【天下一品こってりラーメン】懐かしい大学柔道部の味を求めて。
京都学園大学(現:京都先端科学大学)柔道部OB釣り部忘年会も終わり、上桂から亀岡市に戻る。美味しい食事や楽しい会話にあっという間の忘年会でした。
お酒を飲まない梅原君が国道9号線を洛西方面に向かって走る。助手席に座った私は何気なく前方を見ていたタイミングで「あっ⁉️」と感じる事があった。
京都学園大学柔道部寮での話→先輩達のウザかった話→卒業直前の単位取得騒動やら→寮生活の中での魚釣り…。
柔道部寮生活での話が中心で盛り上がる柔道部OB釣り部忘年会だったのですが、もうひとつ寮生活の中でツキイチ位のタイミングで一回生の私にとっては楽しみだった事があった。それが「桂の天一に夜中に行くツアー」だったのだ。
柔道部は晩飯が終わり、1回生の寮の夜当番が始まる。23時までが一回生の寮当番拘束時間。23時半頃になると、車の所有が許されていた3回生、4回生ら先輩の誰かが「天一行くか⁉️」と始まるのだ。
たいがいはパチンコに勝った先輩が夜食にラーメンが食べたくなり、懐具合が温かくなった先輩が言い出すのだ。ここで3台位は車が動く事になる。
1回生寮当番の話をすると、18時半頃から大学食堂で晩メシ。食事当番は稽古を30分早く上がり食堂に向かい、皿並べや食堂の手伝い、お菜などの配膳等をする。
稽古を終えた柔道部員は食堂に集まり、そこで1回生全員で2回生から4回生先輩の全てのご飯を盛る。晩飯開始。先輩らのお代わりは当然1回生の任務。
全員食べ終わり、寮当番2人(1回生)は先輩らと共に寮に戻り、残りの1回生は再び道場に戻って先輩の柔道衣を洗濯機に入れ、乾燥室に干して任務が終わる。寮に戻るのは21時近いかなぁ。
その頃寮当番2人は風呂を沸かして先輩方のお風呂声掛け、電話番、台所雑務番をする。水無瀬先輩は必ず一番風呂だったので、ささっと入ってもらい、夜の街に出掛けて行かれる毎日。
あとはファミコン好きな先輩らのなかなか入ってくれない風呂順番をうまく調整しながらの勤務になる。
たまにOBが寮に来たり、近くの高校柔道部監督が来たりして麻雀が始まると最悪…。寮当番(1回生)は麻雀雑務係となるのだ。
先輩らの風呂が終わり、1回生も23時以降に風呂に入って寝れるのですが、飲みや麻雀が始まると、超厄介。この日に当番に当たったら最悪な思い出があった。
こんな寮生活での当番話の中で、唯一と言って良いほど嬉しいタイミングが「桂の天一行くか⁉️」だったのでした。これだけは、1回生も連れて行ってもらえる。
京都学園大学柔道部内の規則は他にもあり、1回生は丸刈りで乗り物は自転車。2回生は角刈りで乗り物は原付可。3〜4回生は全て自由となり、楽園?生活となるのです。
部屋飲み、麻雀、花札、チ⚪︎チロ、トランプ…口には出せないがありとあらゆる事をしていた寮内。身動きが取れない1回生もこの時ばかりは連れて行ってもらえるのだ。
寮から車で40分。桂の「天下一品」のネギ大こってり大盛り。ライス大。寮から出られ、唯一最高の贅沢であり、スペシャルな美味さ。今も間違いなく心に残っている、京都の味。
その「天下一品」に寄ってもらい、近代化された店内、注文機から選び梅原君とこってり並を食べたのでした。
王将もそうですが、天一も絶対に京都で食べるのが間違いなく美味い。絶対に一番美味い。これ、なぜだろうね…。