【座間のたけのこ奮闘記】全てが初体験なんだけどね。炊きました。
筍の季節になったなぁ、とスーパーへ買い物に出かけた際、山となって盛られていた筍を見て季節を感じた頃であった。
【いいぶさ日記】内にて“クッキング親父”に扮し自己無理矢理我流料理を乱発し、たくさんの方にほんと不快な思いをさせて反省しているが、そんな私へも後光が差したのだ。
『裏山で出た筍。食べて下さいよ』とGoldicで店番していた私に、常連客さんであるトラック乗りのオッちゃん(愛情込めた呼び名で、大切なお客様なのですが、本人からの呼名希望)から農協で使うような厚手ビニール袋大満載の筍をいただきました。
『これで、何か作って下さいよ、タケノコ。ブログ読んでますよっ』と言われたのだ。ただし筍調理、いや下準備から当然初めてな私を困らせるかの如く、挑発さえも思えてしまう程の含笑いに俄然ヤル気満載。
学生時代、京都3月は師匠のお店は筍の山であり、毎日毎日、店先にある巨大な釜で筍を炊いていたのをみていた。
今になり、あの当時ラインシステムやリールのチューニングメンテを見る(学ぶ)以上にもっと筍の炊き方、前処理を見ておけば良かった、と後悔…。これはぬか漬け作戦にも気持ちが相似しますが(笑)
知識は無いが、文明の利器を使う。iPhoneで早速検索。皮剥き?皮剥がし?を学んでから次に米糠で灰汁抜き、一日寝かせてからの炊き込みご飯迄と我流自己思考(クックパッドはみたけどね)でひと通りソレっぽい動きをやって見せたのだ。
その処理から生まれた、筍の炊き込みご飯がこれだ!(笑)
これをフェイスブックに投稿したら永井誠一師匠から嬉しい暖かいメッセージをいただきました。
●永井誠一師匠からのコメント●
灰汁抜きは米のとぎ汁か糠少々に鷹の爪切って入れる→竹の子は縦割り半切りにしてから皮を剥く(包丁の背で薄皮を刮げると作業が楽)→剥いた筍を水から湯がく(吹きこぼれに注意で1時間位)→湯冷ましして半日ぐらい於くと下処理出来上がり→今の時期の筍はちりめんじゃこと合わせて煮ると良い酒のアテになります。
分からん事あったら聞いてね(笑)
こんな嬉しいメッセージをいただき、感激でニヤニヤ者の平松。
晩御飯は当然筍ご飯であり、本当は山椒の葉を載せて飾りたかったのですが、もちろんそんな気の利いたものはありません。
お茶碗にガッツリと筍ご飯を盛り、ガツガツと腹一杯に詰め込んだのでありました。
今年に入り、次男の中学校弁当を私が作成しており、翌日の弁当は当然「筍ご飯」。
次男、大満足のようで残さずに完食して帰ってきました。なかなか筍を灰汁抜きから出来ず、最初は困ってしまってのですが、それなりに事をこなし、出来上がってみると軟らかくて季節を感じる味が口いっぱいに広がった筍。
本当に嬉しいお裾分けでありました。春を感じた晩御飯となりましたよ。