約1ヶ月ぶりの高校生との柔道乱取りは、如何に。
今朝は9時からの午前中を使い、私が外部コーチをしている中学生柔道部員有志数人を連れて次男坊が通う高校へ。
高校は中学校説明会もあり、他の中学生も多く参加しており、賑やかな稽古が開始されました。
通常通り道場内をまず走り、柔軟や回転運転となり打ち込み。高校生はウチだけでない出稽古に来校されている中学生らと組んで様々なパターンの打ち込みをこなしていきます。
高校生が中学生をリードし、進路を考えている中学生にしっかりと導いてくれているのは有難い。引率した中学生らも必死に先輩の胸を借りている。
水分補給をし、ここからは乱取り稽古。もと立ちで高校生が立つ。他校の高校も来ていたので女子と男子とに分かれて3分6本を4セットで乱取りが開始になった。
私は最初は自校中学生のアドバイスをしながら乱取りを見守っていましたが、3本目辺りから高校生が当たりに来たので乱取りを開始。
1ヶ月程前に右ふくらはぎの肉離れをしたので、これまで乱取りは控え目にしてきた。やっても中学生の初心者を受ける程度。
激しくやって仕事に支障が出たら困ってしまう。だから、今日はやっても女子とだな…と朝、自宅で考えていたのだが、お願いされたからには、やらなくては…と。
ふくらはぎの感覚を確認しながら、1本目は慣らしでやってみた。そこそこ出来ると感じたので、2本目も継続。身体が動くので、もう少し続けていく。
もと立ちが変わっても、その高校生と乱取りを続け、気付けば6本。当たりに来てくれた高校生もフラフラになっていたが、実はオジサン(私)もヘロヘロ。
6本終えて礼をして1本休もうとした時に3年生の元キャプテンが当たりに来た。こりゃ、やらなくてはと気持ちを入れ直し組み合う。
最初にやったのは1年生、次が大学進学を目指す3年生。引退したとは言え、柔道で進学を考えてる元キャプテンの選手だから、手を抜けば簡単に投げられてしまう。
ここでまた集中し、ガチガチでバチバチな乱取りになる。さすがに疲れた。連続の乱取りはやめ、オジサン水分補給。そこへ…。
《中学生柔道部、高校へ出稽古引率》次男坊との乱取りでくたばりました。
「お願いします」と聞き慣れた声。次男坊が当たりに来た。まぢか…。
今、元キャプテンとやったばかりだぞ、と言いたかったが乱取りをする事に。次男坊は1年生から団体戦で使ってもらっており、そこそこ動く。でもまだ大丈夫だろう、となめていた。
猛烈に当たってくる。その親子対決を周りにいた指導者の方々が次男坊をあおる。
「吊り手の位置を‼️」だの「そこで技‼️」だの。私は組手が下手で次男坊は組手が得意なだけに、なかなか良いところを持たせてもらえない。
身体を使い、激しく切り込んでくるパワーはまだ足らないが、足技は上手いからあまり前に出られない。「平松先生を休ませるな‼️」「技出し早めて掛け続けろ‼️」みんな次男坊への応援。
3本目まではどうにか投げられはしなかったが、もうラストスパートは身体が付いていかなかった。
背負投を耐えた後に教科書の様な大内刈で投げられて終了。いつの間にか、いや、まだ半年前は中学生だった次男坊は、長男より早く面倒くさい選手に育っていた。
私の乱取りをずっと見ていた教え子の引率した中学生からは「コーチ、大丈夫ですか」と心配され、周りの指導者からは親子対決を楽しみながら強烈にあおられ、ホント懲り懲りな稽古でした。
今日の稽古復帰はふくらはぎの肉離れも落ち着いたので、半病上がり稽古でしたが、最初はとてもよい汗であったのですが、後半は、もう大変な汗をかきました。
こうして親子対決が出来、子供の成長を肌で感じられるのは良い事ですが、そろそろ「手加減」と言う事も知ってもらいたい(笑)のが本音。
しかし全力で向かってくる次男坊の姿に逞しさを感じ、今の高校に預けて良かったと感じています。
その後の寝技乱取りは、数を減らして終了。
今回引率した中学生に怪我はなく、高校生らのしっかりしたサポートもあり良い稽古をさせていただきました。有難うございました。
その対面で引率したコーチ(私)は既に筋肉痛が始まりかけており、大変な稽古をさせていただきました。こちらも有難うございました。
どちらにも、感謝です。
…振り返れば、もしかしてオジサン、回されたのかなぁと考えながらの帰路であったのでした。疲れ過ぎ、仕事場でウトウトしてしまうほどでしたが、本格的に辛いのは、きっと明日の筋肉痛でしょうね。