【再び、北の大地へ2020夏】ツアー最終日、道東の河川で遊び尽す。8/3

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【再び、北の大地へ2020夏】ツアー最終日、道東の河川で遊び尽す。8/3

ツアー最終日。朝は6時にホテルをチェックアウトし、その足で昨日夕方に入った河川に再びチャレンジしに向かいます。

この日ツアーはラストday。夜19時の女満別空港発エアーを手配しており、17時までたっぷり動けます。レンタカーも最後まで使えるのでこの日は我々だけで北見市内の河川に入りました。

大まかなスケジュールは前日の下見でわかっており、河川のポイントに入るのはジャンケンで決定。

瀬田兄貴、タッティ、タカちゃん、私、と。車移動をして下さるのは蝶取りを優先すると辰元さんが引き受けてくださった。私は皆が河川に降りて行き、一番最後に入る。

ポイントは前日ヤマメがたくさん岩陰から出てきた場所。そこを狙いたかった。一番ポイントの落込みなども狙ってみたかったが、あの前日のヤマメの数をみていたのでNewポイントは我慢した。

パタゴニア

その代わりポイントが一番遠くになるので川を登っていこう、ととにかく歩きまくって目新しく感じるポイントだけを贅沢に探って行ったのだ。

この日はヤマメだけでなく、ニジマスがよくヒット。40cmを超えるサイズも2本キャッチし、いよいよ興奮の度合いはMAXを超える。

実は偶然にも数年前に足寄町近くの河川で大きなニジマスを掛けたのだが、ネットがなくて川に逃げて行っちゃった悲しい結末を体験した。それを話したベテラントラウトアングラーが私のために、とネットを拵えて下さった。

ふつうでは手に入らない素晴らしいもの。そのネットをこんな初心者の為に作ってくださったものだから、私としてはその恩返しをネットで掬うサイズのニジマスにたどり着けたい。ネットと一緒に写真を送ることがその方への恩返しだと私は信じていた。

ある横槍が入り何となくラストはスッキリしない事になってしまったが、ネット作者様へは何としても魚をネットに入れて写真を送りたかったのだ。

単純で真っ直ぐな私の気持ちが北海道のニジマスに響いたのは、その先2時間を過ぎてから。

スタートが6時半過ぎだったのだが、私は川をひたすら登り、私なりの小さな少ない引き出しで探し当てたエリアへとルアーを投入していく。「たかが、ヒラマサで得たキャリアだろ?鱒の世界を舐めるなよ」そう揉め事の先にある事から聞こえてくるかの様に。

ならば、何としてでもキャリアの無い私の様な初心者でも納得するニジマスを釣ってやろう、これが私の意気込みであった。

鱒釣りは、右も左もわからない。しかし、スプーンをボトムで叩き、ホバーリングさせながらニジマスを狙い、それに見事なまでの60マスが掛かるとは。

私は徹底してボトムを探った。いわゆる夏マサを探るべく、いかに『ターゲットがエサを食いやすい様なルアー操作が出来るか』がキモであり、それを徹底した。

トラウトアングラーの方々なら「そんな事、当然だろ」的意見だと思います。しかし私は鱒釣りは全くの初心者。

スプーンひとつ、キチンと安定したキャストもろくすっぽ出来ません。しかし、ニジマスをヒラマサに置き換えて探ると…。

PE0.6号に12ポンドのバランスは私を刺激させた。ボトムで掛けたヤツを根に沿って走らせない様にロッドのテンションを最小限にし、ドラグを滑らせながら根から離した。そこからはガンガン巻きながらも走るヤツにプレッシャーを与えない様なロッドワークでヤツとの距離を縮める。

何度も何度も水飛沫を立てて深場へと走るヤツ。その度にロッドワークで対応し、友人が私の為に作ってくれた大きなネットで掬いあげたのでした。

鱒釣りベテランさん方々なら大したサイズじゃないと思います。でも私にとってのニジマス60キャッチは口から心臓が飛び出るくらい嬉しかった事。

私は誰に感謝でもなく、間違いなくネットを作ってくださった方に感謝をします。その方が居たから、その方がネットを作ってくださったから私は感謝の表現でネットで魚を掬った写真を送りたかった。

ヤツを掬った喜びが、感謝だったのだ。こうして私は初心者のくせに、60キャッチをさせてもらえた。

その後、何とも不条理な理由でそのネットは私の手から一時的に離れていった。私にはわからない改良があるのだそうだ。また戻してくれる、と約束して下さったのだが、一体何があったのだろうか…。

あまりにも理解出来ない理由であるが、鱒の世界はそうなんだな、と思う様にしたい。

ただ、ネットを作成して下さった方はきっと私がいつかこのネットが必要になる魚を釣って欲しい、と思って作成して下さったと心底思っています。

嬉しい魚のラストはネットに対してのゴタゴタで理解出来ない寂しい結末となりましたが、9月末に再び使えるようにして下さると仰っていたので、信じて楽しみに次使える事を期待します。

私はこの魚だけは自分なりに組み立てて釣り上げた、と言う言葉だけは一生忘れない様にします。宝物です。

こうして3泊4日の《平鱒 渓、と愉快な仲間達の川遊び》は終了。スープカレー屋が定休日で、有名あんかけそばやも定休日、偶然入ったラーメン屋がやたら美味かった事も全て楽しい思い出。

今回、ブリ狙いは急遽変更になりそれなりにバタバタしたスケジュールではありましたが、全て北見の方々が我々を持て成して下さったおかげ。

本当に有難うございました。続く

パタゴニア

#60キャッチ、#ラーメン屋、#ツアー解散、

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keitanhiramatsu