【9/9 北見エリアでGoldicトラウトツアー! 秋の北海道行脚スタートです】最終日はどこへ。11/4
常呂川、無加川、網走川…北見市内から簡単に行ける河川はカフェ・オ・レとかのおふざけレベルではなく近寄れないほどの濁流だった。
やはり当初の予定であった最終日は近場河川を攻める予定は消えてしまったのだ。
前夜ローカル仲間と飲んでいる際、我々の最終日の話になった。「河川は絶望的だよ。ニジマス、アメマス狙いたいなら、屈斜路湖は?」という話題になりました。
屈斜路湖の私のイメージはヒメマス。ニジマスやアメマス狙いは1発大物、ゼロかヒャクのスタイル。当然そちらにかけて屈斜路湖に向かったのでした。
いつもの崖下を通過し、更に遠いポイントへ。ヒメマス狙いじゃなく、最初から気合いの入ったポイントに向かったのですが、まさかの倒木処理で進入禁止…。
LINE位置情報で仲間から頂いたポイントは入れない。困ったぞ。
道中で悩みながら走行してると、知った顔の車が。すぐに車を停め近寄ってみる。「平松さん!」相手から相当びっくりされた。
簡単な挨拶と近況を話し、結果的にこちら側は今日はベタ凪過ぎて魚っ気がない、との事。老沼さんにそれを伝えて狙いものとポイントを大きく変更。
例年通りに、ヒメマス狙いで最初に通過したポイントへと向かったのでした。
ランカーズ佐々木さん、アドバイス有難うございました。びっくりさせてしまい、申し訳ございませんでした。
崖下ポイントにはいくつかの流れ込みがあり、遠浅で産卵を意識したヒメマスが多く集まっていた。紅葉は既に落葉してしまい、なんとなく寂しい雰囲気。そりゃ、あれだけ荒れたらね…仕方がない。
また、いつもの車停め場所も熊出没報告と倒木で奥まで進む事が出来なくなっていた。これも仕方がない。入り口すぐに車を停めてタックルの準備となりました。
私はもちろんフライで狙うのでスペイタックル。老沼さんは変わらないルアー。この日の朝の気温は-4℃だったので、立ち込みもきっと厳しいだろうなぁとホテルを出発する時は覚悟していましたが、フィールドに立ってみると意外とそうでもない。
晴れた空からの太陽光が水面で照らされて暑く感じるほど。
湖面には何人かアングラーが先に入っており、挨拶をして我々も釣り場に入らせてもらった。例年通り足周りにはヒメマスが多くいた。魚っ気があるってのは、やっぱり気持ちが上がる。
すぐに老沼さんがヒットし、幸先良いスタートが切れました。釣らせる側としては、ほんとホッとした。これで私もスペイキャスティングに集中出来る。
老沼さんはそれからも連続してヒメマスをキャッチしていた。こんな言い方をしたら、誤解を招くかもしれないが、この日の魚の様子はルアーなら間違いなく大谷翔平クラスの安打が見込める。
魚の活性が高くてこれまでの経験上、釣りやすい雰囲気なのだ。
老沼さんは気持ち良さそうにルアーをキャストしていた。私もバックスペースが取れる位置まで立ち込み、フライをキャスト。
しかし飛距離が足らないのと、ヒメマスが反応するフライの動きがまだ理解できておらず、最初の1時間は苦戦した。
どうやったらヒメマスは反応するのだろうか。辻代表に巻いてもらったマラブーを使い、足元にウロウロしているヒメマスの前で動かしてみた。
一定のトゥイッチだとすぐに見切られる。リフト&フォールは寄ってくるがバイトにならない。ならば、とスピードを付けて、ピタッと間隔をもってストップ&ゴーを入れてみたら、それが一番反応がよかった。
これをイメージしてラインを引く様にしてみよう。
フルキャスト(自分が納得する飛距離)は6投に1回ほど。キャストを繰り返しては、出したバッキングラインが全て出たら、また少し出しておく。これを繰り返して自分が納得する飛距離を少しずつ伸ばしていくのです。
飛距離記録が伸びる楽しみ。1投する度にフォームを意識してキャストを身体に染み込ませる。ゆっくりだけどこの4日間でそれっぽくなってきた。
シングルハンド、ダブルハンドとこの2025年は自分なりにフライフィッシングへの取組みに集中してきた。
何となくフライ素人が今感じているのは、ドライフライなどはシングルハンド、ミノーイングの様な水中を探るスタイルはダブルハンド、と勝手に感じはじめています。
どちらのスタイルも、超初心者なだけに、直感的なイメージを書いてしまったのですが、何となくそう感じているのです。
経験を積めば、どちらのスタイルでも楽しむことが出来るのだろうと思っていますが、今の素直な感じはこんなイメージになっています。
こんな事を考えながらスペイキャストを繰り返す。
ストップ&ゴーにリフト&フォールを組み合わせて引いてみた。「おっ」明らかに魚信を得た。ヒットだ。紅いヒメマスがジャンプした。跳ねたぞ、興奮する。
お借りしたフライリールだから、右ハンドル。フライラインで寄せてランディングまで持ち込む。スレでしたが、ヒメマスのファーストキャッチ。めっちゃ嬉しかった。
イメージ通りにフライをリトリーブし、ヒット。なんだかヒットのイメージが出来たぞ。これを得て、次の狙いはさらに思い描いていた通りのヒットになった。
飛距離OK(私レベル)。リトリーブパターンも自身で水中を思い描いての層を引く。「ガツン」と滑らしている中指に負荷がかかる。きたー‼️。
その位置で引く様にフッキング。ヒメマスがジャンプする。フライラインをロッドグリップ位置で押さえラインをリールに巻き込んで回収する。
これを繰り返しながらフライラインで魚を寄せていく。
少し下がりながら魚との距離を縮めて、無事ランディング出来た。教わった事をリアルに思い出しながらのやり取りに喜んだ。これほど嬉しい事はない。
西森隊長、有難う!素直にそう口に出してしまった。先生の隊長が居ないフィールドで、教えていただいた流れでキャッチ出来た喜び。「必ず魚はそこに居る」と信じて探って掛けた事に感動したのでした。
この日、更にヒメマスを追加し、老沼さんルアーで3本、私フライで3本キャッチ、という結果でラストdayを終えたのでした。
スペイキャスティングゲーム。使うラインとかほんとこれからたくさんの学びが必要ではありますが、まずは楽しいスタートからの今回だったので、来年も継続してトライして行きたいと思っています。
これにて今季の北見釣行の行程は全て終了。前半から爆弾低気圧の影響で今回のゲームはもしかしたら全てアウトかな、なんて考えたりもしましたが、ローカルの仲間達からのたくさんのアドバイスがあってこうして釣りが成立しました。
本当に感謝しかありません。ありがとうございました。










