【インドネシアのお土産】KOPI(コーヒー)タイムは、甘くまったりと。
過去、インドネシアで様々なお土産を購入しては自宅に持ち帰ったのだが、どれも女房や子供達は納得してもらえず、いつしかお土産を購入することをしなくなった。
ビンタンビールのロゴシャツや、すぐ壊れてしまう怪しげな電化グッズ、皮製品や木製の器などなど。木彫りの飾り物は、時間が経ったら虫が出て来たりして、もう「絶対的拒否アイテム」として我が家では認知され、お面なども一切持ち込み禁止物となったのであった。
そんな現状なので、お土産には毎回頭を悩ませる。ただ、種類によっては喜ばれる物もある。
それはコーヒー類。
焙煎された香りの高い豆、現地で挽いてもらい真空にしたもの、インスタントのもの、などなど。
他は紅茶やお茶。紅茶は独特な香りが喜ばれ、ミルクティーとして飲むと抜群。
コーヒーも紅茶も日本で売られているものよりも味が濃く、はっきりした味なので、怪しげなどこのチームか分からない様なサッカーウエアーやコピーまがいなロゴTシャツよりも喜んでくれたのを思い出し、今回のお土産はインスタントコーヒーにすることにした。
インドネシアで飲むコーヒーは、基本コーヒーの挽いた滓(カス)が沈殿し、上澄みを飲む様なスタイルが多い。
このスタイルは、間違ってコーヒーをグルグルと混ぜて飲んでもしたら、口の中にコーヒー豆のカスが入り、強烈に不快感を覚えるのだ。
小生、コーヒーが大好きなので、朝のレストランにマイボトルを持参して旅先移動中などに飲む癖があり、今回のインドネシアの旅でもマイボトルにはコーヒーか紅茶(どれも温かいもの)を持ち歩く様にして来た。
暑い地域で飲む、温かい飲み物。
これ、小生大好き。冷えて美味しく感じるのはビールと白ワインだけ(笑)あとは、だいたい常温か、温かいものを飲む様にしている。(お茶も最高!)
これ、今でこそ安心して(?)冷たいものを飲める様になったのだが、10年も前は、コーヒーに入っている「氷」が怖くて飲まない様にしていた癖なのだ。
パプアニューギニアに20年以上前に行った時は、本当にその辺りを気にして、気をつけていた思い出がある。
最終日、ポートモレスビー(パプアニューギニアの首都)に戻って来て、高級ホテルで飛行機搭乗時間までを潰すスケジュールがあり、「国際ホテルクラスだから、もう安心だろう」と安心した。
ホテルのレストランでコーラを頼み飲んだ際、最後の最後に大変な腹痛にやられた苦い思い出がある(笑)
とにかく注意し、食べ物に気を使っては、神経質になっていた。
もうこれで国際線に乗って帰るだけ、と安心した自分がいけなかったのだが、帰りの機内での腹痛の原因は、国際クラスのホテルでの「コーラ」しか思い当たる節が無かったのだ。
昔からそんな経験があり、当然インドネシアでも慎重になる癖があり、つい「温かい飲み物」が多くなったのだ。
さて。
今回購入したのは、ミルク(スス)とシュガー(グラ)がたっぷり入ったインスタントコーヒー。このインスタントコーヒーはとても甘くて、美味しい。
(ワルンでこんな感じでどこにでも売られているが、やはりスーパーの方が新しくで種類も豊富)
これは、バリ島でマッサージに行った際、少し待ち時間があり、その時にスタッフがくれて「美味いじゃん」と味を覚えていたから。
ジャカルタでスーパーへ行き、このインスタントコーヒーを探してみた。売り場に立つと、まあ種類の多い事。
様々なメーカーのものが出され、そしてシュガー(グラ)なしのものや、ミルク(スス)多めのものなど種類も豊富。
ただ、これも以前失敗したのだが、どうやらインドネシアではコーヒーにジンジャー(ショウガ)を入れて飲むのが「美味しい」とされている様だ。
それを日本でお土産にして持ち帰ったら、とっても飲めた物じゃない。好き嫌いはあるのであまり強くは言わないが、小生には合わなかった。
だから、今回「ショウガ」の絵が描かれているものは絶対に間違えて購入しない様に、と注意した(笑)
小生、東南アジアが好きで、色々な国を旅しているが、どの国でも本当にド定番の「甘いコーヒー」。
マレーシア、シンガポール、タイ、カンボジア…どこの国でも暑い炎天下の日陰で「熱くて甘いコーヒー」をゆっくり飲む、あの雰囲気がやっぱり好きなんだよなっ。(マレーシアでは、朝食に甘い練乳たっぷりのコピと、カレーのナンが定番だった…)
我が家では、今回もあまりこのお土産は喜ばれなかったのだが、ひとりインドネシアを思い出し、夕方のお茶タイム、【いいぶさ日記】を書きながら飲んでおります。