【ヤツが…いる】ランニングも出来ず、二日酔いとの闘いでさあ!対馬へ。
目覚めは最悪であった。【ヤツが…いる】昨夜は楽しいお話しで盛り上がり、小生の身体にいつしか『ヤツ』が君臨してきて居た。
『ヤツ』とは《二日酔い》。
自宅であれば前晩に飲み過ぎてもランニングをして汗を流したら『ヤツ』は消えてくれるのだが、ホテル泊でまだこの先長旅が待っている状態。
ランニングシューズを持参しておらず、これは『ヤツ』を歩いて、動いて、追い払うしかない。ランニングシューズを忘れたことに後悔…。しかし、忘れたものは仕方が無い。さっそく行動開始。
まずホテルに大きな荷物を預かってもらい博多駅から天神まで歩いてみる。ネルシャツにダスパーカだったのでジワジワと汗ばむほど。
天神まで来たので『パタゴニア福岡』へ顔を出し、ゆっくりとストアー内を散策。上階のサーフフロアーから各フロアーを見て回る。商品陳列など、ディスプレイはとても勉強になり、地味にお勉強タイム。
一階に展開されていた「パタゴニア プロビジョン」食品製品でフルーツバーだけまだ、食べた事がなかったので、対馬の船上で食べてみたいと3種類購入。
どんな味だったかは、この先に書く「いいぶさ日記」へ記載しますね。
二日酔い克服のために動き回らなくてはならない。パタゴニア福岡ストアーから移動し、まだ『福岡→対馬便』時間までかなりある。この際だから、姪の浜まで歩くか。いや、それは無理だろう…。そんな気力もこの時の小生はなく、天神をウロウロしていると、バス停で「太宰府行き」を発見。
【太宰府天満宮】
ここ実はこれだけ福岡に来ていながら一度も行ったことが無い。近くを車で通過したことは何度もあるが、ゆっくりと参拝したことは無かった。バス停案内所の方にどれ位で行けるか聞いてみる。
「高速道路が混んでも、50分くらいですかねっ」バス代も¥600-西鉄で乗り継ぎ行っても¥480-これは、のんびりバスの旅でも良いんじゃないか?と思い、バスで太宰府天満宮まで行く事にした。
天神駅バス停から高速バスに乗車し、福岡国際空港経由で太宰府天満宮へ。天神駅から福岡国際空港までは意識がしっかりしていたのだが、バスの揺れと暖かい木洩れ陽にいつしか熟睡体勢。気付いたら太宰府天満宮に到着していたのである。
バスは西鉄の駅と同じ場所が停留所となっており「帰りは西鉄で天神まで帰って見よう」と試みた。駅はたくさんの人で賑わっている。人の流れに逆らうことなく、その流れに付いていってみた。すると、大きな鳥居が見えて来て、鎌倉の段葛周辺や小町通りを思い出す。よく似た雰囲気であった。
そのまま境内まで向かい、参拝。「小生と次男の頭が良くなります様に」とお願いする。学問の神様、ということは知っており、おバカさんな次男のお願いをしておいた。
ひと通り境内周辺を観てまわったが、驚く程海外の方が多い。博多駅周辺でも中国や韓国の方が多いのはわかっていたが、この太宰府天満宮は国際色豊か。梅が枝餅をひとつ購入し、パクリと口へ。焼きたてだったが、あんまり梅の味がしないのは、まだ二日酔い中だからだろうか。
晴れて気持ちの良い空を見ながら「そろそろ帰ろうかなっ」と滞在時間45分の太宰府天満宮を後に。
西鉄駅に向かうと、なんともナイスなタイミング。また「天神行きバス」があるではないかっ。電車で帰ることは一瞬で変更出来るのも、ぶらりひとり旅の良いところ。
すぐにバスに乗車し、またバスの中で爆睡してしまった。天神駅に到着しても、まだ時間はある。「よし、博多駅まで歩くかっ」その前に梅が枝餅以外全く何も食べていないので「うろん」を食べに行く。
博多ラーメンは前日にお昼食べたので、二日酔いも克服出来たので、「うろん」が良い。中洲川端の「かろのうろん」へと。長蛇の列を覚悟していたが(列ぶのが嫌いな小生、列んでいたら、きっと食べなかったが)すぐに座れたので「肉うろん」(並)を注文。
ここは携帯等の撮影を一切禁止しているため、写メはなく、じっと静かにズルズルと「うろん」を頂く。
身体も温まり、博多駅へとまた歩く。そして博多駅から地下鉄で福岡空港へ。さあ、対馬へ向かうぞ。上空から福岡の街をみて、玄界灘を越えて対馬へと向かう。この日は大きな揺れも無く。
福岡から対馬までは飛行機で30分。あっという間だ。でも対馬に降り立ったら福岡よりもかなり寒さを感じる。やはり韓国から近い国境の島なだけある。まじ、寒い。通い慣れたコースだから、迷うことは全くない。対馬空港に到着し春田船長に連絡すると「今夜は、家でメシ食おうや」と言って下さり、船長宅へお邪魔させて頂きました。
近況の玄界灘情報などを聞き、翌日からのおおまかな釣りスケジュールを相談する。明日から、対馬ヒラマサ実釣。楽しみでならなかった。
久々のヒラマサ。久々の対馬。船長宅で田舎料理を食べさせて頂き、感謝。対馬の田舎料理、本当に美味しい。春田家の味が故郷の味になりつつある小生。もう満腹。ありがとうございました。晩酌が終わり、船長奥さんに厳原のホテルまで送ってもらってさっそく翌日からのタックルを作る。定宿の「ベルフォーレ対馬」。
釣りでここまでワクワクすることって、小生少ない。でも、なぜか今回の対馬はワクワク感が止らない。これだけ間を開けての対馬なだけに、明日からの釣行は集中したい、と深酒はやめ、ホテルでおとなしくした対馬初日であった。
《九州対馬行脚、まだまだ続きます》