京都発【阿闍梨餅、いただきました】これまで食べて来た中で一番美味しく感じて…。
女房の実家が京都であり、私も学生時代から就職し約9年京都で生活してきて親しみ深い街。
京都は古都寺院、街中も日本の姿をそのまま残しつつ現代の近代化にも対応した奥深い場所として観光地としても、人気な場所。私はなかなか妻実家には仕事柄いけないが、家族が帰省した際など帰りの京都駅でお土産を絶対にお願いするのがこの《阿闍梨(あじゃり)餅》なのだ。
その大好きな阿闍梨餅を長男が大阪から大学卒業のタイミングで引き上げて来た際に渡してくれたのだ。
てっきり私(家族)への長男からのプレゼントだとばかり思っていたが、どうやらそんな感じては無かった。長男の下宿先は通いの柔道部員の溜り場だった様で、マイベットでは無いにしろ、マイシュラフを持参して衣装ケースまで置いている柔道部員もいた様だ。
全日本学生柔道団体戦の時は我が家に何人も泊りに来ていたし、就職活動の時期は私の部屋で数人がガチ寝していたほど。
そんな大切な大阪産業大学柔道部仲間とも春で卒業でお別れとなり、各自が長男の部屋に私物を取りにきた時に、警察へ就職が決まっている正義感の強い顔の小さな仲間が私の大好きな《阿闍梨餅》を持って来てくれたそうだ。
こうした気遣いの出来る大学生、なかなか素敵だなぁ、と思うんですよね。
神奈川に遊びに来た時でも手土産をキチンと持参し私が飲みに誘った時でも手土産を。これ、親御さんのご指導というか、教育が素晴らしいのだなって思っていました。
こうした気心、気遣いが出来ない子がダメだ、ということではなく、親の目線で感じるのは自分の息子は果たして外でこうした礼儀がきちんと出来ているのか、同じ同級生の行動を見習って真似しようと意識しているのか、そんなことを感じてしまします。
京都のお土産《阿闍梨餅》。大学柔道部員君からお別れとこれまでのお礼に、といただきました。とっても美味しかったです。そしてその柔道部員の顔が脳裏に浮かび、次会える時はいつだろうか、と思いながら味わいさせてもらいました。
これまでたくさん食べて来た阿闍梨餅の中でも格別に美味しく感じ、ゆっくりと味わいながらいただきました。
卒業後も、誰からも好かれる、そして頼りになる社会人になって欲しいです。長男も大阪産業大学柔道部で素敵な仲間たちと知り合え、4年間を共にして来たことを財産にして欲しいです。