【変わらぬ日々の柔道乱取り】稽古出来る事への喜びと生涯継続。
午前中の自分の時間を使い、中学校や高校に出向いては柔道時間を作る様にしてきた夏休み。
健康のため、と言う認識はなく、時間を見つけ、作っては自分の稽古時間にしてきた。
毎日とまではいかないが、出来るだけ柔道時間は作りたいと日々思っている。普通なら、2時間の柔道時間など、一般的な大人が作るのはなかなか無い。
仕事帰りに駅前のトレーニングジムに通う、早朝にランニングをする、週末に山へ向かいトレッキングする…それぞれの健康法は各々あるのだろうが、私はそうした時間が柔道乱取りになっているのだ。
先日も柔道試合の審判で中学生の大会に向かい、その後の合同練習会に参加した。
一番楽しみな時間。
汗を流し、夜に予定していた飲み会で気持ち良く飲めたら最高だ、と計画を立てていたが、予想していなかった肉離れを合同練習会時にやってしまった。
「パチン」と右足ふくらはぎで音がして、足が攣った様な感覚になった。
そのまま右足が地面に着けなくなり、私は練習会を離脱。嫌な事が頭をよぎった。
切れたかな…。でも内出血はそれほど無い。筋を痛めたのは直ぐにわかったから、トレーナーに診てもらったら「肉離れですね」と。
あーあ、やっちまった。これで最低でも2週間は柔道出来ないよな…。
日常生活は1週間もすれば、問題無かろうが、柔道となると、ね。それに軸足になるから技を掛けられないし、そもそも痛みが引かないだろう。
困ってしまったが、やってしまったので仕方がない。治す事を先行にした。
出来るだけ毎日治療院に通う。超音波治療に電機、手技と凡ゆる治療をしていただき、初期の熱を持った症状から次の段階に入った。
それまで冷やす事を優先にして来たが、お風呂で血行を良くして患部をゆっくり解す。これだけでもかなり変わって来た感じがする。
踵(カカト)を地面に付けられ無かった初期に比べ、1週間辺りから朝のウォーキングと軽いストレッチも取り入れた。
痛みは日に日に軽減されてきたが、肉離れはクセになる。
これまで何度も肉離れをやって来ており、その度に治療と知識はついて来ているが、焦らずに治す勇気も身に付けてきた。
出来るだけ無茶な負荷を足に掛けず、しかし足をかばいすぎると腰に来るのでバランスを考えながらの生活。
ハムストリングスの肉離れがやっと完治した矢先の事…。それなりに労わりながら柔道を続けていくしか仕方ないなっ。
53歳になって感じた事、それは怪我の治りが遅くなって来た、と感じている。
今は外科で言えばやっと傷口にカサブタが出来た位。だから、あと少し柔道は我慢。これも長く柔道を続けるための修業だなっ。
早く誰とでも乱取りが出来る身体に戻したい。