「慶ちゃん!美味いもん食べに行こうやっ!」恋人域を超えた?大親友《仏》こと宮本功三氏からのお誘いがあった。
そのお誘いがあったのが、サイゼリアでマグナムの白を2本目に突入してからの事。私はひとつ返事で「Yes」であり、その日程までは日々の業務に追われていたのだ。ことの大きさをあまり意識しておらず、前日になり、LINEでやり取り。
LINE功ちゃん「明日は、半蔵門線の半蔵門駅に5時半に待ち合わせね。駅に着いても、キョロキョロしないでね」
LINE小生 「了解!言われた通り、正装で行くから。でも、ホント俺なんか行っていいの?」
LINE功ちゃん「全然オッケー!楽しもうぜ」
LINE小生 「了解!じゃあ、明日ねっ!」
こんなやり取りをして、中央林間駅から半蔵門線に乗る。iPhoneで音楽を聴いていると、あっという間に半蔵門駅に到着。
功ちゃんとも、すぐに合流。 ふたりとも、普段では見られない衣装?に、ちょい、テレ気味(笑)
(メダリストの紹介を男女ともに行われた)
そんなこんなで、会場となる…とあるデカいホテルの4階へ。ホテルの入り口には、黒塗りの車が何台も入って来ており、ただ事ではない雰囲気をここで感じ取る。私はキョロキョロしながら功ちゃんと、まずはオシッコ。トイレから出て、ふっ、と横を見ると、オリンピック78kg級金メダリスト。「慶ちゃん、見るな!(笑)はやく受付しよっ」さっそくが、メダリスト。恐ろしいところに、入り込んでしまった小生…。しかし、時すでに遅し。勢いだけで、受付へと。
会場には、リオ五輪の代表選手になるであろう、世界大会の現役メダリストがそこらじゅうに居るではないか!
「功ちゃん!あれ〜選手じゃん!」「功ちゃん!こっち(功ちゃん)を金メダリストがみてるよ!」「来たキタ〜」
そんなスタートであった。小生は小さくなり…いやいや、この会場では十分に小さいのだが、より小さくなりながら、乾杯までの時間を過ごす。
まず、全柔連会長からのご挨拶、株式会社ミズノ社長、オリンピック組織委員会の方などなど、とんでもない方々の挨拶が続き、なかなか乾杯に行かないのだ。皆、話した内容は「リオでの活躍」そして「東京五輪」の期待。
トップアスリートを前にした会の挨拶内容は、つい耳を傾けてしまう。凄い内容で選手を励ましていたのが印象深かった。
さあ、乾杯!
仏と小生は、乾杯後すぐに食べ物を取りに行く。お寿司が目の前で握られ、手打ちそば、などなどの和食から、山の様に盛られたローストビーフやシーフードなどなど。どれも高級で美味しそう。まずはふたりで4枚のお皿を山にして、食べる。食べる。そして、呑む。いいかげん、ズボンのボタンがはち切れそうになったところで周りを見渡すと…。
やっぱり、たくさんの現役選手がウロウロしているではないかっ!
アルコールの勢いも手伝い、キョロキョロする小生とは真逆で、より背中を丸めて、下を見ながら存在感を消そうとしている仏。
でも…、すぐに仏の存在は見つかり、次から次へと過去メダリストが挨拶に来る。「功三先輩!ご無沙汰です!」「功三先輩!お久しぶりです」「功三先輩!」「功三先輩!」
昨年、オランダの世界大会に行った時、外国人選手から何十枚も一緒に「写真を撮らせて」と、その人気ぶりの功ちゃんを見て来たが、ここでも、その凄さは健在。《仏》の凄さを再確認。
普段、サイゼリアや汚い居酒屋でふたりでバカ飲みしながら小生と付き合ってくれている《仏》を慣れているせいもあり、やっぱり柔道界での存在感をこうして見ると、すげぇ〜なぁ〜と思ってしまう。
「慶ちゃん!飯食ったら、写真撮ってあげるよ。」との声に、周りを振り返ると、井上康生監督や南条女子監督、永瀬選手、七戸選手(まじでデカかった…)などなどたくさん居たので、写メを撮ってもらった。
「コウちゃんは?」と一応聞いてみると「俺は、女性としか、撮らない!」(笑)と言い出し、教え子でもある田代未来選手とパチリ!
「功三先生!頑張ります!」の言葉が印象的であった。(その後ろに写る西田先生と仏はガッチリその後話し込んでいた)
まだまだたくさん有名選手が居たのだが、私は正木嘉美先生が現役時代から尊敬していたので写メを撮ってもらいたかったのだが、人の多さで見失って写メチャンスを失ってしまった(笑)
そして、最後に「慶ちゃん!行くか!!」やっぱり山下泰裕先生に二人してご挨拶を。私の時代、憧れの方。山下泰裕先生とまず、仏がご挨拶。
「功三!元気かっ!!」そこから、世界マスターズの話しや現在の活動などを話して、私も一緒に話させて頂いた。
そこで出るのは出身校。そして、やっぱりどこでもウッチーこと「内村直也先生」の名前が上がる。どこででも、出身校の話しになると鳥居啓治先輩、内村直也先生、の名前が出るが、その環境で柔道をやれたのは、私自身誇りに思える。
そんなこんなで、あっという間の2時間半の「全柔連 新年会」も終わり、ふたり疲れ美味で半蔵門線に乗り、帰路についたのであった。
山下泰裕先生と、ご挨拶、お話しが出来た事は、本当に嬉しかった。そして、やっぱり《仏》は凄かったのであった。