【令和6年度 神奈川県柔道連盟 春季審判講習会】鏑木文隆講師受講。

柔道

【令和6年度 神奈川県柔道連盟 春季審判講習会】鏑木文隆講師受講。

柔道審判ライセンスBで審判をしており、ライセンス保持点取得に重ね、新たな審判内容の説明で受講してきました。

朝9時から10時半まで息子の高校へ出稽古してから福井学先生と共に講習会に向かう。

この日の横浜エリア最高気温が28度と夏日。朝からガッツリ汗を流して午後イチからの講習会…。眠くならないか心配を少ししながらの会場入りでした。

道中は特別渋滞もなく、予定通りに会場入り。そのまま駒木若先生や碓井先生らと受付をして席につく。

周りを見渡し顔見知りの諸先生方にご挨拶をして回る。所属の先生だけ見つからずでしたが、他の先生方にはご挨拶出来たのでひと安心。

定刻通り13時より審判講習会が始まった。

今回は鏑木先生の講習会で、楽しみであった。以前も受講し、わかりやすい審判講習であったし、指導者Bの時(指導者Bだったかな)も鏑木先生からご指導いただいてきた。それに高体連の審判時もそうだし、飲みも…。

親しみのある尊敬する先生の講習会なだけに、真剣な度合いも増す。他の先生の講習会はいい加減に聞くと言う訳ではなくて、知ってる先生なだけに親しみがあると言う事。

最初に全柔連からコンプライアンスの説明を聞く。柔道界でもコンプライアンスに関する問題は多く、ただでさえ激しくぶつかり合うコンタクトスポーツだし、昭和時代の根性論が根強かった武道。

今は大きく改善されてきていますが、やはりコンプライアンス無視の指導を受けて育ってきた私達、言葉ひとつも変えていかなくてはならない、と言う現代の良識を全員再確認する時間となりました。

パタゴニア プロビジョンズ

コンプライアンス問題の提議が終わり、柔道ルール(審判ルール)の勉強時間。

パリで今年行われるオリンピック直前の今回、大きなルール改正はないが、少年ルールの変更等がいくつかありました。そちらの確認です。

鏑木先生の講習を聞きながら、ふっと思った事がある。

「なぜ、少年(中学生以下)ルールがあるのだろう…。中学生が高校に入っていきなり絞め技、関節技の対応をしなくてはならず、大変なのになぁ」と率直に感じた。

全てにおいて「怪我への対策」に繋がるのですが、絞め技や関節技を子供時代からやっているフランスなど諸外国は日本が恐れる位に怪我が起きているのでしょうか。

諸外国(柔道盛んな国々)管理側の意見も聞いてみたいなぁ。どうなんだろう…。そんな事を考えてしまった。

日本少年柔道が最先端なのか。もしくは諸外国のスタイルが正しいのか。何となく考えさせられる。まぁそんな私の意見は、どうでも良いね。

それと、全柔連(全日本柔道連盟)が柔道人口減少に伴う危機感を唱えている。どんどん柔道から離れていく状況は私も目の当たりにしている。

少しでも盛り上げようと全柔連は必死になっているが、末端の我々からしたら「そりゃ、減りますよ」と感じる部分がある。

中学校部活動へのクラブ導入になる事で中学教員への働き方改革に繋げて部活動廃止が目立ってきている。特に専門性の高い「柔道」は敵面で、次から次へと「柔道部廃止」が後を経たない。

私が関係している中学校や過去に関係した座間市の中学校も今期で無くなる。こうした事を止めなければ、柔道をする環境もなければ、きっかけも無くなっていく。

体育の授業では文科省が定めた「武道」が必修科目になっていながら、部活動は顧問などの問題もあるが、柔道への風当たりは冷たい。

まるで閉鎖、廃止を中学校側から薦めているかに感じてしまう。そうで無いと信じてはいるが、こうした柔道に対しての環境先細に文科省と全柔連が組み合って減少対策に絡んでいく様な動きは無いのでしょうかね…。

寂しいですが、私も関係している中学校部活動指導から先離れていくのをカウントダウンするしか無いのです。

少し話が脱線しましたね。審判ネタに戻します。

今回の審判講習会の始まりに、4/29に行われた全日本柔道選手権大会の『誤審』とも取れる問題も最初に説明がありました。

ただ、全柔連側からの正式な解答は今だ無く、審判Bレベルの私ですらモヤモヤでスッキリしないまま。

例えば、全柔連の審判長から正式な回答とか説明があっても良いと思うんだけどね。

もしかして、その回答をする事で審判に罰則処置が発生すると、IJFとの関係やオリンピックでの審判なんかに関係しちゃうのかなぁ、って勘繰ってしまう。

もみ消す、と言うより抑えつぶす、のかなぁ。スルーして時が誤魔化してくれるのを待つのかなぁ。何年後かに「あの試合は、完全に誤審でしたね…」なんてしちゃうのかなぁ。

普段、少年柔道の審判をしていて、ミスひとつでもしたら小学生らの保護者から露骨にボロカス言われるボランティアBライセンスの私ら審判員には何とも納得いかない事例でした。

数年後にこの文章を読んだ時、何かの進歩や行動があっていて欲しいと思ったのでした。

後半はアレコレ愚痴を書いてしまいましたが、今回の鏑木先生の講習会も16:00にて無事終了となりました。

眠くなる事もなく、しっかり受講し少しでも柔道貢献に繋がれば…と感じています。

パタゴニア

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