【北海道へ大移動③】積丹半島ブリジギング3。朝雨をミラクルに。いつしか夏空で。

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【北海道へ大移動③】積丹半島でブリジギング3。朝の雨をミラクルに。いつしか夏空で。


「雨だけは避けたいよな」佐藤君と小生、常にその事は気にしている。
晴れ男、だと思っている小生と佐藤君。ポジティブな気持ちが大切だ。雨予報をも、晴れにする位の勢いじゃないと務まらない。
イオンウォーター
朝4時に美国港へ到着し、2日目のイベント実釣会をスタートした。
この日は6人が初心者。レンタルタックルで使い方から説明していく。ジグを投入し、ボトムを確認してからしゃくる。

これ、慣れていれば、どってことない動作なのだが、初めての人が分かり易く説明しなくては釣りが始まらない。
いつまでもジグが底を引きずる様な状態だと根掛かりになってしまうし、ラインばかり出てしまい、他の方とお祭り(ラインがグチャグチャに絡み合うことをお祭り、と言う)になってしまう。

またジグはベイト(エサとなる小魚類)の様に泳がせることが大切であり、常に動きのある魚釣りなのだ!ということまでしっかりと伝えてからの実釣となった。

参加者の中には慣れたアングラーもいて、手助けをして下さったりするのが、こうして何度も実釣会を重ねて来た結果。やはり【継続は力なり】である、と実感する。

出港時はかなり曇っていたのだが、積丹半島先端部近くに行くほど爆風が出て、急いで引き返して来た。この風が後に晴れた空を作り出してくれたのだ。

今日の船長は阿部船長。
前日の厳しさを船長も把握しており、ポイント選択を細かくしている。風は積丹半島沿いであれば、いくらか落ち着くのだが、やはり谷間からの吹き下ろしは相当な風力となり、とても釣り難い。それでも皆、頑張ってジグをしゃくってくれている。その姿をみて、小生も真剣にブリを探していく。

昨日の釣果が「偶然」でないという確認をしながらの釣り。持っている引き出しをひとつずつ開き、引き出しの中身と相談して、ブリを探していく。
引き出しが多ければ多い程(経験が多ければ多い程)その時の状況に応じた対策と攻めが出来る。そういった部分で経験だけは小生多いと思っており、偶然ではなく必然な「ブリ」を手にすることが出来た。

この日も本当に難しかった。
真潮が射す状況で2枚潮。そこ潮だけが動いていてくれたので、対策は出来たが、ただしゃくっているだけではまず、難しい潮流だ。

一番小生が積丹半島で苦手な潮のスタイル。
でも苦手だからといって釣りを止めるわけにはいかない。頭の中をフル回転させ、ジグのトレースゾーンや潮に揉ませたラインコースを使う様にして「貴重なブリ」をキャッチ出来た時には正直声が出そうな程嬉しかった。

こうした姿を見て頂くのも小生の仕事。
満足な1尾となった。またいつも船酔いをしてしまう女性アングラーも今日はしっかりとラストまで船酔いせずに頑張ってくれた。酔いそうな船の動きであったが、風が強かった分、どんよりと重たくなる雰囲気ではなかったのが良かったのだろう。彼女もまたヒトカワ剝けて成長してくれたのだろう、とふたりして喜んだのだ。

こうして2日間に渡る積丹半島の実釣会は終了となった。
レンタルタックルで参加してくれたアングラーも「次はタックル準備して、リベンジしたい」と言って下さった。この瞬間がやっぱり嬉しいのだ。
ひとりでも多くのアングラーがオフショアゲームを楽しんでもらいたい。小生はそれを強くこれからも広めていきたいと考えている。

みんなで帰港後にうどんを頂く。
この日は日差しが後半強くなり「冷やうどん」を準備して下さった。また小生のムック本【平松慶のヒラマサワールド】を持参し、サインを求めて下さった場面もあり、本当にこうした講習会に参加して下さる方々に「感謝」したい。ヒラマサワールド
今回も大きなトラブル無く、無事終了。達成感に満足だ。

佐藤君と小生、この日も【日本海古平温泉しおかぜ】へと。
美国港から余市に向かう途中にある温泉なので、アクセスが良い。だからしょっちゅう帰りに寄って身体を癒しているのだ。この日の露天風呂から眺める海岸は昨日以上に晴れ渡り気持ちが良かった。空気が乾燥しており、湿度が少ない北海道だから太陽光自体は眩しく肌を刺す様な光線になるが、日陰に入れば、とても爽やかな風。十分500円で細やかな贅沢を楽しませて頂きました。

翌日から北見エリア(オホーツク海)に大移動。夜は阿部船長お手製の「手巻き寿司」をごちそうして下さった。
また船長作「イカの沖漬け」はゼッピン。最高に持て成して頂いた、積丹ラストナイトとなったのでした。
征海丸 阿部船長、ミヤハラ船長、お世話になりました。両日タフコンディション時にしっかりと釣らせて頂き、ありがとうございました。

これで、2/3までの大きなイベントは終了です。
次からは、北見市泊オホーツク海での実釣会になりますが、さすがに小生も疲れており、集中力を維持させたいためにオフ日を設けました。
積丹半島から北見市までの片道650km安全運転中心で、ゆっくりと休憩しながらの道中になります。その時の様子を次から伝えていきますねっ。

まだまだ続く。

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