【iPhoneアプリで観天望気】知らないアプリがいっぱいで、小生驚くばかり。
iPhoneを初めて使い始めたのは何年前になるのだろうか。
モデルはiPhone 3GSからのスタートとなった。その当時はWindowsから送られて来る文章は文字化けが連発し、当然iPhoneから発信する文章も文字がバケバケで最初は各所にご迷惑をたくさんお掛けした事を思い出す。それからも継続してiPhoneを使い続け、今はiPhone7で落ち着いている。
このところ、取材先で編集部スタッフと翌日の天候調査で「iPhone」を見ながら観天望気することが多くなっている。
●●●【Windy】●●●
「平松さん、これ見て下さいよ。明日の8時には風が強くなって来て、9時には雨も混ざります…」編集部スタッフが見せてくれたのは時間を追って予測される天候を分かりやすい動きの変化を取り入れた天気予報アプリ画面。
風の向き、風速、降水量、雲、波と海況を記すデータがひとつのアプリですぐに分かってしまうのだ。予報なだけに100%信じることはないが、おおよその目安にはなる。
また小生の様な仕事はカメラで追っていただいているので、土砂降りでは仕事にならない。カメラマンが最高のショットを残せる様な気配りも大切だと思っている。
●●●【SimpleTide】●●●
タイドグラフも見やすいアプリを教えてもらった。実は小生、これまで出来る限りタイドグラフ(潮見表)を使わない様にしてきた。潮回りを意識する行程もあまり好きではない。これ、なぜなら潮が大潮とか動きの大きい時を選んでしか釣行予定を組めなくなっているアングラーを何人もみて来たし、実際「〜月の〜日に対馬行こうよ」とお誘いしても「あっ、そこは長潮だから。そこは若潮だから、釣れない」と決めつけるアングラーがいて呆れた事も何度あるか。
実際に現場へ行ってみたらガンガン釣れるのに、潮回りだけで判断することの腹立たしさがあったから。
休みや時間が取れ、現場に入った際にしっかりと海を見る。ジグを落として潮を感じ、船の流れで潮流を知る。こうした自然から得る知識感覚が最も重要だと小生は昔から思っていたので、出来る限り細かくデータを調べずに現場で対応するようなスタイルを取って来た。
そのスタイルが今も身体に染み付いており、こうした「データアプリ」を見ると、驚いてしまうのだ。
しかし、そうは言っても「データアプリ」から得る情報は頭に入れておきたい。
釣りをしながら風を感じ「あっ、風が変わったぞ」と自然からの情報だけでなく「あと一時間ほどで雨雲が近づく予報だけど、あちらから見える黒い雲は雨を持っているなっ」と確認判断が出来る。これは面白い。
「データアプリ」から予測し気圧が下がる時間帯を予測して釣りのスタイルを組み立ててみた。潮が何時から下げ始め、それに合わせてどちらから風が出て、雨雲の到達時間直前は低気圧マックスだな…。そのタイミングはプラグ操作を派手にしよう。プラグを優しく動かそう。などなど組み立てが非常にリアルで鮮明なものが見えて来る。
予想に合わせて探れば、やはり魚からのコンタクトが意識した食わせで反応し、釣果を豊かにする。過去磨き上げた海から感じる匂いと、科学的データに基づき見やすく分かりやすい画像データにすり合わせて組み立てていけば「釣り」自体の面白さが増すのだ。
先日、小倉からヒラマサ狙いで出船した。その際、実はこれら「データアプリ」で時間帯を予測し実釣に合わせて関連動作してみた。降水量と風それに潮回りを判断してプラグ操作の違いを時間で区切り変えてみた。それが見事に的中。
ヒラマサを狙うキャリアはもちろん持っているがこうした「データアプリ」を有効に利用し試してみて、自身が思い描くフィールド環境、海況で当てはめる事でちょっとした面白さが増しお気に入り「データアプリ」これからは要チェックだなっ(笑)
自身が持つ経験値と豊富な最新データを合わせて釣果に繋がる面白さ。これ、ありだなっ。ハマりそうだと感じたのであった。