【質問にお答えします】リトリーブスピード強弱。ジグサイズよりジグ姿勢を重要視。

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【質問にお答えします】リトリーブスピードの強弱。ロッドワークとリール回転で動きに変化をつけています。

ちょっと前になりますが、下記の様な質問がありましたので、そちらの返答を書いてみました。

『遅い時間にすみません。今年も上◯屋さんのジギングバトルでケイタンジグでなんとか14位とれました!
ありがとうございます
ただ、一つご相談ありまして私のリストに89.1のブリの時、食うまでケイタン、ケイジク、fat、色々やってみましたが、仲間が上げた鰤からはいたベイトが5cm程のかなり小さくて手持ちではノブナガしか無くて替えたとたんにゲットでした!
この様なスモールベイトだと平松さんのジグだとどのジグがよかったんでしょうか?』


この質問に対して、小生が開発して来たメタルジグの中で、5cm程のベイトを補食している時に有効なジグはなにか?ということの解説になると思います。

メタルジグのシルエットを大きく見せる、小さく見せる、の使い分けがまず重要ではないだろうか、と考えます。
そうすると、ジグの動くスピード、移動距離、といった部分がこれに当てはまるのではないでしょうか。

要するに、ジグのアクションベースの話しになって来ます。ジグがどの様に魚(ここでいう、ブリ)が見えているのか、を考えると、ロッドで派手にしゃくるスタイルよりも、リーリング(リールの回転に強弱等変化をつける)でジグの動きをデコレートする事でジグ本体のシルエットのカバーが出来上がります。

本来、メタルジグの長さは様々なものです。
しかし、捕食体勢に入った魚が、そのジグをどう見てるか。アングラーがどう見せるか、でも変化を付ける事が可能になります。
小生はそこを重要視してジグをいつもしゃくる様にしています。

「その時のベイトのサイズ、種類は何か」
これを考えるとメタルジグの交換を優先するよりも、ジグの動きを変えてやる方が、安易であり、ジグを交換した際も手法が増えます。

例えば、ケイタンジグ。
このジグはダートするアクションの幅を狭めた時に、後方から落ちていくので、口を使おうとした魚へのジグサイズが極端に大きくなります。
これが、ガミージグの様に、魚が捕食体勢に入った際、ホバーリングして後に前に落ちていく動きは、ジグを大きく見せる事なく、小さなシルエットのままで次の動きに続きます。

ジグの一番の要所は「捕食体勢に入った時にいかに逃げる様な動きを作り上げるか」という事と「ジグのシルエットを無駄に大きく見せないこと」だと思っています。

ジグを動く方向の後ろから見てイメージして下さい。
ジグがボディー全体を使って後方に落ちる姿は、ジグを大きく見せてしまいます。それが前方へ滑る様な動きが出来れば、ジグのシルエットは小さいまま。捕食体勢は持続し、口を使うタイミングが増えるのです。

それをロッドワークとリーリングでコントロールしてやることで、ジグの大きさをそれほどローテーションせずに口を使わせられることに繋がります。

分かり易く言えば「タチウオパターン」
この場合、ジグの姿勢がタチウオが泳ぐ姿勢にしないと、良釣果は得られません。シルエットをハッキリさせ、斜めもしくは垂直姿勢にジグを保つことでベイトの動きとマッチし、口を使わせられます。こうした動きのひとつもロッドワークとリーリングだけでコントロールすることが出来上がります。

質問の中に小生のジグはどんなものが適応するか、どのジグを選択するか、とありますが、短めのジグはリーリングを止めてしまうと後方から落ちていくものが多いので、ガミーfatを選択し、出来る限りシルエットを小さくして口を使わせる様なアクションをしているだろう、と予測します。

状況がこの文面では全てが分からないので、定義的な書き方になってしまいますが、何度もいう様に「ジグの姿勢がどうなっているか」をまず頭に置き、その時のベイトのサイズが小さければ、前方へ逃げる様な動きを作り上げます。

サンマやイワシなどが中層で派手に追い回されている様な状況であれば、ケイタンジグなどでワンピッチを広く取り、ジグのダート幅を広げて「ベイトが派手に逃げる動き」を作り出しますし、ボトムでの捕食姿勢が中心であれば、ケイタンジグSTDの様な、沈下スピードの早いジグを選び、ボトムを叩く様に探る、といった探りから状況を判断すると思います。

ベイトが小さいから、このジグ!的な考えは持っておらず、ジグの特徴を状況に合わせて口を使わせる事を最重要と思って日々試しております。
(使用した画像は、全てイメージです)
質問への返答はこんな内容になります。何かの参考になれば、幸いです。

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keitanhiramatsu