございました。
釣りをお互い愛し合った者同士、そして人生の大先輩としていつまでも忘れることはないでしょう。
天国でも、海に山に釣りに出かけ、そしてスキーにキャンプに、楽しんで下さいね。
ボクが渡したオーナーばりのジャケットを着て、天国の釣り場に行って下さいよ。
約束ですよ。
本当に、釣りの大先輩、お疲れさまでした。
「40歳の教科書」
沖縄の親友が送ってくれた。
サブタイトルが「自分の人生をみつめなおす」。
僕も人生、いつの間にか、折り返し地点に来ている。
まだまだ、やりたいことは山ほどある。
そして、見直さなくてはならないこともあるだろう。
「今の自分」をしっかりと見つめ、意欲果敢にこれからも進みたい。
今夜は、この本を読みながら、大先輩を思い出したい。
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