【アングリングvol.179〜どう釣る秋のリザーバー】2001年11月1日発行

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【アングリングvol.179〜どう釣る?秋のリザーバー】2001年11月1日発行

これは2000年に入ってからの、いわゆる後期アングリングであり、誌面サイズもそれまでのアングリング誌より大きくなってからのモノ。

これも偶然事務所に置いてあり、それを引っ張り出して来てのコラムネタにしたのであった。中身をチェックすると当時スポンサーであったスポーツザウルスの斬新な広告に目をやり、やっぱり当時から尖ったメーカーだったんだなぁ、と客観的に見てしまった。

ブラックバスのトップウォーターゲームから始まり、トラウトゲーム、特にサクラマスのスタイルはザウルスフリークだけでなくてもわかっていたほどの各悦したスタイルがあったのが今でも語り継がれているほど。私はオフショアでのサポートを受けていたが、もちろんバスゲームも行ったし、トラウト狙いでフィールドに出たりもした。

まあ、トラウトロッドで当時はエギングをやっていたことの方が多かったのですが、ね。


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さて今回の「アングリング」はカラー連載がスタートしてすぐ、位。「第9回 神奈川県」で紹介されており、当時生活していた鎌倉市からすぐにフィールドがロケ現場になっていた。

《平松慶の日本のオフショアフィールド再発見!!》「第9回 神奈川県 シイラゲームの聖地・相模湾でメーターオーバーを狙う!」〜今年の夏の後半はサイズを望むのが難しいと言われる相模湾で、敢えてシイラゲームに挑戦。ここ相模湾は、先輩アングラーたちがシイラを夏のゲームフィッシングの人気ファイターに仕立てた由緒ある海。そして鎌倉に住む平松さんにとっては庭のようた所。さて、結果は・・・!?

こんなサブコメントまで入っての連載紹介で、スタートから綴られていた。小坪港からは洋征丸、片瀬海岸からは島きち丸さんでお世話になった。

小坪港(逗子マリーナ前)から出港した洋征丸のロケ時はかなりペンペンに悩まされてのロケだった事を思い出す。見つけるゴミ、たどり着くマリンロボ、出くわした潮目…全て徹底的に探ったのだが、出てくる魚(シイラ)はどれもぺんぺんであり、こりゃもしかしたらロケ、やばいんじゃねえ?と正直真剣に思ったのが記憶になる。

それでも月刊誌のカラー連載に絶対に穴を空けることは出来ない。これ、絶対に私達の仕事ではやっちゃダメな事。だから本気で焦った。

実は、これを書くのは初めての事なんだけど、このロケ中、私は大船総合病院で長期入院をしていたのだ。胃潰瘍と十二指腸潰瘍の下血、吐血で毎日点滴と胃カメラばかりの日々。

那覇でホテルで血を吐いてぶっ倒れ、そのまま那覇で入院。4週間後に退院してその翌日にまた自宅で吐血しまくって、救急車で運ばれて…。だから入院中であったのだが、絶対にカラー連載に穴を空けたくなかったので担当医にお願いしまくり、それでロケ日を2日頂いたのだ。

まあ、若かったからできたものの、本当によくやってたなぁ。いや、やってることがメチャクチャだった30代であり、その時のロケが今回紹介しているページの背景になる。

島きち丸さんに乗船した時は、確か乗り合いのエサ(1本釣りハタキ釣り)とルアーとの混合。私は胴の間辺りでやっており、オモテ(ミヨシ)にた立たなかった。日焼けしているのは那覇通いの激しい時期だったので、その流れで黒い肌はしていたが、毎日お粥もそれほど食べれない白湯程度の毎日だったので、写真をみると、猛烈に痩せている。

入院中の那覇では寄宮フィッシングセンターの皆さんと前田学家の人々にお世話になって病院ではウロウロし過ぎて嫌われていたはず。病院から追い出されるように飛行機で帰った覚えがある。

それからの再度吐血だったので、もう病院から抜け出すことは本当に大変であった。それでも決行し、メーター30のシイラを誌面に飾れたのは、我ながらすごいなと感心する。


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当時の気迫がよくわかる。古い掲載誌をみると、その背景まで思い出すことができる。この頃は、ひたすら国内GTと九州ヒラマサを追い続けていたなぁ。きっとこうして次々と古い誌面を再掲載して行く度にこれまでのヤンチャな時代の自分を見直すことも出来るので、嬉しいやら恥ずかしいやら、の楽しみとしてこれからも綴っていきますね。

それにしても…。私の持っていたスポーツザウルスの数十本となるロッドはどこに行っちゃったのだろうね。仲間に貸して忘れてしまったのが大半。

遠征先のお世話になっていた船宿さんにあげちゃったのも大半。残りは記憶が追い付かないのだ…(笑)

【データ】
誌名:アングリング vol.179
出版社:株式会社廣済堂出版
編集長:笠川道夫
毎月26日発行
2001年11月1日発行

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keitanhiramatsu