【春季北海道道東行脚‼️2/6】予定変更‼️お店でキャスティング練習とダイイングに没頭。2025年6月5日
『ドーミーイン北見』には温泉がホテル内にある。お気に入りのホテルのひとつで、さっそく早朝風呂に入ってみた。
この日、当初の予定は『サクラマスジギング』取材。しかし前日に決まった通り悪天候にて沖に出られず、頭を抱えていた。しかし天候だけは仕方がない。だから温泉に朝から入り、ゆっくり部屋で前夜購入したもので朝食を済ませた。
午前中は部屋でパソコン作業をしていたが、バックウォーターにも顔を出さなくては、とさっさと作業を済ます。
ホテルからお店まではすぐ。ルートも簡単。レンタカーを飛ばし、お店に入った。
この日の予定はキャスティング練習とダイイング実習。まずはお店の看板娘ASUNAちゃんにタイイングを教えてもらった。
この時期「セミパターン」が釣れるのは昨年経験している。今回の目的のひとつとして『フライフィッシングに少しかじってみよう』と決めての旅でした。『少し』です。
使いたいミノーもあるし、バイブレーションも投げたい。何より『セミルアー』で釣りたいですからね。こうした構想は当然北見入り前から決めてきたので、ルアータックルの準備は万全。
フライのタイイングを教わり動画撮影も済ませてから、ルアータックルを組もうとしたタイミングで辻オーナーから恐ろしい課題を与えられる。
「ルアーロッドは、今回持たないでしょ?」と。
いやいや、ルアーでデカ虹を釣りたいから、と笑いながら返答したのですが、辻オーナーの眼鏡の奥の目は笑っていなく、無理な笑顔だけが見えた印象でした。
それを察知した【平鱒渓】。さあ、今回の釣行での岐路に立たされています…。店内を物色する動きを取りながら、さあどうしようかと考えに考える。
日曜日は最高のフィールド【湧別川】に入る予定にもなっている。楽しみで仕方なかった【湧別川】釣行。ここで60アップのデカ虹を超本気で狙いたかったのだ。さあ、どうしよう…。
お昼ご飯は辻オーナーがご馳走して下さった。注文弁当をスタッフらとみんなでいただく。その時も頭の中は『平松慶よ、ルアーで楽しむか?フライフィッシングをやり通すか?』と自問自答の時間が続く…。
高いお金を出して北海道入りをしており、お金の無駄かどうかまで考え始めていた…。考えれば考えるほど、口数が少なくなる。
フライフィッシング講習はお昼ご飯をいただいてからも続く。午後からはキャスティング練習。ダブルホール?を教えて頂き、肘と手首の確認や、ループの意味、ロッドパワーの伝達などもたくさん教えて下さった。
辻オーナーは完全に「平松慶よ、フライの世界においで」と言わんばかり。徹底してフライフィッシングのスタートラインまでを講習して下さったのでした。
「このままでは、逃げられない…」これが私の本心かなっ。ならば、何としても教えて下さったフライフィッシングで魚を釣らなくては。その結果が恩返しだな、と思う様にマインドコントロールされていたのかもしれませんね。
間違いなく、私はフライフィッシングで1尾のトラウトを釣りたい、とこの時点でなっていたのでした。
ホテルに戻り、温泉へ。サウナの中でも頭はフライフィッシングでいっぱいです。なかなか決心が付かなかったのが本音です。
加藤達也さんとふたりで晩飯に行く予定になっていたので、この日も《海ぼうず》へ。
カウンターに座り2人で釣りの話をしまくり、やっぱり湧別川ではミノーを投げたいな、なんて本音トークをしていたタイミングで【ミスターフライマン】の西森隊長も合流。
まだこの時は、この先こうなるなんて予想も出来なかった。釣りだけではなく、色々な話で盛り上がり楽しくてたまらない時間が長く続いたのでした。
さあ、翌日は本州から仲間たちが北見に入ってくる。この日でプライベートは終わり。気を引き締めて後半トラウト時間を引率します。