【北海道ジギングセミナー】10月の積丹半島釣行記。初日は。
今年ラストになるであろう『北海道ブリジギング釣行』。
7月から始まり、積丹半島、知床半島へとブリを狙いに数多く通わせて頂いた。例年ならば、九州〜対馬への「ヒラマサ狙い」に集中していたのだが「北海道のブリ」魅力に取り憑かれたのだ。
何がそこまで面白いのか。ちょっと考えてみた。
ブリは九州エリアで十分釣れる。しかし、ブリの行動範囲やベイトの種類、水温、など九州や本州とは違った要素が多く見えて来て、それまでの固定概念が見事に覆されたのが「楽しさ」になり、通う様になったのだ。
そして、もうひとつ。
やっぱり「旅の楽しさ」旅の楽しさと言えば、新鮮な景色、そして「食」これに尽きる。
【北海道ジギングセミナー】スタートの初日は、フィッシュランド美しが丘店のスタッフ佐藤夫婦と共に余市町までの道中を報告致します。
(ケイタンシリーズも置いて頂いておりました)
今回も積丹半島エリアでの宿泊のため、新千歳空港に迎えにきて頂き、そこから「旅」の開始。お店にご挨拶を済ませ、まず最初に向かったのは「麺や虎鉄」。
ラーメン店であるが、ここの『ザンギ』が美味い、ということで、札幌入りをしてまず『ザンギ』から食す。
このお店には「塩ザンギ」と「しょうゆザンギ」が選べるので小生は「しょうゆザンギ」を注文。3人で落ち着いて注文したものを待っていると、とんでもないフライヤーが目についた。
いかついお兄さんがザンギを箸で挿み「勝手にザンギ大使」とまで書かれているではないか。
「なぬっ。これは負けられないぞ。」沸々と胸の奥から闘志が沸いて来る。
「これと同じ写メを撮って」さっそくブログネタになる!と判断し、まず「パチリ!」と。「よしっ。Facebookに投稿するぞっ。」この方が「ザンギ大使」ならば小生は「ザンギ大将!だ。」勝手に命名し、すぐにFacebookへ投稿。
そんなことをしながら、「麺や虎鉄」のザンギセットでお昼ごはんを済ませる。やはり美味しかった。大満足。
完食をして、一路「小樽」方面へ。
高速道路から見える街並は、まさに紅葉満開。「次は小樽の前に少し寄り道をしましょう」と朝里ダムへ。この辺りでは一番紅葉が美しい、と紹介してくれたが、まさに落葉もしておらず、最高に紅や朱、黄や黄緑、の幻想的な紅葉が一面に広がっている。
ただ。
これも初体験だったのだが「雪ムシ」が大量発生しており、どうやら北海道ではこの「雪ムシ」が冬の訪れを知らせる季語になっている様だ。
雪ムシとカメムシが猛烈にダム周辺に飛んでおり、車のフロントガラスにもびっしりと付いていた。これは紅葉観光どころじゃない。逃げろ!と三人はすぐに車中へと避難。
雪ムシとカメムシから逃げる様に小樽の街へ。
人気スポットでも行くのかなっと思っていたら、「小樽ミルククラフト」さんへ。ここはソフトクリームが美味しいとのことで、三人で午後のデザート。
小生はチョコレート、バニラ、ストロベリーの3色ソフトを食べてみる。どの味も濃厚で、甘さよりも口で広がる滑らかさに感動。こんなソフトクリーム、最近食べた事無いぞ。
やっぱり北海道の乳製品は絶品だなっ。口が肥えている方が多く居るから、必然的に味が良くなる。完成された味に観光客の小生は、さらに感動出来る。いやはや、ザンギに続いて美味しかったのだ。
小樽市街を車で回ってもらい、さあ、宿泊先となる「余市町」方面へ。
海岸線を通り、ウイスキーの匂いを勝手に探す小生。それほどこの土地で呑むウイスキーは美味しく、脳裏にしっかり焼き付いていた。
嗅覚はなかなか記憶がしっかりとしており、イベントが終わった夜は、ここのウイスキーをゆっくり呑みたいなっと。
余市町に入り、さらに古平町へ。今夜の宿泊先はいつもの宿とは違い、美国港近くの宿。だから、途中で温泉に入り疲れを取り(温泉ネタは、3日間の全てを集結して後ほど書きますねっ)コンビニエンスストアーで寝酒を購入し、いざ宿泊宿へ。
「まじっ?ここに泊まるの?」
まるでTVドラマ「北の国から」の黒板純(吉岡秀隆)が山小屋を見て黒板五郎(田中邦衛)に言った台詞の様に小生も言ってしまった。
それほどクラシックな雰囲気の「初日の宿」であり、小生には衝撃的であった。
恐る恐る建物の中に入る。入ると同時に何とも言えない、鯉の額があり、(この鯉の飾り額はなんなのだろう)そして北海道らしい(?)大きなストーブが目に付く。
畳の部屋に布団が敷かれており、ここで一夜を過ごすのだ。
「これは呑んで眠らないと、なかなか寝れんぞ」すぐに直感。3人は各々購入してきた酒類で翌日からのイベント成功を祈りながら、いやいや、今宵何も起こらない様に、いやいや…グッスリ眠れる様に乾杯して、強烈な「初日の宿」を過ごしたのであった。
翌日から2日間、積丹半島のジギングセミナーが開催される。小生は講師として呼んで頂いており、失敗は許されない。
お酒の量もほどほどに、無事朝を迎えられたのであった。
(電気は付けたまま、眠りに入った)
続く