【対馬の港で見たゴミ問題】海域に浮くロープやペットボトル、プラごみの行方。

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国境の島、対馬。ここは私のメインフィールドであり古くから通い続けている島です。

島への愛着もあり、海を学ばせてもらい釣りを楽しませてもらっています。

近年問題視されているのが、隣国からのプラスチックごみ漂着。特に対馬西側は国境線沿いともなっており、西風が吹く事でプラスチックごみが対馬西側全域に漂着します。

この問題は2022年12月22日更新《【再生可能エネルギー、プラスチック再利用】海を守るために出来る事は‼️》にて書いたのですが、それに繋げた提唱を今回綴ります。

現地を訪れて春田船長と話して感じたのは、プラスチックごみだけでなく、海にはたくさんの浮遊物があり、それらが船を扱う者たちがどれだけ迷惑しているか、と言う話を聞く事が出来ました。

この問題は対馬だけでなく、日本の海域全てにおいて同じ事が言えるのだろう。今回プラスチックごみの話から、更に具体的な海域ごみ問題を真近に見れたので書かせていただきました。

パタゴニア

朝、樽が浜港で出船準備をしていました。船着場には山になっていたロープの切れ端があり、気になったので船長に聞いてみました。

これは「航海中にみつけたロープ。漁業している時に、ペラに絡んだら大変な事になる。漁師はそれを何度も経験して来ているので、みつけたら拾い、こうしてまとめておくのだ」と。

春田船長と釣りに出掛けていて、何度も走行中にペラにロッドが巻き付き、その度にウエットスーツを身に付けナイフを持って海に入る。

大変な作業を何度も見てきたし、春田船長だけでなく、他の遊漁船でも私は遭遇してきました。

「藻が絡むならまだ良い。でもロープだけは大変なんや」といつも言っていた。それを知っていたので、日頃からこうして海の掃除をされているんだ、と実感。

この集められたロープがどうなるのか、も教えてもらった。

樽が浜港では、3ヶ所にこうして海で拾ったロープを山にし、それを定期的に対馬市役所のゴミ収集車が回収に来るのだそう。それを分別しアガミにあるゴミ処理場へと運んで処分してくれるとの事。

ロープごみは、どこから流れてくる、どこが出している、の特定は出来ないですが、漁協と市が連動し、離島でのごみ問題に対応している事を知った。

これまで、対馬に来たらヒラマサの事ばかりを意識していたが、昨年12月に更新した【再生可能エネルギー、プラスチック再利用】海を守るために出来る事は‼️を書いて、自身の目線も変わってきた。

意識を変える事でこれまで見えていなかった部分への着目も変わり、より海に対しての気持ちに変化が現れてきた。

勝手な都合だが、海を大切にすれば、海の恵みが返って来る。豊漁であったり、安全航海だ、と思える様になってきた。

海に関わる仕事をさせてもらっている者として、こうした意識改善もこの先大切になって来るだろうし、これまで海で学ばせて頂いた感謝にも繋がると感じています。

釣れた、釣れた、を優先してSNSで拡散して来て、それも必要だと思うと同時に、これからはこうした現状も時に伝えていきたいと感じています。

ずっとこの先も釣りを続けて行きたいから、海に感謝する気持ちを忘れない様にしていきたい。

パタゴニア プロビジョンズ

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keitanhiramatsu