【公立中学校柔道外部指導員】今年も体育での柔道授業、いってきました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

【公立中学校柔道外部指導員】今年も体育での柔道授業、いってきました。


9月中旬から今年の座間市内某公立中学校の体育授業で「柔道科目」の指導員として1項目から4項目までの午前中で柔道指導を行なって来ました。

途中、3日間は中間試験があり授業はなかったのですが、その他の平日は柔道を指導させてもらい、たくさんの経験と指導の勉強を小生がさせていただけました。

道場や中学部活、高校部活と言えば、すすんで柔道を学びに来ている環境であり、少し指導することで皆耳を傾ける動きをする。しかし、公立中学の体育授業での「柔道」。これは興味がない子は本当に苦痛な45分だろう、と思う。

もし小生が彼ら中学生の立場ならそれこそつまらないと感じてしまう場面も指導方法によってはあるだろう、と思う。

今年で6年目となった公立中学の指導。そろそろおおよそも分かり出して来た。

興味のない生徒を中心に盛り上げる様な雰囲気作りと、そしてテスト内容を知っている手前、その部分の補教も忘れない様にしての1ヶ月であった。

1年生は柔道衣の着方、帯がうまく結べない…。脱いだ柔道衣のたたみ方も実技試験に1年生はなっている。

試験中「礼法」はとくに厳しかった。体育顧問が強く言う分、小生はニコニコと優しい講師に努めたが。

中間試験を境に、1年生は受け身、寝技とどんどん覚える事が出てくる。それに合わせてひと学年4クラスの男女で指導し、2年生3年生は男女別で教科進行内容がそれぞれ違うので、手探りしながら進行を続けた。

支援級の生徒さんも含まれており、補佐の教員が付いてくれたとは言え、ひとりで全てを任されたことの責任感は本当に大きい。

「この生徒君ら人生記憶の1ページで中学校体育授業柔道は小生が教えた事が基準」となるのだ。

「えっ、中学の時に体育で柔道しましたよっ」そんな言葉を社会人になってから何度耳にして来たか。
「柔道って、受け身が痛いし、熱いしいやだったっす」

そんな言葉も聞いた事があるが、この生徒君らがそんな記憶を残して欲しくはないし、もう必死で全員に近い勢いで毎時間声をかけ、兎に角授業に飽きさせない様に視線をコチラに向かせ、元気よく笑顔がたえなく、安全な柔道授業の時間を過ごす事が出来ました。

ちょうど良いタイミングで神奈川県柔道連盟主催の「秋季柔道指導者講習会」が県立武道館で行なわれ、その時に木村昌彦先生が講師で来て下さり、受け身の指導実技が講習内容だったので本当にナイスなタイミングで再確認する事が出来た。

1年生の柔道実技試験のメインは「受け身」。寝技の固めも絡んでは来ますが、それでも【受け身】の重要さは当然中学体育柔道でも確実に指導しなくてはならず、受け身をマスターしてくれることで来年度(2年生)に再び生徒諸君と学校で会った時が楽しみであり、更なる進歩が出来る様な授業を作りたい。

嬉しかったのは、2年生の生徒が「受け身完璧になったから、打込み教えて下さい」「平松先生、柔道しようよ」そう言ってくれた事。

3年生からは「先生と今年でもう会えないのが寂しいです」と女子生徒数人からお世辞でも言われた事は嬉しかった。
   ↑↑↑
 【これ、マジです(笑)】

スタートから実技試験、そして飛躍した柔道練習が出来、だれひとりとして「つまらない」と授業放棄する生徒も居なかったのが自身へのメダルにしたい。

小生、教職を大学時に受講して卒業間際に色々あり、取得出来なかったツラさがある。でもこうした地域公立中学校へ柔道指導員として少しでも柔道に携わる事が出来、今の環境と受け入れを毎年して下さっている某中学校と生徒との出会い、ご縁に感謝です。

今年のコマ数は全て終了。
やり残した事?少しある。それは、小生の「柔道ノート」にしっかりと記載しておくことにしたい。

スポンサーリンク
patagonia
パタゴニア
patagonia
パタゴニア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

keitanhiramatsu