【朝1便は欠航。更に2便も条件付】春の季節はオンナ心。2/3夜は「汐路」へ。
『ケイちゃん!起きないと‼️』
小生、二度寝してしまった。7時にマンションを出発する予定で6時にはアラームをセットし、一度は起きたのだ。しかし、あまりにも寝心地が良くベッドでウトウトしていたら、いつしか本気寝になってしまっていたのだ。
辰元さんに起こされ、慌てて望月さんを起こし、荷物を纏めて空港へと向かう。ただ、辰元さん宅のマンションは14階であり外を見てみると物凄い霧。嫌な予感がする。
空港までは車で15分。
土曜日の朝であり、博多駅周辺の道路は空いていた。7時50分発の対馬行きの便に間に合う位だから、マンションからの移動はどれだけ急いだことか(笑)
ANAプレミアムカウンターンに付くと、どうやら怪しげな動きになる。
「対馬行きは霧のため視界不良で欠航となりました」大きく貼り出されているではないか。釣り仲間の女性アングラーも福岡空港で合流となり、4人は途方に暮れる。が、次の2便も条件付きの運航が既に記されていたので、とりあえず辰元さんのマンションに戻り、朝ご飯を食べる事になった。
コンビニでオニギリなどを購入し、ささぁっと詰め込む様にして朝食をとる。まだ空港に向かう時間まで2時間以上もあるので、お風呂に入らせて頂き、出発まで仮眠をとる事にした。
福岡空港に再び戻ったのは、11時。
対馬行きの2便は条件付きが今だ解除されておらず、ドキドキする。これが「春の天候」なのだ。何度この対馬に来ても、やっぱり「春の季節」が一番天候を読むのが難しい。しかし、対馬に入らなくては、ゲームが展開出来ない。
チャンスは必ず来る!と信じて、対馬行きの機材へ乗り込んだ。
上空は大きく揺れ、気圧がワルいのがよく分かる。しかし、七里が曽根辺りを越えると、少しずつ航路が下がり、視界も良く成って来たので、「大丈夫だ」と確信した。
問題なく対馬空港に着陸。
迎えに来てくれている春田船長が「大変でしたねっ。沖は凪だよっ」と嬉しい言葉をかけてくれた。よっし!天気の神様は小生らに身方となってくれたのだ。
港近くのスーパーでお昼ごはんやら飲料水などを購入し、そのまま樽が浜港へ。
東沖へと走り出す。黒島周辺からのスタート。ベイトは中層まで居るのだが、これまたツラい事に、潮が見事に動かない。0.6ノット…。止っているのと同じじゃん。
それでもジグの投入角度を変えて、少しずつであるが、釣果を伸ばしていく。10kgサイズは全て「ブリ」であり、なかなか10kg超えるヒラマサがジグに口を使ってくれないのがツラい。
これでは、ダメだ…
「キャスティングで狙おう」
春田船長が底潮の動かない状況にしびれを切らし、キャスティングゲームとなった。「アルモミス」ペンシルをキャストする。
このプラグ、フックなしで70gだが、硬質発砲素材なので飛行姿勢もよく、よく飛ぶ。さらに浮力がウッドに比べ抑えられており、水絡みが抜群なのだ。
ペンシルプラグが着水し、すぐにラインスラッグを使って、プラグを演出させる。浮力が少ない事とさらに水中でのウォブリングアクションが強いので、引き波動がしっかりと出せる。これがこのルアーの素晴らしいところ。
プラグから出る「引き波動」が潮の縒れた部分でヒラマサにアピールしてくれるのだ。
「出たっ!」
アルモミス ペンシルを小生と同じくキャストしていた望月さんにバイト。しかし、なかなか乗らない。まだ、まだ。まだ…。何度もプラグの後ろに大きな波紋を作りながらヒラマサが付いて来る。
望月さん落ち着いてアクションに強弱と間合いを入れる。見事にフッキング。上手い。
バイトからみても、そこそこサイズはある。慎重にやりとりして、見事10kgオーバーのヒラマサを望月さんキャッチ。ズバリ1投目。ナイスなサイズをキャッチだ。
この一尾で小生も気合いが入る。
アルモミス ペンシルをキャスト。潮の流れが一定でない場所を選んでプラグを通していく。「おやっ」小生の操作するプラグの後ろに波紋があがる。ヒラマサがルアーに反応したのがわかった。
ヒラマサに興味を持たせつつ、プラグが転がらない様にアクションを付ける。一度プラグを弾かれたが、次のアクションでフッキング。
まあまあのサイズ。
でも望月さんのサイズには届かなかったが、キャスティングでヒラマサを追加出来たので満足。この日はこれで実釣終了。
ホテルは、ベルフォーレ対馬だったので、勝手も知っており、居心地は最高。
夕食は、いつもと変わらない「居酒屋 汐路」。
女将の潤ちゃんに連絡したら、すぐに席を空けて下さり【感謝】。4人は季節の野菜や、地魚のお刺身、それに潤ちゃんお手製のハンバーグなど、美味しくいただきました。
もちろん『タマゴサンド』も、ですよん。
前夜、福岡で飲み過ぎた小生と望月さんはあまりお酒が入らず【汐路】からホテルへ直帰。翌日の釣りに備えたのでありました。
続く