【28年前釣れたABU2500C】クラッチ、スプール問題無し。ABUリール凄い

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【28年前に釣れたABU2500C】クラッチも切れ、スプールもしっかり回る。ABUリール、凄いね。

大学生の頃、琵琶湖でブラックバス釣りをしており、ラバージグで釣り上げたものが、このAmbassadeur2500C

確かロッドはスピードスティックだったと思う。しかしロッドは全く使い物にならない程劣化しており、その時にこのABUリールだけ外して下宿先に持ち帰った思い出がある。

当時ABUリールpennリールなどを全てバラバラにしてギアや各パーツのオイルを洗い直し、組み立ててはグリスアップするチューニングメンテナンスがとても好きであった。
その頃リールの基本的な仕組みを覚え、国産リールよりも海外リールの方が構造も単純でありながら強度もあり淡水ゲームでも海水でも人気があったので使いまくっていた。

このAmbassadeur2500Cを琵琶湖ボトムから釣り上げた時、正直錆(腐食)がかなり進んでおり「使えるかなっ、無理だろうな」と思ったほど。下宿先で分解しようとしてもネジ山ひとつ潰れそうで怖く、何日間もCRCにどぶ浸けしてはネジをひとつずつ開け、分解した。

写真のAmbassadeur2500Cはハンドルもしっかりと回り、ドラグも効き、もちろんクラッチも切る事が出来る。
ただ「でべそ」と呼ばれるスプール回転ネジを止めるOリングだけはゴム製品であったのでパーツ交換をした。他はスプールを受ける左右に到着されたボールベアリングも動かなくなっていたのでパーツ注文をして交換。それ以外は全て琵琶湖から釣り上げたリールのままのパーツでメンテナンスを行なったのだ。

当時を思い出しながら、このAmbassadeur2500Cをマジマジと見る。
誰とボートに乗っていて、どんな場所(ポイント)で何をしていて、どう釣り上げたか。全て記憶の中に残っている。

記憶と言うものは本当に凄い。
湖西にある「ひさの屋」のレンタルボートで釣りをしていた時の揺れまで思い出す。寒い雪混じりの日だった。エレキを操作していた仲間の驚いた顔も鮮明に現れたし、釣り上げたルアーは1オンスの手巻きラバージグ(ラバーは紫)とナチュラルプロブルーのトーナメントワーム6インチ。
スタンレーの1ozジグヘッドをバイスで固定させ、ラバーを巻いては毎週の琵琶湖釣行に準備していたよなっ。
今の様にラバージグも細かく販売されておらず、100ヶひと袋で購入して(同じオンスが100ヶ)夜な夜なラバージグを巻いていた。懐かしい思い出です。

その思い出がこのキタナく輝きを無くした錆びたAmbassadeur2500Cを見ると思い出す。

そもそもなぜ、そんな当時の古いリールがGoldicにあるのか。
これは先月実家の倉庫整理に出掛けた際、大量の釣具が出て来て、母親から「処分しなさい」と言われたのでお店に持ち込んだのだ。お店で荷物整理をしていて、いくつか古いリールが出て来たのにビックリ。
その中にこのAmbassadeur2500Cも交じっていたという訳だ。

penn550SSAmbassadeur6000C、その他大量に古いリール達が出て来た。その中でも自身が何日も掛けて分解し、掃除して磨き込んで再生させたこのAmbassadeur2500Cは格別な思い。ハタチ手前で毎晩バラバラにしたABUリールは当時と何もかわっていない。お店の休憩時間にまだキュリュキュリュ鳴くパワーハンドルを回し、ギアクラッチを切ってはスプールを回転させ、ドラグを占めたり、でべそ(ブレーキ調整ネジ)を回したりする。
至福の時だ。

先日、お店にお客様が一台のスピニングリールを持ち込んだ。

それはシマノ社フラッグシップモデル「ステラ」ただ98年モデルであり、お客様が希望する「メーカー修理のオーバーホール」をお受けする事は出来なかった。メーカーに何度修理依頼をしても「製造年月日によりメンテナンス期限が終了しており、申し訳ございませんがお受け出来ません」と返って来る。

国内、いや世界に誇る日本製のスピニングリール。それもフラッグシップモデル「ステラ」。
それを製造年月日が過ぎてパーツ保持が出来ないのでアフターは無理、と聞くと正直寂し過ぎる。もちろんメーカー側の意見(気持ち)も分かる。
いつまでも融合共通しないパーツを持ち続ける事は会社(企業)として負担になる。だからそこまでのケアは出来ない。という理由。

それならば、別会社(関連会社)としてアフター専門の会社を用意し、そしてフラッグシップモデルだけでもこの先何年もケア出来る様にしてもらえないものだろうか。
(もし、あったら勉強不足です。申し訳ございません)
10万円近い当時のスピニングリール。それをきっと胸ときめかせて購入したことであろう。簡単なプラスチックパーツが折れ、ギアに重なり、回転がしなくなった程度の故障だ。

「パーツさえ、あれば…」小生も本当に哀しく思えながらもパーツひとつ手配が出来ない現状にイラダチとお客様への申し訳なささに包まれた。
「ドラグも調子良いし、まだ使いたいよなっ」お客様が発した言葉に胸が詰まる。

中古を扱う釣具屋へ行ったり、オークションでジャンク品等を探してパーツ取りするしかないですね、お客様はそう哀しそうに言ってお帰りになられましたが、Ambassadeur2500Cを見て「この頃のリールって、本当に自身でメンテナンスも出来、細かなパーツよりもしっかりとしたパーツで組上げられているので製品本体の寿命が永いなっ。」とつくづく思う。
錆が回ったボディーであるが、アルマイト加工し直すことも必要ないし、グリス注入程度で潤滑させられる。

新しいものへの、こだわり。これは大切だと思う。
「遊びの釣り」だからどんどん新製品を買い求め、追い続け、メーカーも開発製造販売をし続けていく事だろう。
しかし、高価なリールもメーカーが表記した製造年月日を過ぎると、全く使い物にならないモノになってしまう。言葉を選ばなく言えば「使えないゴミ」化してしまうのだ。

28年前に琵琶湖で釣り上げたAmbassadeur2500C。このリールは今も充分にメンテナンスが出来、そして代用パーツもそこそこ準備されており、例えば明日、このリールを使って「釣りに行こう」ということも出来る。

それって、本当に重要なことだし、これからの釣具への思い入れを伝えていかなくてはならないことなのだろう、と思った小生でありました。

こんなヘンコな考えの「釣具屋」って、やっぱりダメなのかなぁ…。

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keitanhiramatsu