【山梨県で久々に食す】ほうとう、は麺類⁉️固形類⁉️ちょい悩む平松慶でした。

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【山梨県で久々に食す】ほうとう、は麺類⁉️固形類⁉️ちょい悩む平松慶でした。

山梨県に行く際、周りからは「桃が良いよ」とか「ぶどうが美味いよ」なんて聞かされていた。

私は果物も大好きだから、桃やぶどうは相当楽しみにしていた。

次男坊の柔道試合で向かった山梨県。山無しではなく、海無し県だから正直仕事で訪れる事も少ない。

会社に営業マンがいた際は山梨県なども取引先へのご挨拶で出向いたりしていたが、今は私ひとりの仕事になっているのでコロナ禍の影響もあり、営業にも神奈川からは行き難いのがリアルな話。

だから、それ程ご縁もなく、山梨県は地理もあまり把握出来ていない土地感であったのだ。そんな場所、山梨県。

富士山がキレイに見えると聞いていたが…、この日は生憎な天候。

神奈川県からの道中、周りは低い雲に覆われて全く何も見えない状態であった。雨模様の山梨県甲府市。次男坊の柔道試合会場に向かい、試合前日の受付、計量、柔道衣コントロールを済ませて宿泊先に戻る。

早朝に神奈川県座間市を出て、試合会場に来ての慌ただしい動き。まあまあ疲れたのが実感。やっとお昼ごはんをと意識が回る様になってきた。さあ、何を食べようかと悩む以前に次男坊は「ほうとうを食べてみたい」と言いだしていた。

「ほうとう」は甲府の名産品みたく、ググッてみると、すぐに色々なお店が閲覧出来る。それならば、さあ、行ってみよう。

ホテルは試合会場から車で15分位の距離。その間にお店があり、どうやら人気店の書き込みがある。

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お店には駐車場に警備員が立ち、車の誘導をしているじゃないか。お店の外にまで人が並んでいる。【甲州ほうとう 小作】人気店。軽く30分待ち。

次男坊にどうするか確認してするが「食べたい」と言うので、並んで待つ事に。

この日、神奈川県は不要不急の外出を控える緊急事態宣言が出されていた。

山梨県内は特に何もなしで、かなり他府県ナンバーが並んでいた印象が深い。みんな外に出たいよなっ。これほど中途半端な国政指示も無いよな、とバカにしてはいけないが効果のなさ過ぎに呆れ気味であった。

まあ、愚痴はこれくらいにして…呼び出されたので座席へと。

私達は、いわゆる「ほうとう」を注文した。かぼちゃの入った野菜中心の「ほうとう」それに鴨肉を入れての注文。お互い、携帯をみて特別な会話はない…待つ事15分。

鉄の鍋がグツグツと音を立てながら煮立った状態で運ばれてきた。二人して顔を見合わす。

猛烈な野菜の量と、この暑い中での熱い食べ物。汗が鍋を見てるだけで額に流れ落ちる。「いただきます」無言で箸を鍋に入れる。

「ほうとう」を箸で引っ掛ける様にして野菜の山から見つけ出す。そしてラーメンの様に持ち上げる。湯気が落ち着く前にフーフーして口息で冷まして箸を口に運ぶ。

モグモグモグ。味噌味の旨味が食欲を促進させ、箸をどんどん進める。お野菜なども食べ応えがあるくらいに鍋に入っているので、そちらも合わせて口に運んで行く。

ここで私は一つの大きな悩みに直面した。

それは「ほうとうを食べる際、蕎麦屋うどんの様にすすって(音を立てて)も良いのか。と言うことだ。これは巨大レンゲにほうとうを入れて、口息でフーフー冷ましてから黙って口に運ぶものなのか。」

あまりにも大したことでは無いのだが、食べる際のマナーは大切だよな、と思ってしまう。

うどんならズーズー音を立てて食べて見せる。きしめんなら、うどんと同じ様にすすって食べても良い文化が信長様時代以前からきっとあったに違いない。

しかし「ほうとう」はなんと言うか、着物の帯の用でもあり、乾燥しているかんぴょうみたいでもある。うどんとしての記載は当然なくて「私は列記とした甲州育ちのほうとう様よ」なんて顔をしてござる。困った。

巨大レンゲに取り敢えずよそって、それを箸で再び挟み口に運ぶ。あまり勢いよくすすると、ほうとうに付着した味噌が顔中に吹っ飛んでくる。かといって、巨大レンゲの上に乗せて、それを箸で挟みながら食べるのも辛気くさい。

こりゃ、どうやってガツガツ食べたら良いのだろうか…。

第99代内閣総理大臣の菅義偉総理は食事をせわしなく急いで食べる人だ、とTVで言っていたことを思い出した。

「せわしなく食べる人です」なんて菅総理をよく知っている人がインタビューで口を揃えて行っていたが、「ほうとう」をどの様に食べるかと言う質問をこの激務の時に聞いてくれる「ぶら下がり会見」で聞く勇気のあるインタビューアーが居てくれたら、ぜひ聞いて欲しいものだ。

私は結局暑い季節に熱い料理をぎこちなく食べ、結局のところ、あまり満足せずに終了し、ホテルで菓子パンを食べ直したのだが、本当に「ほうとう」の美味しい食べ方や雰囲気、季節などが知りたいと思っている。

いつか寒い時期に山梨県甲府へ行ってみようか、と一瞬考えたりしたが、まあこの際そんなことは後にしよう、と言う結論に終わったのでありました。

個人的にはもっと味噌味が深い、濃い方が良かったなっ、と感じました。野菜の旨味もたっぷりだし、鴨肉の味も美味しかった。

でも「ほうとう」の一反木綿の様な食べ慣れていない食材をどう口に運べば良いのかと言う小さな疑問をずっと抱き、味わうまでに至らなかった悔しさの方が大きく感じたのでありました。

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keitanhiramatsu