【③今年ラストのトリップ、何処へ】あれっ❓対馬ってヒラマサ聖地では⁉️
空港に迎えに来てくれた春田船長は私の顔を見てビックリ。サプライズに喜んでくたさり、嬉しかった。
港でも拓也若船長も驚いてくれ、コロナ禍でご無沙汰してしまった自分に情けなくも感じてしまう。自粛だから仕方ないのだが、やはりこれまでずっとお世話になってきただけに、今年ラストの挨拶だけはしたかった。
顔を見せれただけでも満足なほど。
樽が浜港で急いで着替えをしてポイントに向かう。進む先は豆酘崎。このところ漁師さんらはお正月用のブリ狙いで皆豆酘崎に入っている様だ。
私はヒラマサが狙いたい。ブリの中に混ざるヒラマサをどう釣り分ける様な狙い方をするか、が課題であった。
樽が浜港から1時間弱で豆酘崎に到着。かなりの漁師船、遊魚船が豆酘崎に集まっていた。リアルな釣果がある現場だなっ、そう感じ、そして「この船団で一番を釣ってやろう」と心にしたのだ。
水深90m。反応はボトムから40m。完全なる秋の様子が魚探からみてわかる。水温18度。樽が浜港を出船する時に「気嵐(けあらし)」が立ち、外気と水温の差がみてわかる。急に寒くなったのだ、と納得。
本来12月末なだけに海の様子は完全に冬を意識した組み立てでやってきたのだが、気嵐が立っていた事でまだ11月の日本海側の感じがした。
島根県出雲沖などでよくみた神秘的な様子を思い出す。案の定、回収したメタルジグを握ると温かい。12月末でこれは無しだろうと思うジグの温さ。
真冬を考えて来たが、秋の釣りをイメージしなくてはならなかった。ボトムから中層までを広く探る?線で狙う?あれこれ考えながらのスタート。ジギングが中心。
キャスティングの雰囲気ではない。波も穏やか、風もない…。ジグを、落としてしゃくるパターンだ。ただ、思っている以上に流れない。
150gクラスで100mの釣りが出来る。ヒラマサを狙いたいから機敏なシャクリをするがパッとせず、ゆっくりしゃくると「グッ‼️」とブリがヒットする。
徹底してしゃくり幅を押さえるようにして派手な動きは付けない。そうすると、ブリはストレスなくヒットしてきた。
しかし、ラストまでこの誘い。ヒラマサは結局初日はなし。翌日に賭けるしかなかった。