【リバー・クランポンをメンテナンス】そして…。いざ使おうと思ったタイミングで。

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【リバー・クランポンをメンテナンス】そして…。いざ使おうと思ったタイミングで。

パタゴニアから数年前に送っていただいた【リバークランポン】。送っていただいたのは6年近く前なのかなっ。

北海道の雪エリアでアメマスを狙うタイミング時に送ってもらい、そのタイミングからずっと保管していました。

それを今年の11月下旬に使う予定になり。現地ガイドに確認すると「雪の気配があるはずです。フェルトソールは使えないですからね」と。

まぢか!…。ラバーソールのシューズは所有しているのですが、ここで《平松問題》が発生する。それは、シューズのサイズが合わない問題なのだ。

「いいぶさ日記」をこれまで読んできて下さっている方はご理解いただけるのですが、私の足がバカでかいのを《平松問題》とパタゴニアスタッフの一部の方から言われている。

まさに今回悩んでいるのが《平松問題》でして、所有のラバーソールブーツは真冬に履けないのです。平松慶足のサイズ30.5cm、これはインチで表すと12インチ(US)。持っているラバーソールブーツは夏用で11インチ(パタゴニアより支給)。

真冬はどうしても履けずで使えない。フェルトソールブーツの12インチを履くしかないのです。

雪のない時期はこれでよかった。しかし、いよいよ今季冬の北海道リバーを狙う事になり《平松問題》がクローズアップしてきたのです。

また、川をゴムボートで降りながらポイントを変えていくスタイルなので、ソールにビョウを打つ事も出来ない。さあ、どうしよう…と悩んでいたタイミングで「もしかして!もしかして使えるかも」と思い出したのが今回の題になる【リバークランポン】の存在です。

古いグレートディバイダーⅢの中から引っ張り出して来て全体をチェック。基本的な問題は無さそうだ。それならば、と展示サンプルの私の使い古したウェーディングシューズに重ねてみた。

装着方法は完全に忘れていたので、ゆっくり考えながら展示で使っていたフェルトソールブーツに試しで装着してみる。…とその時点でいくつか「メンテナンスがいるなっ」て箇所を発見した。

まずはベルトとなる合革(なのかな?ちょっと分からない…)の固定部と、革素材の劣化。革素材に亀裂が入り始めている…。ヤバい。

またベルトを稼働するパーツが完全固着していたので、自己メンテナンスはそこから始まる。

可動域を必要とする位置は片足で4箇所。そこを滑らかにして革素材の部分にもアマニ油を馴染ませて柔らかくしてみた。可動域が必要な位置にもしっかり塗っておいた。

数時間経過し触ってみるとしっかり革のパーツは可動した…ちょっと安心。

ただ、ここで新たな問題が発覚した。それは、革素材ベルトが経年劣化だろう裂け方をし始めている。

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釣行で次回使用を考えているのは、11月下旬であり、今からリペアが出来るかどうか。そもそも【リバークランポン】のリペアが可能なのか、すら確認しなくてはならない。これには頭を悩ませる。

リペアセンターに確認してみるしかない。パタゴニアの担当者に連絡をしてみて、数時間経過してからの返答は「リペアセンターでのリペアは出来かねる…」と。

ここでメーカー修理の道は途絶えた。

パタゴニアではリペア出来るギアとそうでないモノがあるので、諦めがついた。ならば。周りの友人に革製品を扱える伝手があるかを探して連絡してみた。これを待つしかない。

プライヤーシースや財布、バッグなど革製品を趣味で作ってる方の様なので、そちらに期待するしかない。この件は今後も「いいぶさ日記」に掲載していこうと思っています。

私はこの時点でもうひとつ哀しい事を発見した。それはリバーストームシリーズの【グレートディバイダーⅢ】が接着剥離していた事を今回『リバークランポン』を出したタイミングで知ってしまったのだ。

ストームフロントシリーズの接着剥離は以前の「Instagram」に書いたのですが、それがついにバッグまで。かなりのショック…これもか。

10数年前に製造されたギアだから、10数年後にどうなっているのかなど、製造側もわからない事。製造したタイミングは最高に素晴らしい製造でリリースしているのだから。

しかし、このシリーズは私が所有していたバッグ類全て(5ギア)ここ2年ピタリで接着剥離になっている。これは明らかに何かの問題であると感じているのですが。

パタゴニア担当者には本当に言い難い立場でしたが、事実を伝える事も私の立場だと思っており、壊れた製品を送る事に。まさかこのタイミングで【Wの悲劇】が起きるなんて。

本国の製品はこうした経年劣化による破損はどれくらい起きているのか知りたいと思っています。製品向上に繋がる事を期待したいですね。

今回の件は今後「後編」として報告いたします。

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