【JGFA いい釣りをいつまでも。】魚が居るから、釣りが楽しめる。いつまでも…。

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《ラインクラス日本記録》《タグ&リリース》《ライトタックルトーナメント》…etc。20代に知ったJGFA【ジャパンゲームフィッシュ協会】の存在。

オフショアフィッシングを始めた頃、ナイロンラインクラスでブリの何kgが釣れた、だのこんな大きな魚が釣れ、もしかしたら日本記録⁉️なんて会話と、記録申請やルール、そんな事を学びながら先輩方と釣りを楽しんでいました。

JGFA所属クラブに入会し、チーム別に戦ったオフショア大会などもあり、90年代は釣りとJGFAは切り離せられない環境であったものでした。

いつからか「タグを魚に打つ調査は、魚へのキズ付ける行為だ」などとも言われ、私自身も数年はタグ&リリースの行動を自粛していた事もありました。

釣りをする上で「なぜこの魚種が、ここに生息しているのか」「この魚の行動範囲が知りたい」といった疑問が再びタグ&リリースの行動になったのです。

現在ではGPSタグなどで科学的データを確実に取れるスタイルもあり「お金になる」魚類調査は莫大な資金のもと、データ取りされています。

本来ならば、どんな魚種にもこうした脚光が浴びても良いかとも思うのですが、やはり第一次産業から絡む魚種が優先なのは仕方ありません。

だから、私個人の様な「アングラー目線」での把握がしたくて実際に行動が出来る協会賛助の手打ちビニールタグでの取り組みを行っているのです。

夢と言うか、いつかは…と願いを込めて長崎県対馬でブリにタグ付けをしてリリースする。黒潮から対馬暖流を伝い、北海道で再びタグ付きのブリ、それも自身らの仲間がリリースしたブリを再び釣りたい。

これが、今の思いであり、1尾リリースする⚫️点を重ね続け、➖線にしていきたい。賛同してくれる仲間たちも増えてきて、船側も協力し少しでもよい環境でのリリースが出来る様に努めている。

1尾の魚との関わり方は、ひとそれぞれ。

「今夜家族で食べたい」は素敵な話である。釣った魚を全てリリースだなんて、私はまず思わない。ただ、クーラー満タンで…といった状況は、この時代にどうなのだろうか。

世界規模で地球温暖化が唱えられており、海況の変化も著しく動いています。

パタゴニア

【バックリミット】と言う言葉をご存知でしょうか。

これは、誰が決めたのでもなく、モラル的意識の唱えです。

クーラー満タンにして、隣近所に配り歩く…それは、行動としては、やりたいのも理解はしますが、来年の釣りで再びクーラー満タン、にならなくなる環境がそこに有ったら…と言う危機感もそろそろ持って欲しいのです。

日本の釣具性能と釣り技術は、世界に胸を張れる環境です。

私がJGFAの存在を知った時代は、日本のオフショア釣具は全く使い物にならない道具でしたし、釣り技法も乏しい、20年、30年前の…そんな時代でした。

その時代を知っているからこそ、現在の釣り事情に声を上げ、20年後、30年後への危機を唱えたいのです。

釣りは、永遠に楽しみたい。また次の世代にも伝えていきたい、過去を知っている者が繋げていく事が使命でしょう、と思っています。

決して忘れてはいけない事、それは『魚が居るから、釣りが楽しめる』のです。

環境破壊から起こるフィールド悪化、それは少しでも無くなった魚道を川に戻し、砂防ダムを撤回する。山の樹木を豊かにする。農業農薬[ネオニコチノイド系農薬]使用の防止等上げられます。

海は、漁業による大量捕獲、乱獲、などと共に魚類保護、海洋汚染(海洋ゴミ等)、地球温暖化対策など規模の更に大きな問題を目の前にしています。

こういった「意識」をアングラーひとり一人が持つだけでも、やらないよりやった方が良いのです。

「意識」を持つ事の大切さは、私の様な釣りで生業しているものからの発信が必要であると感じていますし、それを理解してくれたアングラーも「意識」を感じて欲しいのが願いです。

「昔はよう釣れた」ではいかんのです。これからも釣り続く釣り場を無くしたくない、だから「意識」が大切だと唱えているのです。

そんな話を昨夜、町田駅居酒屋さんで東知憲さんとガッツリ話させてもらいました。

「今の時代、グループやチームで群れて、人から差図されるのが嫌いな若者が多くて…。」それも仕方ないか、と思います。

個人会員で、タグ&リリースをしてみたい、ルールに沿って日本記録を申請してみたい、そんな夢でも良いのです。

少しでもJGFAに興味を持ったり、魚への「意識」釣り場への「意識」を若い方々に持ってもらいたい、のが私達からの願いですし、思いです。

「釣り」への環境は、どんどん変化しています。

アングラー側の技術進歩は更にスピードを上げて向上していくでしょう。その逆に釣り場への環境は後退が止まりません。

釣りを愛する者として、何とかしたいと思う事を今一度考え直していきたいですね。

パタゴニア

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keitanhiramatsu