【天下一品ラーメン】桂に行けば、必ず食べていた大学生時代の味。しかし…。

グルメ

【天下一品ラーメン】桂に行けば、必ず食べていた大学生時代の味。しかし…。

神奈川から西に向かうため東名高速道路を飛ばし、5時間ほどで関西エリアに入った。

道中サービスエリアへはトイレ休憩と給油だけ。軽自動車の旅は相当疲れますが、コスト面を考えると外せない。だから遠出は特に軽自動車を使うようにしているのですが、やっぱり疲れる…。

滋賀県に入る頃には晩ご飯をどうしようかと帰郷の奥方と眠気防止にもなる「食」の話をする。お腹が空いてサービスエリアで何か食べてしまうと、ほんと気合いが無くなってしまうのです。

空腹だと運転にも集中出来るのが私。だから到着地を思いながら、そこで得る「食の開放感」を楽しみにアクセルを踏んでいるのです。

京滋バイパスから京都循環道に入る頃には、大凡の晩ご飯が決まっていた。【餃子の王将】【なか卵】【天下一品】

なか卵は京都に住んでいた頃にとんでもなく美味いと感じた思い出があったので、一応リクエスト。王将は普段関東で食べている味の100倍(これは大袈裟だね)関西で食べた方が美味い。
ラーメンは第一旭だ、と以前突入して、思い出を感じられない味だったので却下。

ならば…【天下一品】は?と奥方に聞いてみる。

「天一かぁ、めっちゃ久しぶりやなぁ、いいよ」と。懐かしい味はお互い舌と脳が記憶している。当時若かった食感覚のままを残していて、その味にビビビビーとお互いが来たのだ。

「天一にしよっ」沓掛IC直前で決定し、京都循環道を降りて桂に向かった。前住んでいたアパートの前には【餃子の王将】が出来ている。一瞬「ここでええやん」と妥協しかけたのですが、気を取り戻して天一に向かった。

新しくなった桂の天一は、一昨年に後輩の梅原船長と飲みの後に食べている。だから私は分かっていたが奥方は改装後、初めて。味は酔っていたのでしっかり記憶していなかったのですが。

【関連ブログ】
【天下一品こってりラーメン】懐かしい大学柔道部の味を求めて。2024年12月16日更新https://kei-hiramatsu.com/2024/12/16/post-28166/

パタゴニア

店内に入りタッチパネルで注文する。当然だけど色々と現代風になっている。私達の時代「こってりMAX」は無かった。普通にこってり味が桂の天一では定番だった。

ただ、あの味を更にこってりしてくれているなら、と私はMAXに。セットで半焼きめしも。奥方は普通に「こってり」にして待った。

10分程で運ばれてきました。赤いうつわが「こってりMAX」。白いうつわが通常の「こってり」。さあ、いただきます。

相当に期待して食します。あの頃の味を再確認したい。楽しみだ。お互いに黙って天一のラーメンスープをれんげですする。黙って麺を食べる。お互いに目が合う。

「こんなんやったか?」と。不味いわけじゃない。美味しいのです。天下一品、なんです。ただ…、我々が慣れ親しんで食べていた頃は今から40年近く前。言わばピチピチでぱつぱつで元気ハツラツな時代。

56歳の夫婦があの頃と同じ体調と意識と感覚であるワケがない。めっちゃ美味しいのだが、疲労度と空腹MAXの午後21時半に食べる味には濃すぎてしまったのだ。

「この時間から食べたら、ヤバない?」それは体重やら胃袋やらを色々考えての言葉で、近年は体脂肪やら血糖値をやたらと考えるようになっていて、10代の様なイケイケ感覚ではないのだ。

天一の味が変わったのではなく、受け止め側の我々の身体が加齢により弱小貧弱になっていたのだ。ショック…。

本当に美味しかった天下一品のこってりラーメンでした。リアルに美味しかった。ただ食べ終えて車で国道9号線を走り出す時に「次は食べる時間考えような」と同じ意見であったのでした。

思い出の味とは…。奥方も、子供の頃に家族で楽しく食べていた味。私も柔道部寮から深夜の天一ツアーで感激していた味。それを期待して食した「タイミング」が悪かった。

せっかく美味しい天一を食べれたのに、身体と気持ちがついていけなかった56歳夫婦だったのでした…。

思い出は、大切にしておきたいとつくづく感じたのでした。次の機会は、お昼に向かう様にします…。

パタゴニア

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