【2025年を振り返って】平松慶、今年も忙しくフィールドへ、と。関わった皆様に感謝です。
あっという間に1年は過ぎてしまいました。
毎年12月になると翌年の遠征スケジュールが大凡出来上がり、遠征スケジュールに重ならない様にショートの出張や入ってくる新たな予定を組み込んでいくのがパターン化されています。
骨組みになるのは商い予定の地方出張、ヒラマサを求めての長崎県対馬、福岡。サクラマスジギングやフレッシュウォーターの北海道。
近年、GTのお客さんが減り海外や沖縄本島への予定は減ってしまったのですが、来年は組み込んでいきたいところです。
商い出張は大阪の問屋様展示会、北海道の問屋様展示会がベースになり、これに合わせて釣行取材も入れる動きは変わらないと思います。
毎年こんな動きで一年はあっという間に…流れていってしまいます。今年の一年を振り返って書き残しておきます。
●2025年1月
・K-FLAT社でメタルジグ第5弾【S(エス)ケープ】リリース開始。
【KEI-JIG S-cape(エスケープ)始動‼️】K-FLAT第5弾メタルジグになります。今回の【KEI-JIG Sケープ】は、ブリやヒラマサ、カンパチだけでなく、海に降海するマス類も釣果が見えるメタルジグに仕上げたかった。サクラマスやアメマス、鮭といった魚種にもアピールできる様な動きをジグに取り入れたい、と製作者の意志がカタチになった。
テスター加藤達也さんの完全監修として生まれたメタルジグが全国に流れました。
問屋様展示会からの展示、販売が開始され日本中、海外へと旅立っていく。楽しみなスタートでした。・ヒラマサを求めて長崎県対馬へツアー。
このシーズンは目標10kgサイズが中心となり、ブリと共に楽しめた釣行会でした。
スピニングリールのトラブルがあり、気持ち的には落ちた事も記憶として残しておきます。・パタゴニア福岡にて【トーク&スライドショー】※プロアングラーが語る、海の変化と対馬の自然〜平松慶スライド&トーク〜
【②パタゴニア福岡トーク&スライドショー】対馬の変化とこれからを語る。【②パタゴニア福岡トーク&スライドショー】対馬の変化とこれからを語る。手荷物を軽くして東横インから出たのは、16:45。地下鉄で2駅にパタゴニア福岡ストアはあるので、それほど所有時間も掛からない。ささっとホテルを出て博多駅地下鉄乗場に向かう...
パタゴニアストアにて、自身初めてのトークイベントを開いて頂き、これまで対馬に通った経験と海にまつわる話をさせて頂きました。
●2025年2月
・大阪問屋様展示会。
毎年開催される問屋様展示会に商い出張。3日間同じお店で「鰻丼」を食べたり、夜は「トリキ」毎晩…なんて事もプチ楽しみでやったりしていました。
【新春展示受注会に出展】K-FLAT業務で大阪滞在は恒例のイベント。前日まで福岡滞在だった事もあり、今回の大阪展示会はお疲れモード。しかし、1年で一番重要な展示会であり、疲れただなんて言ってられない。新製品も準備して来ており、まずは製品アピールをしなくては、と気合いを入れてのブース設営。
この商いは一年の重要商売。来年も既に準備済み。頑張ります。・次男坊との、高校生最後の柔道試合。
高校生最後の送り出しとして、次男坊と本気勝負。これは弱いオヤジであっても、これまで育ててきた責任もあり、身体を張っての、ラストの向き合いでした。
長男とも同じタイミングで送り出し試合をしましたが、次男坊の暴れ方は半端じゃなかった…。・SFPCスポーツフィッシングフェスティバル八王子
数年ぶりにSFPCイベントに出展しました。会場が八王子とあり、我が家からもアクセスが可能、更にメタルジグへの関東圏宣伝強化ともなり、出展には気合いを入れて参加しました。
【2025 スポーツフィッシングフェスティバルIN東京】八王子で2日間イベント出展。K-FLATはメタルジグ中心のメーカーでオフショアゲームのメーカーです。また、今年は【KEI-JIG S-ケープ】のリリースもあり、たくさんの方々にみて頂きたく、参加依頼させてもらいました。
懐かしい方、新しく話が出来た方、等々あり充実したイベントとなったのでした。・釣具界の恩人が業界退任。
私がAbuの関係だった頃からお世話になり(みんな知らなかったでしょ)、他メーカーに移ってもオファーを続けてくれていた立原資朗さんがピュアフィッシング社を退社。
【釣具界の兄貴、立原資朗さん退社】長きに亘り、これまで有難うございました。【釣具界の兄貴、立原資朗さん退社】長きに亘り、これまで有難うございました。2025年2月末日にてピュアフィッシングでお世話になっていた広報の立原さんが退社となった。またひとり私の周りに居る「釣り業界の生き字引者」が業界を去る事になり、寂しい...
これには時代を感じたり、色々と考えさせられる事も多々ありました。
私の中で、衝撃的な事でした。これまで本当にお世話になりました。
●2025年3月
・ヒラマサを求めて長崎県対馬ツアー。
前半はお店のツアー、後半はピュアフィッシングの撮影として、ロングに対馬滞在。初日にヒラマサ20.14kgをジギングでキャッチ出来、私の中でジギングによるヒラマサ20kgオーバー3本目の記録になりました。
またピュアフィッシングのロケでも15kgオーバーを2本キャッチ。最高の撮影釣果でした。
ただ、この時に撮影してもらった映像はいつオンエアされるのでしょうか…。気になるところです。・西日本釣り博へ。ピュアフィッシングブースでお仕事。
横浜、大阪フィッシングショーにピュアフィッシングは出展しておらず、東西大型フィッシングショーを2025年は共に顔を出さずでした。
九州で行われる「西日本釣り博」にPENNブースで立ち、たくさんのユーザー様とお話し出来たのが印象深かったです。
九州はやはり熱いエリア。接客していて、とても楽しかったです。
●2025年4月
・大学生になった次男坊の大学へ。
柔道で進学した次男坊は愛知大へ。荷物やら生活用品を揃えに行くタイミングで私も大学で軽く稽古をさせてもらいました。
【母校の中京大中京と八事の喫茶店】マウンテンは変わらない思い出地。メニューをみる。甘い系統のスパゲティ…、かなり不気味だ。私は定番の《和風スパ》を選んだ。これは高校時代からよく食べてきた。ただダブルにはしなくて、ノーマルで。女房はエビピラフ、次男坊は和風ハンバーグ丼。クリームソーダも頼んだ。これには次男坊、固まっていた。
大学生とのガチな乱取りは少なくして、慣れた次男坊と数本やって終了。
気持ちよく汗を流させてもらいました。
●2025年5月
・高校柔道審判や講習会などの柔道絡み。
2025年は昇段試合を含めて試合には出ないと決めました。仕事、釣り、柔道、の大きな3本柱がどれも中途半端になりそうに感じたから。
1年、試合から離れてみる事も大切かな?どうなるかな?そんな気持ちで試合はエントリーせず。
【第74回 全国高等学校野球選手権大会総合体育大会 柔道競技 県予選会】審判勉強行ってきました。シンコースポーツ神奈川県立武道館柔道場に朝9時に入る。高校生は計量が始まっており、ピリッとした雰囲気が道場内を包んでいた。計量が終わり、開会式の後に審判打合せ。やはり【新ルール】の高体連申し合せの説明が中心で真剣に聞く平松。また今年からケアシステムが正面と後ろからの2台撮影となり、ビデオ判定の正確さが重視される。
高校生のインハイ予選審判などをやり柔道意識だけは持続する様にしてきました。・北海道オホーツク海紋別トラウトツアー。
渚滑川や朱鞠内湖などでトラウトゲームを楽しみました。狙い方がわからず、釣果は乏しかったのですが、秋へのリベンジが約束され課題あるツアーになりました。
5月下旬でしたが、残雪がまだあり、寒さとの戦いでもありました。・北海道オホーツク海 北見トラウトツアー。
人生初の【トラウトフライフィッシング】スタートの日。自身でセミフライを巻き、それでセミパターンでの目標で自身は挑みました。
お客様はみんなルアー。フライフィッシングが辛かった思い出しか浮かんでこないのは正直な話です。
人生初のフライトラウトは、湧別川でアメマスでした。これもメモリアル。
●2025年6月
・北陸小売店様フィッシング展示会。
ピュアフィッシングさんからのお誘いで、5/31.6/1の2日間、北陸の大型ショップ様店内イベントでK-FLATも出展。
行きは車で北陸まで入って福井、石川、とイベント行脚してきましたが、帰りは新幹線。
ここで夜の便が極端に少なくて自宅まで帰れなくなる始末…。
埼玉県で途中下車して翌朝帰ってきたのがまあまあ辛かった良き思い出です。・月1目標で伊豆南沖通いスタート。
近海の様子もチェックは必要。森竜丸さんに乗船し、伊豆南沖でのゲームを楽しんできました。
この月から「伊豆の月イチ釣行」を決行。天候され良ければ…の話になりますが、予約をしっかり入れてスタートしたのでした。
昨年度の秋、良型カンパチを出していたので、今季はヒラマサを、と意気込んでのツキイチ釣行スタートでした。
●2025年7月
・パタゴニアイベント北海道黒松内町へ。
【ヘルシー・ウォーターズ 野生の川と自由に流れる水】イベントで北海道黒松内町でのイベントに呼んでいただきました。
【2/4 アユ生息北限地 北海道黒松内町 朱太川へ】ヘルシーウォーターズキャンペーン。朱太川支流になる細い川に入り、フライフィッシングでヤマメを釣った。砂防ダムが設置されていない細い支流にはたくさんの魚たちが気持ちよく生息していた。「これなんだ、本来の姿は…」そう感じ、フィールド実釣を得たのでした。上映会も終わり、宿泊ロッジへ。
実際に朱太川の状況を見て、またパタゴニアスタッフと一緒にフライフィッシングも楽しむ時間で勉強にもなったイベントでした。
黒松内町、素敵な場所で、ひとり感激していたのでした。・7/31 K-FLAT株式会社決算。
会社の13期決算が7月末でした。領収書処理や売上計算、棚卸し等、会社決算業務に胃が痛くなる日々でした。
数値は…良くなかったです。来期こそは…。
●2025年8月
・関西淡水魚釣行の旅。
柔道だけでなく、2025年はこれまでの釣りを振り返ったり、見直したい年として考えていて、関西エリアで学生時代に通った淡水フィールドを訪れてみようと実行しました。
【関西淡水釣行の旅】予想以上の辛さ…現実を自分の足で見てきた結果。今回の旅で得た事は、この先でも自分が得た事実を伝えていきたいし、人から聞いたネタではなく車を走らせ、汗を流し、実際に釣竿を出し、全てが自分の感覚で伝えていけるだけでも行動に移して良かったと思っています。寂しかったですが、現実を知った旅だったのでした。
結果だけ言えば、もう散々な行脚でした。
しかし、現状の淡水フィッシングの状況を知る事にもなり、釣果以上に得たものは大きかったです。・酷暑の8月。柔道時間を少し増やす。
あまりにも暑く記録的な酷暑の8月はフィールドにはあまり意欲的には出ず、柔道乱取り等で身体を動かしていました。
しかし暑さからと稽古不足で毎回ふらふらになっていた記憶しかありません。
暑い暑い夏でした。
●2025年9月
・北海道オホーツク海紋別でピュアフィッシングジギング撮影。
実釣2日をキープし、ジギングの撮影が行われました。
しかし、天候が最悪の1日、釣果が最悪の1日、とどちらも厳しいロケに苦しみました。もう1日、タラレバですが実釣日が欲しかったなぁ。
結果が出せずでスポンサーには申し訳なかったと結果に反省しています…。
●2025年10月
・商い出張で北海道札幌へ。
【2/9 商いで札幌へ2 秋の北海道行脚スタートです】アイビック展示会で商談会。釣り事情以上に「クマ事情」を色々聞いて会話が尽きない。これが実は私の楽しみでもあり、知りたい事。小売店の皆さん、色々教えて下さり北海道の山に入るのが怖くなりながらも知識を増やしての時間に感謝でした。
北海道問屋様の展示会に出展させてもらい、来季製品の受注会としてK-FLAT株式会社業務で行ってきました。・スペイフィッシング開始。
シングルハンドからダブルハンドでフライスタイルの新たな学びとなった月。
西森隊長にキャストから細かくご指導してもらえ、またひとつ釣りのジャンルを増やして2026年に向けてのチャレンジを増やしたのでした。
●2025年11月
・オホーツク海北見トラウトツアーへ。
お店のイベントとして、10月下旬の札幌商いからオホーツク海北見に移動。現地では、これまた初チャレンジのフライダブルハンド、スペイフィッシング スカジットキャストを学びました。
もう当分ルアーには戻れません。ひと前でスペイフィッシングが出来る様になるまでは逃げたくない。そんな強い意志で臨んだのでした。屈斜路湖でヒメマスをスペイタックルで3本キャッチ出来た感激は、忘れません。・北海道 道北エリア、士別市拠点でトラウト行脚。
ニジマス、イトウを狙いに士別市拠点で釣り歩いてきました。これは、今年5月の紋別トラウトツアーのリベンジです。
★未処理
お客様はナイスなイトウを無事キャッチしてくれ、大喜び。お客様が満足してくれたのが一番の喜びでした。
私は当然スペイフィッシング。そして当然ノーバイト。
これは私の来年へのリベンジ課題にしておきます。・軽自動車で石川県へ。
私は小売店様へのご挨拶、妻は次男坊の柔道試合応援として二人で石川県に向かいました。片道約7時間、それも軽自動車で。
【車で7時間。軽自動車の旅】車載ナビを信じる?携帯アプリを信じる?珍道中の3日間。白骨温泉やらそれこそ野麦峠なんてのもあったり、外観を楽しみながらのドライブは秋だからこそ良かったのかもしれませんが、私は嫌いではなかった。携帯アプリを信じて走行し、運転時間も距離も短縮でき、更にはガソリンも補給せずに自宅までたどり着いたのも驚いた。
経費は安く済んだのですが、それ以上に得たもの…そうだなぁ、来年は次男坊が今回の試合に出れない事を願いたいものです。
柔道の応援は日本武道館だけにして欲しいなぁ。・吉原道場師範永眠。※吉の字は本来旧漢字。
我が家の息子二人、また私のガンからの復帰リハビリ、六段昇段でもお世話になってきた現在の所属道場である《吉原道場》吉原理次先生が永眠されました。
昨年12月の高校恩師永眠にてかなり気持ちが落ちていたのが実際のところ。
道場師範、たくさんの感謝でいっぱいです。安らかにお眠りください。合掌。
●2025年12月
・京都、丹後半島でブリ狙いに。
石川県に続き、今回も軽自動車で長旅の運転。雪だけが心配だったので出発直前に冬タイヤに交換してロングドライブ。
京都までのルートは慣れているので時間配分が出来、そこは長距離ですが安心な面も。
【ヒラマサを求めて、日本海丹後半島へ】冠島で狙い通りに手にした達成感。これでヒラマサがやはり「大グリ」周辺に着いていたことで、次はブリを狙ってやろう、と狙い方を変えてみた。米山先輩が掛けた1尾がヒントになり、中層の底潮がかろうじて影響している層で魚を探って来た。まずはワンバイト。フッキングまではしなかったが、明らかに青物のバイトだったので、ここで梅原船長にカメラをお願いした。
京都学園大柔道部OBで作る【釣り部】面々で日本海丹後半島での釣り。午前中はまだ余波が残っており、ゆっくりの出船。狙っていたヒラマサをキャッチすることが出来、大満足。翌日の乗合船は低気圧の影響で中止。これも冬の日本海なだけの承知なこと。納得し、2025年の釣りは納竿となりました。
ヒラマサが今年ラストでのキャッチだったのも嬉しいところでした。・愛知大へ柔道出稽古。
次男坊が在籍している愛知大柔道部へ出稽古に行かせてもらいました。監督もコーチも高校の後輩に当たる人が務めており気兼ねなく柔道ができる場所。次男坊や大学生とも乱取りをしましたが、稽古不足なため、無茶はせず、良い汗を流す程度。
【愛知大柔道部へ出稽古に】次男坊に思いっきり投げられました…の巻。【愛知大柔道部へ出稽古に】次男坊に思いっきり投げられました…の巻。今年3月から愛知県名古屋市生活になった次男坊。名古屋市といえば、私が高校生まで育った街で馴染みある地域。「名古屋弁は苦手」ですが「名古屋メシは故郷の味」として今も好んで食べて...
しかし、翌日の筋肉痛は強烈でした。これも予想内。帰りの運転は半泣きになりながらだったのでした。
2025年の大まかな行脚をまとめてみました。
今年一年を振り返って…のくだりで書き始めたのですが、2025年も色々と慌しく動いた年だったなぁ、と。
オフショアゲームの釣果はジギングで自身のメモリアルフィッシュをまた刻む事が出来たし、フレッシュウォーターゲームでも【フライフィッシング元年】になった年。
とりあえず、フライフィッシングをこれから10年続けていきたいと思っています。
柔道は先に書いた通り、試合の参戦がありませんでした。
意図的に休んでみて「2026年はエントリーしよ。」と思う様になれ、また日々の稽古を生活の中に重ねていこうと感じたのでした。
「柔道を休んだ事」…これをポジティブに捉え前向きな意識に繋がったのだ、と感じています。
商いについては、2026年も相当に不安です。こんな事を言ってはいけないのですが、やはり右肩上がりしていく要素と雰囲気が今の「釣り業界」には見えてこない。
しかしそんな事を言っても生業の「魚釣り」。オフショア業界を盛り上げる行動を2026年はしっかり行っていきたいとも強く感じているのでした。
2025年も終わろうとしています。釣りで繋がった方、柔道で繋がった方、商いで繋がった方、たくさんのご縁に感謝しております。
有難うございました。2026年も宜しくお願い致します。
















