【全国柔道高段者大会】平成30年は5度目のエントリー。講道館で萌えた時間。
GW迄の4月は仕事でロケ、テストが続きなかなか柔道稽古の時間が取れない。実のところ、かなり慌てていたのだが仕事を優先にする事は当たり前であり、少しの隙間を見つけては近隣で柔道衣が着れるタイミングを探しながらの毎日であった。
全国柔道高段者大会は柔道創始者、嘉納治五郎先生の命日に 因んで行われている由緒ある大会。
試合名通り、全国から高段者(五段以上の方々)が集まり試合をする。小生も精力善用、自他共栄の心得を全うしこの試合に出させていただいている。
そして普段から仲良くさせてもらっている宮本功三先生や高校時代後輩となる内村直也先生、炎の乱取り祭りから繋がった芝先生や出稽古でお世話になった横浜国大の高田健太郎先生らも毎年エントリーされている。よって講道館で一年に一度のお祭りみたく存在になっているのだ。
小生は五段。他の先生方は六段戦。同じ環境の中で試合をするのであるが、五段戦参加者はエントリーされる先生の人数も多く開会式が9時からでも小生が試合となる時間は12時をゆうに回ってから。
3分の試合で小生は毎回後半であるため、サブ道場でアップ稽古をしても身体が冷えてしまうほど。さらに毎年この全国高段者大会だけはずっと「引き分け」。
関東、神奈川、湘南地区と高段者大会は出場しているが、何故か全国だけは「引き分け」な毎回。試合に出るからには勝たないといけない。宮本功三先生からの御達しであるが、そうは問屋が卸さない。
地方から来られている方など、とにかく最低でも引き分けを意識されており、なかなか技出しも遅くなる。講道館ルールなので旧ルール。寝技押え込みは30秒であったり、下半身を攻めと防御で使う技なども使用して構わなく高校時代や学生の頃を思い出しながら試合のイメージを組む。
(尊敬する、宮本兄先生と、パチリ!)
六段戦を観て気持ちを込める。
素晴らしい技や礼法、やはり六段という地位で柔道指導をされている先生方は学ぶことが多い。仲間の六段戦を応援し、気持ちを整えて自身の試合に挑む。相手は長野県からの先生で気合い十分。小生の名前が呼ばれ、いよいよ試合となる。
稽古出来ていない身体であったが、不思議と気持ちに焦りがない。今回の全国高段者大会は稽古を積むことが出来ておらず、正直焦るだろうなっと思っていた。しかし試合運びとなるとキレは無いもののそれなりに身体は動き、全国高段者大会では初の『勝ち』名乗りをいただけました。
●●●動画●●●【平成30年度全国柔道高段者大会、5段の部】https://www.youtube.com/watch?v=FDrPaNxaQXg
「先輩、おめでとうございます」DVD背負投57『内村直也』先生が宮本功三先生と一緒にセコンドから試合運びのアドバイスに付いてくれており、勝ちを喜んでくれたのだ。
『先輩!一杯地下(イタリア料理)でやりましょう‼️』と柔道衣姿で仲間達がゾロゾロと階段を降りていく。
みんなの試合も終わり、全員で『乾杯‼️』始まったら、止まらない。あちらの席もこちらの席でも柔道談義。柔道衣姿で生ビール。それも講道館にて、である。なかなかない光景だ。
ただ飲むならもっとガッツリ飲みたい。だから2杯まで、と決め講道館でシャワーを浴びて中央林間『圭助』で本チャンな飲み会となったのだ。
今年挑んだ『全国柔道高段者大会』正直稽古も試合前に出来ておらず、また怪我している部位もいくつかあった。
それでもどうにか勝つ事が出来、それはきっと今まで『炎の乱取り祭り』時や様々な場所で稽古に付き合ってくれた仲間達が居たからだろうと強く思っている。
勝つ事だけが正しいのではないが、やはり全国での高段者大会勝利は格別で嬉しいものだと実感しながら仲間達との時間を大切にしたのであったのだろう。
六段昇段に必要な点数は、5年で得る事が出来ました。これからの時間は今以上に柔道へ貢献し、少しでも少年柔道や地域柔道に役立てられれば、と思っております。まだまだ「学ぶ事」をやめません。生涯修行で頑張ります。