【毎朝のコーヒータイム】香りを楽しみ、淹れたてを思い出す小生。
コーヒーって子供の頃、どちらかと言えばインスタントコーヒーにたっぷりのクリープを入れ、大さじで山になったお砂糖を混ぜて飲むのが一番美味しいと思っていた。
コーヒーゼリーは甘くないから好きじゃない。コーヒー牛乳かカルピスが最高な贅沢て育った環境だから、今でもスーパーで雪印の甘いコーヒー牛乳が特売されていると、何故だか買い占めたくなる衝動に駆られるのだ。
高校時代は練習後のチェリオかマミー。大学時代は缶のUCCコーヒーが最高のご褒美。
大学柔道部寮で風呂当番が終わる夜中24時、冷たいUCC缶コーヒーを寮前の壊れそうな自販機で購入して用意し、白米を3合炊いてホテイの焼鳥缶詰か、ごはんですよ!で食べて寝るのが楽しみであった。
今、もしあの当時の食生活を一週間毎晩やったら、間違いなく体重100kgクリアーは楽勝。間違いなく、超級だろうな。更に摂取したカロリーや塩分などを消化出来ないだろうから、エリートな成人病にもなれるはず(笑)
それくらい毎食に糖分、塩分、タンパク質を多くとり、朝練が済んでから夕方の練習までの授業は爆睡であり、ダラシのない大学時代を思い出してしまった。
馬鹿食い、弛んだ大学生活を思い出すのは、これくらいにしておこう。コーヒーネタであった(笑)
完全に脱線してしまった。
甘いコーヒー…いやいや、社会に出て少しずつこうした「豊栄養促進優先生活」から離れ、会社のシフトに合わせて生活する環境になってからコーヒーを淹れて飲む、と言う生活になった。
これも大学柔道部ネタになってしまうのだが、当時練習前に監督の教官室に入り掃除をして、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れる仕事(役割)が一回生の時にあった。
道場に隣接してあった監督の教官室。監督が授業から戻った際、淹れたてのコーヒーを飲める様に…と当時の一回生の仕事。
今では考えられないが、当時はこういった事が当たり前だった気がする。
4回生の先輩の柔道衣を畳んで部室に並べ、練習前までに道場の掃き掃除を済ませておく。
練習が始まり3時間みっちり柔道を終えた一回生は当番制で食堂にダッシュ。晩御飯の準備で4回生の先輩が揃った時点で合掌し、食事開始。
先輩らのお代わりを終えたら自分らも必死に食べ、食堂当番以外は寮の風呂当番、洗濯当番、と分かれて一回生仕事につく。
風呂当番は4回生の先輩から声掛けをし、順番をメモして三回生、二回生の先輩に風呂の空き具合を伝えていく。
夜遊び好きな先輩は、ダッシュで寮から消えてくれるのでお風呂も早く実は嬉しかったが、ゲーム好きの先輩はめんどくさかった。
『●✖︎先輩、お風呂の用意が出来ました!』と順番を気にして声を掛けるのだが、『これがクリアーしたら。』とTVゲームから離れてくれない。
それが三回生の先輩なら、二回生の先輩は一回生に八つ当たりしてくるのだ。小生、今だから言うが、この時に理不尽な先輩はみんな監督や部長の前で投げたし、団体戦学内の予選は絶対に勝ちにした(笑)
唯一の乱取り稽古時が生きている感があったのは間違いない。
あら?また大学柔道ネタになってるぞ。
話を戻そうか、と思ったが、そもそも練習前に監督の教官室でコーヒーを淹れるのが日課であり、その時にコーヒーを淹れる作業を覚えたから、つい大学柔道部ネタに脱線してしまうのだなぁ。
晩御飯が終わり当番でない日、柔道部寮に早く戻りたくない時など、監督が出張中は教官室の掃除と偽って同期でコーヒーを淹れて飲んでいたのもコーヒー好きの始まりかもしれないなっ。
高校時代、大学時代の柔道部いやいや部活動全般は『The 理不尽』が当たり前であり、あの頃の理不尽を現代に例えると、どれにも値しない程であったが、こうして毎朝、楽しみに自分で淹れたコーヒーを楽しむのは当時の理不尽な生活の一瞬の安らぎがコーヒーだったからかも、しれないなっ。
それは決して柔道部寮で寝る前に白米と一緒に飲んでいたUCC缶コーヒーの味でも無ければ、雪印の甘いパックコーヒーの味でもない。
今朝、開封したインドネシア産の酸味があるコーヒーに近い味であったのは、確かだと思ったのであった。