【3/3 春マサを求めて長崎県対馬へ】3日目はキャスト‼️キャスト‼️キャスト‼️
対馬ツアー最終日。
朝の厳原ホテル前で既に風が強い。雨も混じっている。ただ、数時間もすれば、風も雨も落ちる方向で、天候は最悪な3日間予報を全てミラクルに変えてくれたのです。
昨日の興奮も冷めやらぬ状況で沖へと向けた。西側の峰沖からスタート。瀬周りをキャスティングで探っていく。
私はスパンカーの隙間からキャスト。みんなは交代でミヨシ側で投げていく。追い風を利用しプラグはよく飛んでくれた。
私は今年からピュアフィッシングがスタートした《サベージギア》のポッパーで探っていく。みんなは誘い出しのペンシルプラグ。私にとっては、よいテストコンディションになった。
ポッパーはキハダやGTのイメージが多い。多いと言うか、そのイメージが中心になる。
初めてセイルフィッシュをポッパーで釣った時を思い出した。クロマグロのポッピングも初めてを提案した私は、その時を思い出す。
私はまだポッパーでヒラマサを釣った事がない。
他の魚種はこれまでたくさん狙って釣ってきた。セイルフィッシュだって、線で誘わないとスイッチが入らない状況でのポッピングは正直、信頼はなかった。クロマグロの時も、そう。
今でこそ、当たり前に使うテクニックだけど、誰ひとりやっていない状況でカタチにした私にとっては、対象魚は違えど、試行錯誤は嫌いではない。
スタイルを創り上げる事の喜びが大きく、チャレンジは止まないのだ。
「ペンシルの方が良いですよ」誰かが私の投げている大口径のポッパーを見て言った。「そうだろうねっ」と返答し、ポッパーを投げ続ける。
ポッピングアクションにバリエーションを増やしてアクションを付けてみる。ショートポップ、ダイビングポップ、スキップポップ、ノンポッピング…。
あらゆるアクションの変化を取り入れ、プラグの特性を把握しながらキャストを続けた。
「出た‼️」拓也若船長がデカい身体から、デカい声を出す。出たのだ。ヒラマサらしき魚が明らかにポッパーの周りをもんでいる。
「もんでいる」とはルアーの周りでバイトをした後も捕食しようと興奮したスイッチ状態の事。
この後、ペンシルならこうして誘う、GTならこう誘う、と言うテクニックはあるが、私がこの瞬間に誘ったのには、バイトが無かった。何かが足らない…。
魚側からなら、食い気や欲、好奇心が足らなかったのだろうし、私のアクションに「食い気・好奇心・欲」をそそる様なアクション魅力が出せなかったのだろう。
そこが何かひとつでも合致すれば、ヒットへと繋がっただろうし、足らなかったからヒットが無かった、それだけである。
研究材料をもっともっと増やしていきたい。嬉しくもあり、悔しいワンバイトだったのでした。
ミヨシでは、望月タカちゃんが安定した釣果でヒラマサを誘い出しにてキャッチ。さすがです。
釣果を出すと言う事は、本人の完成されたスタイル。望月タカちゃんは毎回確実にキャスティングでヒラマサを誘い出しで獲っています。
魚は誘い出しに反応し、タカちゃんの誘いで点を合わせます。ここを詰めていく事が私のヒラマサキャスティングの今の魅力になっている。
あ〜、早く理論を見つけ出したい…。
午後も雨は無くなったけど、風は残っていました。
潮止まりに合わせて、帰港する事に。イシナギの解体が待っています…。少し後ろ髪を引かれる状態で今回の対馬ツアーは終了。
3日間、ミラクルに沖へ出られた事が素晴らしかったし、素敵なイシナギのゲストはみんなを盛り上げてくれた。
アングラーではなく、魚が主役。魚との対面が出来るのがフィールド。そこで3日間競技させてもらえた環境に、今回も感謝だったのでした。
参加されたアングラーの皆さん、お疲れ様でした。そして我々を楽しませてくれた春田親子船長、今回も有難うございました。