【秋の北海道行脚2/5 】紅葉の下、ヒメマスとアメマス狙いへ。2024/11/2
ホテルロビーに7時半集合。初日釣行は秋を感じに恒例ともなった屈斜路湖でヒメマス狙いからスタートになりました。
昨夜の懇親会でヒメマス狙いなら、早めの方が良いよ。また天気予報だと雪が混ざる予報も出ており、路面凍結なんかも心配だからね、とローカルアングラーから教えていただいた。それならば、と予定を組換えて初日はヒメマス狙いからのスタートにしたのです。
屈斜路湖のインレットがあるポイントを先にLINE位置情報でもらっていたので、レンタカーのナビとGoogleナビの両方を使いながら、屈斜路湖へと向かった。
今回の参加者は北海道初トラウトのアングラーがひとり。屈斜路湖のヒメマス狙いが初めてがふたりだったので、仲間達はワクワク。大自然の中、紅く染まった紅葉をバックにヒメマスを狙う。背の張った婚姻色に染まるヒメマスは楽しみでしょう。
屈斜路湖までの道中はシカの群れを見たり、屈斜路湖のパノラマ風景に感激したり、と旅ムード最高でポイントへと向かった。…が、しかし。
位置情報に記された場所は私も何度も通っているポイントであり、様子はわかっていた。毎年秋は一度はヒメマスを狙う行程を組んでいるので、ほんとポイント周辺は理解していたつもり…。しかし、ポイントに到着すると林道に車が停められない程の車量に驚かされた。
そうなのだ、この日は連休初日だったのだ…。
そして、ヒメマス狙うの時期としては後半になっていた。だから道内外から最後のヒメマス狙うに皆さん集まってしまっていたのです。
仲間が「芦ノ湖より多いかも…」素直な気持ちが口から出たのですね。これには納得。フライで狙うアングラー、ルアーマン、どちらも左右にずらぁっと並んで立ちこんでいる。
幸いにも私達が入った場所は開けていてすんなりと4人が並んで入れたのですが、先に見える岬までアングラーはしっかり並んでいたのでした。
私は少し立ちこみ、偏光レンズで辺りの様子を伺う。いる、いる。産卵を意識してペアになっているヒメマス達。さっそく派手目なシンキングミノーの5cmクラスを沖に向けてキャスト。「おっ‼️」一投目からヒットだ。こりゃ、幸先良い。
今回は《ヒメマス・ニジマス・アメマス三冠狙い》が目標だったので、さっそく一投目から1魚種クリア。自己満の世界なんですけどね。
今回も狙い方は威嚇(いかく)攻撃を誘発する様な狙い方で一発で反応してきた。それがわかっていたので、連発。並んで釣りをしているので、何となく連発は気分が良い。
ただ、今回初ヒメマスを狙う仲間は、釣れないのか遠くへ、遠くへと行って離れて行ってしまう。釣れてるから動いてるんだろうなぁと解釈し、戻ってくるまで釣果が聞けなかった。
北海道初トラウトゲームアングラーも横目で見てるのですが、何となく苦戦している様子。どうしよう、声を掛けようかなぁと思って見ていたが、聞かれたら答えようと見守る事にした。
慣れた老沼さんは自分のスタイルで楽しんでいた。特に何も言う事はない。私はこんな機会だからとあらゆるタイプのプラグを試してみた。これ、完全に勉強時間。
ウッドタイプ、発泡タイプ、プラタイプ(全てシンキングタイプ)の性能と魚の反応確認。水深のあまりないエリアで如何にルアーが魔性のダンスを繰り広げられるか。
それは食生でなくて、完全なる威嚇攻撃で口を使って来たから。
私がテストして抜群に効果が高かったのは、ウッドタイプのプラグ。シンキングタイプなのですが、ウッドの微妙な浮力でヒメマスの泳ぐレンジでアクション付けがし易くてバイト率が上がったのでした。
サイズもカラーも出来るだけ似た様な条件にして、素材の差を見たかったのでした。
あまりにも釣り続くので、正直飽きてきた。これなら午後から他のポイントに入れるぞ、と決断をして動く事に。初めての方も無事ヒメマスをキャッチし、良かった、良かった。まずは、全員安打にホッとして次のポイントに向かう事にした。
午後からは、アメマス狙い。屈斜路湖から車で1時間ほど走った。
アメマスも冬前に毎年狙っており、今回も相当に期待していた。私は狙い方を構想しては、それを試してみたかったのです。
理論的に釣果がまだトラウトゲームでは説明出来ず、必死に勉強中なのです。毎回の釣りに課題を持ち、それへのデータ確認と実証がたまらなく楽しい。
外したら完全にゼロだし、理論が当てはまれば結果に繋がる。アメマス狙いも密かにそんな準備を持ち狙いに向かったのでした。
ただ…。屈斜路湖では「まるで芦ノ湖」迷言が出てしまいましたが、アメマスのポイントでも同じに近い現象がポイントに起きていた。
車止めは満車に近く、更には道内だけでなく都内ナンバーや驚いたのは福岡ナンバーまであった。数年前に初めて入った頃は、ホントに少なかった。だから熊なんかも怖く感じたし。
それが連休初日とは言え、車止めはまるでフェスティバル。アングラーが立ち替わり入れ替わりで動き、ポイントはやっぱり列を成した状態。連休釣行は失敗したかな…そんな気すら起こる。
まあ、仕方がない。それなりに挨拶しマナーを守り釣りを楽しめば良いのだ。
4人それぞれポイントへと入った。私は今回デカいアメマスをどうしても狙いたかった。絶対ではないが、なんかデカいアメマスが釣れる気がしていた。根拠のない欲なのですが。
13時過ぎにポイントに入ったが、日が沈むのは16時。だから正味3時間弱の勝負。この日の課題は、アメマスの徹底したレンジ探し。レンジが分かれば、次に誘いを考えたかった。だからまずはレンジ探しに徹する。
一般的には「ボトム狙い」なのだが、それだけではないアメマスの着き位置があるはず。流れがある場所での探りはとても難しいけど、難しいから面白い。
リップレスプラグ(シンキング)をメタルジグの感覚で探ってみたかった。ミノーの様なリップから伝わる動きでは無くて、完全に私手動の操作で探したかったのです。
この狙い方はドンピシャ。横に並んでいたアングラーが嫌がるほど、アメマスを連発させれた。並んで多数の人が釣りをしており、釣果はどうしても見えてくる。
そんな中での連発は気持ち良かった以上に、試したかった狙い方に魚が反応してくれたのが自信につながったのでした。
帰りは16時で真っ暗…。広い北海道を道を真っ暗な中帰ったのでした。