【気付けば5年も着用してきた、パタゴニアウェーダーをプチメンテ】手を掛けて大切にしてます。
ウェーダー、ウェーディングシューズを新調して気付けば5年…。
全く水漏れの心配もないし問題無しなんですが、ついメンテナンスとか気になってしまいます。
私はそもそも北海道でしかトラウトゲームをやらないので、北海道や本州の本気モードで熱いアングラーさんに比べたら使用頻度も少ないと思います。
一年で、春夏で3回以上、秋2回以上。一回のトリップで最低5日だから5日を春夏秋合わせて年間25日。これを5年で125回使用。少なく見積もっても、これくらい。
まあ、こんな数ではないにしろ、単純計算で5年で125回位しか使用していない計算になります。
※細かく計算したら、もっと使ってはいますが。あくまでも最低数で計算しています。
これまで春になるとウェーダー一式を北海道へ送り、現地のアングラー仲間宅で洗い乾燥させて預かってもらい、秋のラストに再び自宅へ持ち帰ってくるのがスタイル。
今年はまだ1釣行残っていますが、汚れとか酷かったので今回持ち帰ってきました。
帰宅したら、ウェーダーもシューズもしっかり水洗いから始めて完璧に乾燥させたらウェーダーには防水加工、シューズには革ワックス処理をしています。
もう「いいぶさ日記」愛読者さんならご存じですが、私はとんでもなく足がデカい。30.5cmの巨大足は日本人企画としてはデカ過ぎで既製品を探すのにもひと苦労。
半期に一度、パタゴニアさんからUSのみの販売サイズを入手させてもらっています。
そんな足なだけに、ウェーダー、シューズ共に相当大切に扱っていますが、フィールドでの脱ぎ着は人並みなので雑に扱ってしまう場面もあります。
今回はフェルトシューズの減り確認と、ウェーダーのネオプレン生地チェック。
ダナー共同リリースのウェーディングシューズは貴重な12インチでこれから先も大切に穿き続けていきたい。今季の釣りが終了したら、フェルトソールからビブラムソールに交換しようと思っています。
夏場に履いたサブシューズのビブラムソールの履き心地がよく、この先を考えてピッタリサイズの方もフェルトソールは卒業しよう、と考えました。
本州の釣り仲間から「絶対フェルトソールが良い」と言われたので、私がビブラムソールの履いた感想を伝えてもなかなか理解してもらえなかった。
これはその人の好みなのであまく強くは言えませんが、実体験でフェルトソールの怖さを味わってから、もうソールはフェルトをやめようと誓ったのです。
春の雨の日。ヒグマが多いエリアで釣りをしていました。会いたくないと思ったら、やはり遭遇してしまいました。
あまりの恐怖に仲間はささっと川の斜面を登り、逃げていく。私は、と言うと草が雨で濡れてフェルトソールのグリップが全く効かず斜面を登る事が出来ない。
生えているのはウドとかフキばかり。掴まることも出来ない。笹を探してどうにか斜面を掴まりながら登る事は出来たのですが、あの場面でもしヒグマが攻撃でもして来たら…。
今も思い出すだけで、ゾッとします。
夏に橋の袂から急斜面を川筋に入っていくポイントで釣りをしたのですが、その時はビブラムソールのウェーディングシューズを履いていた。
グリップを確認し、フェルトソールとの違いを知ってから、必ずシーズンオフになったらビブラムソールに交換しようと思えたのもフィールドで得た経験からでした。
今年の夏は色々と体験し、考えながらの釣行が多かった。釣果よりも釣行の質。現場で何を得られるか、を自分なりに解いてみた。
「デカいのが釣りたい、数が釣りたい」色々とこれまではありきたりな夢があり、それを望んで釣行を重ねてきた。
約10年北海道トラウトを続ける事で、ちょっとだけ目線を変える余裕というか、勇気が出てきた。それが具体的になってのが私のフライフィッシングなのかもしれないですしね。
そんな経験があっての思いでギアを見直したりする心の余裕が出てきたんでしょうね。
ウェーディングシューズのフェルト部分は付属品のシームボンドで丁寧に剥がれてきた箇所を接着。まだ今年穿くけど、ウェーディングシューズにワックスを塗り革を馴染ませてシーズン前の様に仕上げた。
まだ来年も履けるだろうフェルトソールも今季でビブラムソールに貼り替え。
来シーズンに向けて、ラスト釣行の前に釣行前チェックと意識チェックをしておいたのでした。
先日本州の釣り仲間からフェルトソールの事を再び聞かれた。
「北海道アングラーの加藤達也さんや西森隊長らは、なぜフェルトソールを履いているのか?」と。
まさか本当の理由は言えないからね。返答に迷った挙げ句「彼らは熊が出る様な危ないエリアには釣りで入らないから」と思わず言ってしまった。
まあ、この返答はウソじゃないから良いのだけど。でも、もっとリアルな答えはまた何かのタイミングがあれば、お知らせします。
11月末週から今年ラストの北海道行脚になります。きっと積雪でしょうし、かなり過酷なフィールドワークになるのは間違いないでしょう。
足のつま先から手の指先、頭のテッペンまで気を配り保温対策を考えれる貴重な時間です。
「釣果よりも釣行の質」これが最も勉強になり、経験になり、学びになります。その時間が無駄にならない様、まずは安心して使えるギアをメンテナンスし現場と向き合ってきます。
ちなみに…加藤ちゃんらがなぜフェルトソールなのかの本当の理由は「通ってるプロショップにフェルトソールしか売ってなかったから」というオチで終わりにいたします。
●平松慶体格データと使用ウェーダー関連
身長:169cm 体重:91kg 胸囲:110cm ウエスト:92cm 足のサイズ:30.5cm12インチ(本当は13インチを履きたいところ)●メンズ・スウィフト・カレント・エクスペディション・ジップフロント・ウェーダー SP20 サイズ:LRM
パタゴニア Patagonia メンズ・スウィフトカレント・エクスペディション・ジップフロント・ウェーダー FGE MXM●フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ SP19 サイズ:12インチ
パタゴニア Patagonia フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ(フェルト) FGE 12![]()











