【メタルジグ釣れるカラーの、その理由】ドットに対する持論公開。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

【メタルジグ釣れるカラーの、その理由】ドットに対する持論公開。

『色』はルアー(疑似餌)に対してどの様な効果があるか。

トップウォータープラグからメタルジグまでたくさんのカラー提案をし、その効果や自論を伝えて製品化にしてきました。そんな中ここ近年で私なりに効果が強く感じられるカラーがあります。

※サクラマスは、果たしてどの様に見えたのだろうか…。

ボディーに黒い点(ドット)を付けるだけでなぜか魚が反応してくるカラー。それが今回の持論公開になります。

初めてドットの効果に気付いたのは以前もどこかでこの内容に触れたのですが、1990年代のシイラゲーム時。スポーツザウルスから発売されていた《トビペン》。

覚えている方も多いと思いますが、この《トビペン》に対して船上でマジックを使いイワシをイメージしてドットを塗った時の効果の実体験からの話になります。

パタゴニア

当時、いわゆるイワシカラーは定番でリリースされていました。このイワシカラーに対するシイラの反応がとんでもなく良い日があり、私も良い思いをさせてもらっていました。そんな場面でのラインブレイク…。

イワシカラーのトビペンは手持ちから無くなり、同じサイズの他カラーのトビペンを使ったのですが、サーフェスで反応するシイラの行動をみて、明らかにドット有りと無しだけの違いだけでシイラの反応が違ったのです。

見事な迄にトビペンへの反応が変わりました。

同じサイズ、動かし方、トレースゾーンでここまで差が出るのか…。それを体験し、船長に借りたマジックでイワシの様なドットを付けて探った結果が再びシイラは反応してくる様になった現象を確認。

この時に《ドット有りの効果》へ着手し、日を改めて再び確認。見事な迄にドット有りの効果を得る事になりました。

サーフェスで狙う魚に対して《色》への考え方は魚によって違ってきます。

例えば、セイルフィッシュ。芭蕉カジキ和名のセイルフィッシュはルアーのアクション(動き)で捕食体勢に入り、ビル(角)でルアーを判断し、次に視覚(見る)になる。

「見た目」に対しての行動は我々アングラーからも分析しやすく、どの様な行動を魚が取るのか、と確認する事でルアーゲームの深さにつながっていく。

この「見た目」に対して、色の部分が最も大きくなり、私は常に意識して釣りをして来ている。ここでセイルフィッシュで得た答えが色による捕食体勢に入るかどうか、でした。

セイルフィッシュの事はまた違った場面で解説しますが、明らかにフィッシュイーターの魚は色覚による捕食判断があります。

では、サーフェスではなくメタルジグはどうでしょうか。太陽光が届かなくなる層でメタルジグを操作する。餌に見立てたルアーは金属製。

動きで興味を持たせて寄せ、次に口を使わせるまでの連携した部分が重要になりますが、着色する必要性と、その着色理由を先日Facebookのグループページに書いてみた。

メッセンジャーに予想以上の質問もあったので、補足をし、あらためて「いいぶさ日記」に残しておきたいと思います。持っている論、自分の論、こう表現しています。

《グロードット効果》

そんな想像を膨らませてメタルジグを操作する楽しさメタルジグのカラーパターンを考えると、写真の『グロードット』と言う着色に最近強い効果を感じています。

メタルジグのサイズベースに対して、カラーが魚たちに捕食効果が有るならば、ベースとなるシルバーピンクラインカラーに対して、より強いインパクトが水中で何らかの理由をもたらしていると分析した。

フィッシュイーターが捕食に対して「これは、口を使うもの(捕食)」と言う判断は、無駄な体力を使わずに安易に捕食したい、また今食べているエネルギー値の高い餌を選択する、等が考えられる。

わかりやすい表現をすると、太った人が何かを食べる場合、食べたいものを周りに置き、あまり食べ歩きしたり、遠くのお店まで食べ物を買いには行かない。

今の季節なら、温かな部屋で、ゆったりしたソファーに座り、TVやiPhoneを横に置きハンバーガーやポテチ、フランクフルトなんかをパクパクとやり、お腹が満たしたらTVに集中し、また消化される頃合いをみて、次のアンパンやチョコ菓子に手が伸びる…。

お腹の消化が始まるのは、眠気との重ね合わせで、身体を動かせたくなるタイミングは、寝て体力を少し使い、消化が完了する前位からの食欲に行動主旨に繋がる…。

目の前に、食べやすく、ヤケに興味をひくベイトがウロウロとすれば、それへの興味が強く湧く。

キャンディーカラーに、目立つグロードットがアイスクリームに見えるかどうかはわからないが、捕食しなくてはならない環境でエネルギー消費に対して捕食しやすいメタルジグの動きであれば、寒がりであまり動きたくないフィッシュイーターが口を使うのは、理に適うのではないだろうか。

グロードット部分が小さなベイトに模し、エネルギー値の高い水波動のするメタルジグがウロウロする事で捕食コントロールが発し口を使ってくれる。

そのフィッシュイーターが太った人と相似するかどうかはわからないが、『興味をひく食べやすいベイト』として認識されやすいカラーパターンであり、冬場に強いカラーだと位置付けたい。

明らかに人間目線からの理由付けであるが、こうした考えを持ちながら海底に沈む大きなフィッシュイーターを狙う楽しさに繋げていきたい。

夏場ではなく、寒い時期に何となく効果があるグロードット。
これに合わせて、潮通しのタイミングも解説したいが、またそれは次の場面で。

グロードットカラーが横に動いた時、ドットカラーの残影が細いベイトみたく映り込む。それを好んで食べたくなる水波動を出したルアーにガブリ、とやりたくなる動物的習性と本能を刺激に、最近カラーパターンの理由付けを見つけようと私はしてジギングを楽しんでいます。

またFacebook内コミュニティで《Gummyフリーク》というページでこの様な内容を更新しています。よろしければ、そちらも覗いてくださいね。

パタゴニア プロビジョンズ

スポンサーリンク
patagonia
パタゴニア
patagonia
パタゴニア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

keitanhiramatsu