【volvo960エステートとプラスチックパーツ…】1996年式の老体は経年劣化に泣いてます。
宝物のひとつ、愛車のボルボ960エステート。3.0リッターで馬力も強く、走りに安定があり今も大切に乗っています。
前人が2005年に手放し、2人目の所有者が私となってハヤ20年。最初はボンネットから煙を上げ、オーバーヒートで大修理…。その代金は軽自動車の中古車が軽く買えるほど。
このタイミングで大枚をはたき修理して乗ったのですが、そこからもちょくちょく故障は継続しました。
なんと言っても「雨漏り」が強烈過ぎて、台風後など運転席は毎度水浸し。それでも大切に愛を繋げ、機嫌をとり、現在に至っています…が、GW始まりの日に。
いつも通りに愛車を運転して、駐車場に停めようと車体の向きを変え、バックシフトRに入れようとした瞬間、ギアノブに掛かる抵抗が一瞬無くなった。
「あらっ、なんかおかしいぞ」と思う私はギアノブをNニュートラルに入れるのだが、ギアが噛み合わない。もの凄く嫌な瞬間です。
DドライブシフトからNニュートラルにも、もちろんRバックにもギアが入らないではないか…。さあ困った。
Dドライブシフトに入ったままなだけに、前進だけは辛うじてする。駐車場をもうひと回りし、空いたスペースへ愛車を頭から突っ込む。ブレーキを踏んだまま、そこでエンジンキーを切り、抜く。
再びエンジンを掛けようとするが、エンジン自体はドライブの状態で切られた反応のままなので、キーを回す事すら出来ない。当然だな…。
さあ、困ったぞ。GWスタートを直前にして、大変なトラブルが起きてしまった。取り敢えず、掛かり付けのボルボ屋へ連絡した。すぐにレッカー移動の指示が来たのでJAFに連絡をし、ボルボ屋まで運んでもらう事に。
JAFのドライバーさんが簡単に見てくれた内容は、エンジン自体はぶっ飛んではいなさそう。多分シフトチェンジをするワイヤーが外れたのではないか、と…。
どちらにしても、応急処置は出来ないので、ボルボ屋からの指示通りに修理場へと運んでもらった。
レッカー移動の距離も短くて、サポート内だから無償。それはホッとした。ただ、修理工場でボルボ屋さんが診断してくれるのが怖かった…。
修理代が20万越えるなら、もう手放そうか…。新しいボルボを探さなければ…。程度の良い古いボルボはあるのかなぁ…。いっそ、更に気合い入れて240エステートにしちゃおうか…。様々な考えが頭をよぎったのでした。
どっちにしても、修理代は結構掛かるだろうなぁ、参ったぞ。…これが本音。近年エアコンもほぼ効かなくなり、暑い夏はウィンドウ全開で乗らなくてはならない愛車。
本革シートも破れが酷いし、プラスチックパーツは、どこも経年劣化で割れ始めている。次々と割れてしまうプラスチックパーツにビクビクしながら乗る愛車ボルボ。
車体表面の剥がれなどは気にしなくなったけど、車内のプラスチックパーツが至る所で劣化し始めているのは、恐怖すら感じていた近年。そのタイミングで、今回のシフト不具合。いよいよ、と考えて当然でしょう…。
翌日、ボルボ屋さんから連絡が入った。やはり、ギアチェンジをする為のワイヤーを支えているプラスチックパーツが劣化し、ワイヤーが外れてしまったのだ、と。やっぱりか…。
ただ、修理代は片手以下で収まるとの事。これほど嬉しい事はない。良かった…。修理自体は簡単に済ませます、とも連絡がもらえ、故障後3日目で老体ボルボ様は帰宅したのでした。
それにしても…。経年劣化でプラスチックパーツがほんと壊れまくっています。内装までやられ始めており、中古パーツも出ていない状況なだけに、この先も心配は止みません。
しかし、大好きで憧れて乗り始めたボルボ960。エンジン自体は問題なく動いてくれているので、この先も大切に乗っていきたいと思っています。
GWスタート直前に襲われた惨事…。マジでどうなるか、と思い真剣に先を考えてしまいました…。
ほんと、ヒヤヒヤさせてくれた愛おしい愛車のお話でした。