【中学生日記、レギュラー出演していました】昭和57年から3年間の思い出。
フェイスブックには投稿したのですが、私が中学生の頃、NHK名古屋放送局制作の学園番組「中学生日記」にレギュラーで出ていました。
今日も次男とそのネタになり、スタジオでの話やロケに出た時の話、またセリフをどうやって覚えたのか、とか恥ずかしくなかったのか、だの色々質問攻めにあいました。
興味があるのでしょうかねっ。もしその道で次男が進みたいっていうなら、それもきっと面白いかも、と最近思うのであります。
何気なく次男から「お父さん、釣り以外でTVに出た事あるの？」って話になり、次男にカミングアウト。
次男とほぼ同じ年頃の中学生だった私が演じる「中学生日記」をどうしても観たい、と。
最初はどうしようか悩みましたが、観念し中学生の次男に、中学生の私をリアルにみせました。
NHK名古屋放送局のスタジオで教室シーンを撮影したり、名古屋市中区栄周辺の中学校を使って、登下校のロケをしたり。
また地方にロケバスで入り、街や村、海辺、などでの撮影などもあった。そんな撮影が道場通いで柔道ばかりの毎日の楽しみであり、息抜きでもあった。
NHKから電話があり、1週間のスケジュールを確認される。撮影前の1週間位前にまず台本ができ、NHK制作室で受け取る。
指定された週から毎日、自宅から市バスでNHK名古屋放送局に通う。月から水曜までは台本の読み合わせ、水〜木曜で
立ちげいこ、金曜でスタジオ入り、土曜日に撮影…。そんなスタイルだった。
日曜日は外での撮影なのでロケ。クラス人員ではなく、劇団の人達や、クラスメイトの選抜や役のある人がロケとなる。これが楽しかったなぁ。
土曜日の本番は撮影が終わらず遅くなるとタクシーが出て、ちょっとリッチな気分。また他校の女子仲間もたくさん出来て、それなりに「青春」だった気がする。
高校1年の夏まで「中学生日記」レギュラーであったので、高校時代は１年生の時に少し練習を早退することも出来、
先輩には強烈に睨まれていたのだが、入学の際に1年間だけは…という話も出来ていたので、そこだけは監督も行かせてくださり良かったと思う。
主役もやらせていただきました。
「はるかなる大地へ」という題名で「中学生日記」初の北海道長期ロケ。10日以上、北海道でオールフィルムロケを
させて頂き、スタッフの方々と生活をしていました。
地元の中学生との交流や、農家のお家での撮影、大型トラックでの移動、等今でも鮮明に思い出は残っています。
フェイスブックでその時の現地中学生とも繋がり、今も連絡のやり取りをしていたり、それこそ「はるかなる大地へ」のDVDを送ってくれたり、と嬉しい付き合いを続けています。
この3年間の経験はとても人生において大きな糧になったと思います。その作品を女房と3人で観る。セリフは素人ですから当然下手くそ。でも一生懸命演技をしていた中学生の平松慶。
台本と合わせて番組を観て「よくこんな長いセリフ覚えたよなっ」と驚くことも。
あらためて私がみても、私を「デカイ中学生だなっ。いい身体してるなっ」そんな目線でモニターを観てしまいました。
次男、最後まで黙って観てくれ、嬉しそうでした。恥ずかしかったのですが、まあ観てもらって良かった。
私は、自分の父親の中学生の姿を中学生の時にみる事は無かった。次男に父親の中学生時代をみせてあげられ、良かった。
『中学生日記』。持っている台本はこれくらいしかないが、また実家から多分出てくるでしょう。どこかにしまい込んでいるはずだから。
3年間NHK名古屋放送局でお世話になりました。数年前にNHK名古屋放送局に行ったら、場所も少し代わり、当時の面影など全くない大きなテレビ局となっていました。
一昨年かな？50年続いた長寿番組「中学生日記」も幕を閉じたって何かで知ったのは。少し寂しい気分と、当時の仲間達や撮影でお世話になったスタッフの方々はどうしているのかなっ、と。
当時のビデオは、数年前、仲間にDVDに処理してもらっているので私が出演した分の番組はたくさん手元にあります（笑）
何かのタイミングでyoutubeなどに残していきたいのだけども、でも消されちゃうかなっ。
著作権等の問題があるだろうしねっ。
それにしても。しっかりした身体だなぁ、中学生の俺（笑）柔道ばっかりやってた時代だしなっ。身長が伸びてくれたら、もっと良かったのになぁ。