【パプアニューギニア・マダン】やめてくれよ…真夜中にベッド回りに歩く人影。

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【パプアニューギニア・マダン】やめてくれよ…真夜中にベッドの回りに歩く人影。

これを書いていると何か人の気配?人影?が気になって仕方が無い。思い出すだけでそんな身震いする不可解な現象がその夜から始まったのだ。

諸外国へは様々な旅をして来ているが、どうしてかパプアニューギニア(以後PNG)だけは霊的体験というか、心理的な恐怖怪奇現象があまりにも多く起きている。

こうして掲載する内容は、私自身でも相当はっきりした恐怖怪奇現象であり、それよりも弱い内容は毎回たくさん感じている。

私が霊的予知能力を持っているか、と言えば、持っていないと信じたい。出来るならそう行った霊能力は無い方が嬉しいのは確か。
一人で何日も自宅を空けて出張続きの生活があるので、お願いだから近寄って来ることだけはお許し願いたい、と毎日のように思っている。
しかし、今回もPNGで感じてはならない「何か」を思いっきり感じてしまったので、その時の様子をお伝えしたい。

それは、予想もして居ないタイミングで襲ってきたのだ。

パプアニューギニア・マダン。ここの「マダンビーチリゾートホテル」という、マダンではグレードの高いホテルに宿泊した私達。
テレビ撮影も兼ねており、撮影スタッフ数人と何部屋かに分けて宿泊し、日中は沖で釣りのロケとなっていたのだ。

現在PNGへの就航便はどのようなスケジュールになっているのか分からないのだが、私達が頻繁に通っていた時代は1週間に1便。日程を10日、11日と延長しての滞在となるとシンガポールを経由したコースが毎度となっていた。

なかなか1週間ではロケは終了せず、10日前後が一番多い日程であったのだ。

宿泊した「マダンビーチリゾートホテル」はロケの度にリクエストしていたホテルだ。ホテル自体の敷地も広く、食事はホテル内で洋式レストラン、そして不気味であるが日本食レストランもある。ホテル外には近くに中華レストランがあるので大半は中華レストランで晩御飯を楽しんだ。

その日もホテルから出て数分真っ暗な樹木林道を歩いて中華レストランへと向かう。このタイミングだけは、現地ガイドをお金で雇い、ボディーガードしてもらう。明らかに危険な雰囲気だ。

どの国に行っても、中華食が私は一番好きで落ち着く。PNGも同じことが言えるのだがインドネシアなどの衛生面が不安定な地区では日本食も避け、必ず火が通っている中華に徹する。それを貫けば、あの強烈に辛い腹痛だけは避けられる。ただ、油が古くてそちらでお腹を壊した事はあるのだが。

この日も美味しく中華で鋭気を養った。撮影はまだ何日も続くので、バカ飲みなどせずに、満腹になったので冷房が効いた蚊帳で覆われたベッドに横たわり、ゆっくりとする。

ホテルは二人部屋。二人共のベッドに当然別々の蚊帳が付けられており、音は筒抜けであるが、なんだかプライベートが保たれているような雰囲気のベッドだから、落ち着くことができる。

ゴロゴロとベッドでして居たが、いつしかウトウトが本気寝となった様だ。同室者におやすみも言わずにその日は落ちる様に眠りについたのだ。

翌朝は5時起床。日中はほぼカメラが向けられており休みは船の移動中のみとなる。そして赤道直下の炎天下。暑さで体力は当然奪われ、中華でお腹が満たされたら、そりゃすぐにでも寝てしまう。

「はっ」気付いた時には、部屋は消灯されており、同室者の寝息が聞こえる。

なぜ、こんな時間に起きたのだろうか。私が宿泊しているホテルはビーチの上に海に突き出した状態の部屋。リゾートで良くある、それである。

外を蚊帳越しから見てみるが、まだ暗い。喉がやたらに乾いていた。しかし、なんだろう、蚊帳の周りにいるはずの無い人影を強く感じるのだ。

「…誰だ?」頭の中で問う。…誰なんだろう、そこに居るのは。

もう一人の寝息は蚊帳越しに聞こえるから、同室者では無いのがわかる。キタ、キタ…。やはり今回も「何かが来た」のだ、とすぐに感じてしまった。

偶然見えたり、現れたのでは無い。起こされたのだ。蚊帳の中で周りの気配に集中し、目を瞑って様子を伺う。

なんとなく、近づいてきて居る気がするし、離れて行った気もする。怖くて目が開けられない。その時、蚊帳ベッドの頭側から何者かが動く気配がした。

横の位置から目を開けてこらしてみるのだが、誰も居ない。その直後、すぐに背後に人影を感じた。やばい。誰かが、いや何者かがベッドの周りをウロウロと回って居るでは無いかっ。

どうしよう、怖い。震え上がるほどの恐怖に今こうしてMacBook Airで文章を作成して居る最中でも、視界に何かが入ってきた。その時の恐怖が再び思い出してきたのだ。

あかん、人を呼ぼうか…。助けの声を、と行動に移したいのだが、声がまず出ない。同室者の寝息は変わらず、だ。

この恐怖に耐えて居るのは私だけだ。ベッドの周辺には数人の気配がある。ソファーに座る音、というか、ソファーが沈む気配まで感じるのだ。
目が開けられない。でもこのままでは襲われる。気合いを入れて目を開けて周りを見渡す。誰も、何も、そこには居ない。誰も居ない。しかし蚊帳がフワッと動いたのだ。そしてラップ現象の様な人の歩く気配は無くなり、同室者の寝息だけが聞こえて居るのであった。

「また出たなっ、やめてくれよ」心で唱える。近寄らないでくれっ。そう言い聞かせ、冷蔵庫まで出てペットボトルのコーラを取り出し、急いで口に運び、コーラを流し込む。

「ん?」後ろを振り向くと、そこにはまた人の気配がして蚊帳が揺れる。

              「わぁ============!!!!!!!」

もうその後は眠ることが出来なかった。この話を翌朝コーヒー時間に仲間に話す。日本食レストランが「マダンビーチリゾートホテル」にはあり、そこでひと握りのお塩を頂き、部屋の四隅に塩盛りをした。

これが浄めとなったのかどうかは分からないが、その滞在中はそれ以上怖い体験は起きなかったのが幸いであったのだ。

何なのだろう、毎回とも言えるPNGでのこの不思議な体験。帰国し、その話をフィッシングショー時に、あるオフショアプロアングラーに話して見た。

「平松も、それあったんかいなっ。俺もやでっ。俺はずっとラップ現象が止まらんかったよ」と。

そのプロアングラーとは沖縄の人気船長宅で一緒に泊まった事もあり、その時に船長宅でものすごいラップ現象を食らっていたのだが、そのプロアングラーもどうやら同じような経験を各国で受けているらしい。

私は正直、恐怖でいっ時ノイローゼになりそうな程であった。

今、これを書いて居る時にも視界にチラホラ出てくる気がして怖くてたまらない。

●パプアニューギニア(P.N.G)渡航回数 7回
●国内通貨:キナ

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keitanhiramatsu