【長崎県対馬】「食事編」ホームグランドは変わらない良さ。いつもの「汐路」に大満足な夜。
福岡初対馬行きの最終便で対馬入りをし、今回初めて宿泊する事になっている「東横イン」まで春田船長の奥さん、長男が送迎してくれる。
久々の対馬。梅雨前で春の釣行が終了し、小生はそれから北海道での「ブリゲーム」が主になりヒラマサはおやすみであったのだ。
春、GWを境に玄界灘のヒラマサ狙いからフィールドを大きく移動し、ほぼ毎月以上のペースで北海道へと主軸を移動する。
これはソルトワールドの大本編集長からのアドバイスもあり、これから先10年、徹底的に北海道のブリを観察し続けてみませんか、という言葉が3年程前から言われており、そのタイミングで動き出したのだ。だから、ホームグランドの対馬になかなか近況入れていないのが現状であり、今回の釣行は本当に楽しみであったのだ。
事前に春田船長へ状況を確認すると、アラ釣りが最近は多く、ジギングはそれほど出船していないと言っていた。もちろん出船すれば面白いだろうが、10月の週末は本当に天候がワルく、漁師泣かせだったよ、と。
9月から毎週の様に週末にかけて西日本は悪天候が続いていたので、対馬だけでなく西日本エリアは本当に大変だったと思う。少しでも沈んだ気持ちを盛り上げていきたい、と小生張り切ってしゃくる準備、気心だけは出来上がっていたのだ。
ホテルにチェックインをし、すぐに夕食に向かう。夕食はいつもの大好きな「汐路」。ここも予約をしておかないとまず入れない居酒屋さんであり、3週間前から女将さんにお願いしていた。
「2日間、お願いしますね。」と釣行スケジュールと合わせて伝えると「土曜日は沖から上がるけん、鍋がよかろう」と優しい思いやり。【感謝】です。
ガラス引き戸をガラガラっと開けて、中に入る。「こんばんは」カウンターに列ぶ今夜のおかずがすぐに目に入って来る。
大将、お母さんにご挨拶をして奥の座敷に。初日は、まだ顔見知りとは言え、皆さんも馴染んでいない部分があるので、晩ご飯の乾杯でお互いの懇親を深めてもらう事にした。
地魚のお造り、大好きな出し巻き卵、おでんにかしわの煮付け…どれも大好物であり「おふくろの味」であるのだ。生ビールから対馬の焼酎「やまねこ」に変わり、楽しく会話が弾み出した頃に翌日の実釣の事も考え、この日は終了。
終了間際に平松慶願掛けの「釣れるタマゴサンド」で締め、翌日の釣りに賭けたのであった。
2日目。
2日間の食事編動画を作りました。クリックしてみて下さい。
西からの強風、いや暴風は納まる事が無く、一日中強い風に吹かれた釣行であった。それでも春田船長は細かくポイントを回って下さり、釣果は皆が飽きない程度に釣れ続いた。
沖で冷えた身体をホテルの湯船で少し温め、すぐに今夜も我らの晩ご飯「汐路」へと向かう。
今夜のメインメニューは「地鶏鍋」。鶏ガラスープがベースで冷えた身体に最高。そして今夜もお刺身を切ってもらっており、それで「乾杯」開始。その日の釣果やふざけた場面を思い出しながら終始笑いが絶えない晩ご飯。
お酒の勢いではなく「みんなで釣りを愉しみ、そしてみんなでその日の報告をし合う」環境が嬉しかった。各々過去の釣行時の思い出話しをしたり、夏の北海道釣行の話しをぶり返したり、翌年の希望を伝え合ったり、とこの日もストップを掛けない限り終わりが無い程の盛り上がりで、雰囲気は最高でした。
ラストは、やっぱりこれ「裏メニューのタマゴたっぷりプリン」
これがあって、やっぱり釣れる気がする。もう、平松慶の願掛けであります。
2次会は数年前ならスナックへ…となるところですが、もう小生の仲間達も十分なオッサン。歌い気よりも、眠気、食気を優先し、ラーメン屋に行くもの、ホテルに帰るもの、と分かれて2日目の夜も終了となりました。
因みに小生は、ホテル直行組。部屋で少しハイボールを飲んで、いつしか爆睡していたのでありました。
最終日の実釣も終わり、春田船長が「2日間、悪天候で頑張ってくれたからハガツオで一杯やらんか?」とお誘いして下さり、少し早く下船し、船長宅で釣りたてのハガツオでお疲れの乾杯。
春田船長が捌く魚は全て美味しいが、特に「ハガツオ」はゼッピン。バターがハガツオの身に混ざったと思う位のベッタリした脂がもう最高に美味しいのだ。これを九州の甘い醤油に七味で頂く。すると口の中でトロッとハガツオの身が溶けるのだ。それほどゼッピンのお刺身に大満足。
二泊三日の長崎県対馬の旅。これで終了であり、釣果は大型こそ出なかったものの、2日間共に沖に出られて、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
「汐路」での美味しい晩ご飯。そして船長宅でのハガツオ刺身…どれも本当に贅沢な食事であり【たくさんの感謝】を感じた釣行会でありました。