【令和三年 全国柔道高段者大会】五段の部 講道館にて。
4月28日は柔道創始者 嘉納治五郎先生の命日にちなみ、柔道五段以上者による昇段試合の日。
今年の、この日は昨年同様に新型コロナウィルス感染予防観点から今日11月3日に延期。
今年8年目の出場となる私は、気合いを入れて福井学先生と講道館に向かった。
3分1本勝負。柔道ルールも講道館ルールであり、私が学生の頃のルールで試合ができる。このワンマッチのために、日本全国からエントリーされ参加してくる。
今回も700人を超える参加者だと開会式で聞き、柔道の大本山《講道館》には今年もたくさんの先生方が集まられたのであります。
私は大学卒業時に四段を取得し、もう昇段する気など、全くなかった。しかし、癌をきっかけに再び柔道に絡む様になり、五段取得し、いよいよ紅白帯への階段にチャレンジしたくなった、と言うわけだ。
柔道が縁で繋がった仲間たちと、50歳を超えた大人たちが必死に闘い、昇段の点数を取得していく。簡単には昇段できない。
10年近い修行期間を費やさなくてはならない。常に柔道指導者としての心得を胸にし、精力善用、自他共栄を唱えて指導にあたる。
体だけでなく心も磨かなくてはならない。それが修行期間であり、まさに今私が学んでいる時間なのだ。
今回は、引き分け。
勝ち負けに拘らなくてはならない試合だから、引き分けは悔しかった。まだ鍛錬が足らない。
取得必要点数と修行期間年数、これを大切に費やし、金言形成出来る指導者目指して努力を重ねたいと思っております。