【第69回 神奈川県地区対抗柔道大会】伝統ある六地区大会に次男坊出場。
久々に訪れた、神奈川県立武道館(以後、県武)。長男が小学生低学年から始まった平松家の県武通い。道場連盟絡みの試合が多数あり、それの引率や応援で月に何度も県武へと足を運んだものです。もちろん中体連、高体連絡みも。
更に長男と入れ替わる様に次は次男坊。長男を越えた柔道欲の強かった次男坊は、試合はとにかく出たい、と言う性格。
長男は「この試合はレベル高いから、やめとこうかな?」の性格に対し次男坊は「絶対に勝ってやる!」と真逆な性格。だから長男が高校生になり(それでも県武の試合は多数)自分らで通う様になったが、次男坊をせっせと県武へ連れていく生活で過ごしてきました。
次男坊は高校3年生。インハイ予選やジュニア予選をこの県武で決めてくれ、それなりに思い出の深い試合場です。柔道部の世代交代となり、3年生の次男坊は今は後輩を応援する立場。
卒業までは県武での試合は無いだろうなぁと思ったタイミングで、社会人に絡んだ試合への意欲を出して来て、まだまだ柔道欲は収まらず。このタイミングで神奈川県地区対抗柔道大会へのお誘いを頂いたのでした。
今年から六地区になりましたが、昨年までは五地区。神奈川県では由緒ある伝統の試合です。まさか、次男坊が選考されるだなんて…最初にこの話を聞いた時に驚いたほどでした。
次男坊が所属する高校は相模原地区。今年から新たに新地区として神奈川県柔道連盟に加り試合出場となったのです。
試合は六地区を2リーグに分けて勝地区が決勝を決める。試合は女子2名を含む11人での段別による無差別。見応えある試合です。私らは次男坊を乗せて県武へ向かいました。
試合に出る選手らは皆力強い選手ばかり。66kg級の次男坊は、中でも一番小さくカリ(痩せた)な選手に見える。
リーグは川崎地区、神奈川県警察、の3チームで勝敗を決める。簡易な開会式から直ぐに第一試合が始まる。相模原地区と川崎地区。11人の先鋒が次男坊。お互いに並び、相手をみた。
「えっ‼️」めっちゃデカい選手。体重は明らかに倍近い。怪我だけはしないて欲しいと願いながらの試合開始になった。
ケンカ四つ組手。大会初戦の最初の試合。お互いに動きを見ながらのスタートとなった。直ぐに相手選手へ「指導」が入り、次男坊エンジンが掛かる。
高校監督の八巻先生も応援に駆け付けて下さり、次男坊に的確なアドバイスを投げ掛けて下さる。次男坊は、八巻先生の指示通りに動き、技ありを先行。この流れで指導を追加し、無事に勝ちを頂いたのでした。
地区団体での勝敗は僅差にて負け。次の神奈川県警戦は不戦勝だったので、リーグ2位。決勝リーグには上がれず、これで本当に高校時代最後の試合となったのでした。
神奈川県立武道館。長男から始まった県武通いも、これでひと括りになるのかな。勝って喜んだ、負けて悔しがった、息子だけでなく柔道で絡んできた歴史が県武には詰まっています。
私は保護者としての県武絡みですが、同い年の宮本功三先生や福井学先生は高校時代にインハイ予選時代からここで戦ってきた。柔道仲間たちも思い出を刻み続ける県武。ひとまず、我が家は有難うございました。であったのでした。
多分。今期はきっと、もう県武の試合は無いだろうなぁ、と思っています。多分…。