【別格スイーツ発見】洋菓子イイダ。柔道猛者が作る絶品のカスタードに惚れ惚れ。

グルメ

【別格スイーツ発見】洋菓子イイダ。柔道猛者が作るゼッピンのカスタードに惚れ惚れ。


「インターハイ チャンピオン」このフレーズ、高校時代に部活に打ち込んで来たスポーツ高校生は皆憧れるフレーズであり「頂点」に立つことの厳しさ、大変さは言葉では表すことが出来ない事。

例えば、高校球児も同じことで「甲子園出場」は勲章であり、憧れだ。「甲子園優勝」だなんて、もっと凄い事であり、軽々しく口にも出来ないだろう。
スポーツ校出身の小生、高校時代に育った環境は「インターハイに出場し、よし。優勝して、おめでとう」これが運動クラスの暗黙の意識環境であり、ギラギラいた雰囲気が漂っていた。

野球部の連中は甲子園出場、サッカー部は冬の選手権、バレー部は春高バレー、陸上部、水泳部、相撲部、ハンドボール部…まだまだ他の部活も「インターハイ出場」はクリアーし、クラスで大きな顔していたことを思い出す。

柔道部も個人で行った選手は同期やひとつ上の先輩や下の後輩も当然いたので「インターハイ」というフレーズにはどうしても過敏反応してしまう小生…。まあ、それほど小生も行きたかった、目標にしていた、という事だ(笑)

同級生で今も激しく付き合っている宮本功三先生も小生の時代にインターハイチャンピオンになっていた。当然彼の名前は高校時代から知っていたし、その後も柔道界で活躍してきたのを知っている。
そんな宮本功三先生の高校時代の後輩と【炎の乱取り祭り】を通じて柔道をする機会が増えたのだが、その後輩君も「インターハイ チャンピオン」なのである。

彼はよくフランスの柔道チームを連れて【炎の乱取り祭り】にやって来た。フランスの選手(まだかなり若い20代前半のバリバリな選手達)と小生も何度も稽古させて頂き、彼にこんな素敵な環境を作ってもらい感謝している。
フランス語も話すし、激しく柔道も乱取りしているし…何年前だろうか、彼を功三先生に紹介してもらったのがキッカケで仲良くするようになり、先週もガッツリ遅くまで飲んでしまったほど…。

酒の飲み方も豪快。笑い方も豪快。しかし、柔道は物凄く繊細で相手を徹底して研究して相手に合わして入り込んでくる猛者。

そんな彼【飯田 篤】君の本職はパティシエ。ケーキ職人さん。
「俺、メレンゲ捏ねるの、めっちゃ上手いですよっ」豪快に笑いながら、柔道談義中も柔道ネタは謙虚にする姿勢がまた素敵なところ。
次男も飯田篤君との乱取りが毎回楽しみの様で、しょっちゅう当たりに行ってはご指導して頂いている。

「お父さん、俺の誕生日は飯田先生のケーキが食べたいんだけど」誕生日の数日前にボソッと言った次男。
でも、そこはうまく交わす。
「お父さん、飯田先生のお店知らないから、無理だよ…」そんな返答に次男は納得して、発した言葉も忘れている様子で誕生日を迎えた。
飯田篤君に急いで連絡する。「柔道っぽいケーキ、出来る?」かなり大変なお願いをしてみた。
「ケイさん、いいですよっ。やります」さすが柔道繋がり。即答でOKをくれ、楽しみに出来上がりを待ったのだ。

出来上がり、女房と取りに行く。
素敵なケーキを作って下さり、次男の誕生日は本当に素晴らしいケーキでお祝いすることが出来たのだ。

さらに、Facebookでその事をアップすると仲間内(お客さん)から「洋菓子 イイダ」はシュークリームがゼッピンなのですよっ。この辺りでは本当に有名なんですよ。と教えて頂いた。

シュークリームに目が無い小生。特に「カスタード」は大好物だ。「タマゴ先輩」なだけにカスタードものは我慢出来ない。
次男の誕生日ケーキを取りに行った際、シュークリームがお店で輝いていたので、もちろん購入し食べたのだが、その味がもう食べたくて、食べたくて。

「今日、時間ある?」女房に聞き「洋菓子 イイダ」のシュークリームが食べたいのだ、と伝える。女房もその味に惚れ込んでしまっており、即答で「行くっ!」と。

自宅から座間キャンプ前を通過し、座間市役所方面へと走る。「赤い橋」を通過しコストコを越えたらすぐ。

お店に到着。
「あっ!ケイさん。この前(先週の飲み会)はどーもっす。飲み過ぎましたね」豪快に相変わらず笑いながらの飯田パティシエ。
「シュークリームが恋しくて、来ただよっ。あの日、飲み過ぎたなっ」3人でハイボール60杯は、やっぱりやり過ぎだ(笑)
そんな話しをしながら、話しよりも美味しそうでたまらないシュークリームを購入。

自宅に戻り、次男が帰宅するのを待ち、紅茶を入れて準備。
帰宅や否や、すぐに午後の「ティータイム」

この黄金のカスタードが溢れるほど詰まったシュー。シュー生地も「パリっ」としているだけの簡単な焼き具合ではなく、口に入れると、「ハニュ。」とシュー生地が飲み込むまでの最後の主張を口内でする。
シュー生地の存在感を感じながらも黄金のカスタードクリームを舌で包み込む様にしながら味を確かめ、脳に一撃で「美味い!!」と伝わる。

柔道の乱取りを彼とすると「上手い!」と思う技が小生の下手な技の後にシャープに飛んで来る。そして投げられる。「技師」だ。
シュークリームをひと口入れただけで「マイッタ!」と言わすほどの瞬時な優しさと食べた人を幸せにする味を与えてくれる。「職人味」だ。

頂点を極めたひとって、本当にその道でなくても極めていく「チカラ」があるんだなっ、とツクヅク思う。
パティシエ飯田篤君の作るシュークリーム。
近所の方、もうすでに常連さんもいらっしゃるかもしれませんが、これを機に出掛けてみてはいかかでしょうか。

こんな素敵な誕生日ケーキも出来ちゃいます。

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