【家族からの大反対】それでも昭和オヤジはボルボに首ったけ。VOLVO960大好き。
運転免許証を取得し、たくさんのクルマを乗り継いできた。
20歳ソコソコの頃、母親と一緒に使うように！と父親から当てがってもらえたカリーナ。ペーパードライバーであった母親が引越しを機に運転免許を再トレーニングし、そのタイミングで小生も免許証を取得。
オカンとふたりで『とりあえず、必死に運転トレーニングだ！』とファーストドライビングカーとして近所のスーパーや目標を立ててふたりでドキドキしながら運転したのを懐かしく思い出す。
寛大な父親は『経験こそ、命』的放任主義であり、過保護な対応は一切してくれなかった。経験で学べ。父親からの教えで運転免許を取得後での路上対応は、ドキドキの連続であったが、まあ頑張ったつもり。何度も接触事故や障害物などに当てたりしてきたが、母親と交互に乗り続けて慣れて来たのだ。
正直そんな頃から『これに乗りたい』『あれに乗りたい』ちょっと莫大ではあるが小生なりの夢があったのだ。
『いつか、ボルボのステーションワゴンタイプに乗りたい。』
小生の周りでボルボ所有者と言えば、父親の友人であるお医者さんばかり。
『ボルボは強い。ボルボは永く乗れる』そんなマインドコントロールを若い頃から備え付けられ、その夢に向かって国産車を乗り継いできた。
ヒョンなタイミングで10数年前に【ボルボ960】を入手。夢にまでみたボルボ車。
FR車が主流な時代に古くからのFF車。おまけに愛犬ジャックラッセルテリアの様な前型飛び出し鼻ナガのデザインに最初は戸惑ったのだが、『プレリュードを乗る三上H史よりカッコ良いかも』的安楽至高主義でボルボ960との付き合いは始まった。
それから10数年間…。
『お父さん！車両税と重量税どーすんの？』堅実な女房はクラシックなボルボ960を毎年貶すほど。しかし、それでも好きなんだよなっ。
あの長い鼻や、角張ったボディー。ボディーの塗装もパリッパリッと禿げて来ている。さらに大雨の時は雨漏りがして車内はベタベタ（これ、マジ）そして、やたら重い車体にハイオクを喰い散らす超高燃費ときたものだ。
しかし寒い冬のドライブにはお尻だけをあたためてくれる装置や劣化は始まっているがオールレザーのシート。無駄にデカイアナログ時計でコクピットを埋め尽くす辺りもスエーデンの温かみなのだろう、とつい勝手に考慮してしまう。
ボルボ960エステート。目標の20万キロ走行までまだかなり乗れる。無茶な扱いはせずに老人を労わる様にこれからものんびりと付き合っていきたい。
国産車にはないゆったり感と肉太重圧感満載な感じ、そして何より『愛着感』がたまらなくて愛しているのである。
そろそろ年末なのだから、ピッカピカに磨いてあげたいな。ワックスもテッカテカにして、車内もガッチリと掃除機までかけて。
