【ミシンで縫いもの】家庭科の授業を思い出し。しかし、難しいぞ。
破れたスボンを直してみよう…そんな気持ちになり、我が家で触れたことのなかったミシンにトライしてみる事にした。
初めてミシンに触ったのは中学生の頃だったのかな?記憶も定かではない程なのだが、取り敢えずミシンに電源を入れ、縫い糸をボビンから針先まで記された番号の順番で通していく。
下糸?もボビンに巻き入れてさっそく破れた箇所に手を当ててスタートスイッチを入れてみる。
「ガジャガジャ〜」開始だ。この音が懐かしい。ミシンのモーター音。子供の頃、母親がミシンで縫い物をしているところを見るのが好きだった小生。母親がミシンをする横で二人っきりで話すことが出来る唯一の母親独占時間。
母親は上手にミシンを使い、破れたズボンの修理やキルトのバッグなども作ってくれた。あの音だ。
「ガジャガジャ〜」そんなことを思い出していると、ミシンは同じ位置をずっと縫い続けており、スタートから大失敗。
電源を止め、もう一度縫い口を確認してゆっくりとスタートボタンを押す。
今回直したかったのは、ヘンプ生地で出来たパタゴニアのパンツ。はき過ぎて生地が薄くなり、膝の部分が見事に破れてしまったのだ。
古い柔道衣の下(ズボン)が当て布生地で用意しておいたので、ランダムでも強度が出る様に縫いたかったのだ。その様子を笑いながら見ている女房。
「父さん、めっちゃ真剣な顔してるし、笑える!」と茶化しながらも、小生がおかしな動作をしないか、監視してくれている。
折り返し地点になったので、ズボンの口を逆に向け、またランダムに縫い続ける。
「ガジャガジャ〜」だんだん楽しくなって来た。
ミシン糸(下糸?)が足りなくなったので、ボビンに補充巻きをして再開だ。
「ガジャガジャ〜」何度も何度も同じ位置近くを縫い続け、強度を付けていく。「そろそろ良いんじゃない?」監視員女房があまりのしつこい小生の縫う様子にストップをかける。
ミシンからズボンをとり、縫い糸をカットして処理の仕方を監視員女房に教えてもらい完成。
「父さん、笑えるっ」どうやら小生のミシンを使う姿があまりにも似合っていなかったのだろう。ゲラゲラ笑われたのだが、まあ無事完成したのでほっとした。
こうして20数年ぶりにミシン復活デビュー戦。
これからは破れたものをどんどん直してみたくなってきたのであった。
「そうだっ!」靴下も穴が空いていた。これは毛玉取りをしていてミスったもので、そこも直したい。さらに愛犬次女イヌにも噛まれて破れていたので、そのついでに手縫いをする事に。
老眼だろうか。最近細かなものが見え難くなって来た小生であり縫い針に糸を通すのが大変であったが、靴下2足も無事完了。
ミシンを使って少年時代を思い出し、靴下を縫いながら、慣れて来た自分に満足度MAX。
「女子力上がってるやろっ?」と女房に聞くと「きしょいわ」とこれまた爆笑された正月休みの出来事であった。